2012/06/06(水) 00:14:19 [カルト対策]

銀行口座から数百万円を引き出す

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オウム高橋容疑者 数百万円引き出し逃走か
  1995年の地下鉄サリン事件の殺人容疑などで特別手配され、唯一逃亡を続けているオウム真理教元信者高橋克也容疑者(54)とみられる男が川崎市内の建設会社に勤務し、4日に川崎駅などの防犯カメラに写っていたことが5日、捜査関係者への取材で分かった。菊地直子容疑者(40)の逮捕後、出勤しておらず、銀行口座から数百万円を引き出していたことも判明。警視庁築地署捜査本部は逃亡を図ったとみて、周辺駅などの防犯カメラの映像解析を急ぐとともに、捜査員を集中的に動員し、発見に全力を挙げている。共同通信/日刊スポーツWeb)6月5日付記事より参照のため抜粋引用/写真は共同通信/日刊スポーツ同記事より資料として参照のため引用
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組織的な逃走支援の陰影
銀行口座から数百万円を引き出す

 表題は、菊地直子容疑者の逮捕(3日)後、「オウム真理教元信者高橋克也容疑者(54)とみられる男が川崎市内の建設会社に勤務し、4日に川崎駅などの防犯カメラに写っていたことが5日、捜査関係者への取材で分かった」と報じる速報(共同通信)である。「菊地直子容疑者」についても同様だが、何故、“報道”では「オウム真理教元信者」としているのか。何故、十七年もの長きに渡って逃走を続けて来たのか、どうやって逃走を続けて来れたのか。その真相を解明する上で、果たして、今、「元」を付けるべきなのか、否かは最も重要なキ―ポイントであるはず。

 表題の速報は、菊地容疑者の逮捕後、高橋克也容疑者が「銀行口座から数百万円を引き出していたことも判明」と伝えている。事実とすれば、逃走資金であろうことは洞察に難くない。絵に描いたかのような、逃走を援ける組織支援の陰影が見え隠れして来る。
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「あなたが容疑者の立場だったら?」

 果たして、「あなたがニュースで報じられている容疑者の立場であったとしたら、ここまで長きにわたって逃走を続けるか」と。数年前に、カルトから脱退した元信者氏に電話インタビューしてみたので併せて報告したい。

筆 者: オウム真理教の“元”信者(指名手配犯)の一人が逮捕され、相方だったとされるもう一人が逃走を始めた様子がニュースで報じられている。カルト信者のご経験をお持ちのあなたに、心理的な事柄についていくつかお伺いしたいのだが。 

元信者: 元カルトいっても、オウムではないけれど。何でもどうぞ。

筆 者: 端的にお伺いしたいのだが、たとえば、あなたがニュースで報じられている容疑者の立場であったとしたら、ここまで長きにわたって逃走を続けるだろうか?

元信者: 一概には言えないと思うが。心理的に、私が脱退して時のように、元(もと)居た教団に完全に決別する気持があれば、その時、たとえ重罪を背負った身であってもとっくに自首していると思う。

筆 者: つまり、カルト教団からの脱退は、それなりに人生の再出発という意識が有るのか?

元信者: そうそう、私の場合はまったくその通りだった。脱退して真人間に立ち還ろうと思ったら、何時までも自分の忌わしい過去を引きずるような生き方はしない。たとえば、原島嵩(創価学会元教学部長)さんや福島源次郎(創価学会元副会長)さんたちだって、創価学会を出た後は、慙愧の念から「池田大作(名誉会長)の下でこれこれこういう間違いをして来ました、みなさんに申し訳ない」と洗いざらい話して再出発していた。殺人に関与したとはいえ、“元信者”の立場で十七年間も逃走するなんて考えられない。まったく変だ、オウムの指名手配犯の連中は。
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むしろ、「隠れ信者」の心理に近い

筆 者: なるほど、どの辺が変だと思うか?

元信者: たとえ仮名偽装して逃げ回っても、当人たちの精神・経済的な負荷にはもの凄いものがあるでしょう。手助けでも無ければ半年だって無理だと思う。二人で逃げてもそれは変わらないと思う。もっと経済的に大変かもしれないし。

筆 者: ということは、教団とのつながりがあっての、それを物心両面での“支え”として逃げた可能性が有ると。

元信者: そうそう、そうでもなければ考えられないことだ。毒ガスを作ったり、撒いたりするという、そこまではしなかったけれども、滅茶苦茶なF取り(選挙票)や人間関係を無視した折伏(布教)で、自分の家庭はもちろんのこと。他人(ひと)の家庭の安寧をさんざん壊して来たから。図々しく踏み込んでね。何百世帯、何千世帯を標的にそんなことを長い間やって来たから、毒ガスにも負けないほどの罪の深さを感じた。

筆 者: 報道されている菊地容疑者の“供述”をどう思われるか?

元信者: たとえば、高橋(克也)容疑者とは別れてから会っていない(報道要旨)と云っている。もう一人の同棲相手の方は(その後も)高橋容疑者に会っていると証言しているようだ。だが、辻褄が合わない。男女の心理として、本当に別れたのなら、少しでも遠く離れた所に住みたいと思うのが人情ではないか。それが川崎市と相模原市では「目と鼻の先」。変だと思う、やっぱり。菊地容疑者は嘘をついていると思う。

筆 者: なるほど。逆を謂えば、何らかの共通した目的なり、共有するものが有るからこそ「目と鼻の先」に住んでいた。別れた、新しい同棲相手と住んでいたというのも、見せたくない目的のための偽装とでも?

元信者: 私にはそこまでは思いつかないけれども、その可能性は有るかも。気持が悪いですよ。平田信容疑者(現被告)が自首して逮捕された時も、ある警察官が、平田に会って上九一色村のサティアンに捜査に入ったあの時と同じオウムの臭いがして、ああ、平田も本当は未だオウムを止めていないんだなと語ったという。文春か何かに出ていたのを憶えている。単なる“元信者”や“逃走犯”というより、池田先生のために、総体革命のため、広宣流布の暁にはと。いろいろな分野にじっと潜んでいる隠れ信者にむしろ似た心理だと思う。

筆 者: 気がつなかった点だ。貴重なお話に感謝申し上げる。今度は、創価学会の隠れ信者の確認にご協力いただきたい。
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【筆者記】

 なるほど、元カルト信者氏の、脱退者の心理ならこうだ、隠れ信者の心理ならこうだ、との解説は新たな参考になった。オウム“元”信者の容疑者らにとっては、長期間にわたる単なる“逃走”というよりは、背景に組織的なつながりを持った「潜伏」と指摘した方が、より真相に近いのかも知れない。逃走中の容疑者が早期に逮捕されることを願って止まない。カルトが生息できない次世代の日本を。
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日本は毅然とあれ!

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路傍にて(筆者)
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