転嫁御免「菅直人前首相」拝考
2012/05/28(月) 17:45:00 [闇政治/闇法案]
責任逃れの政治病理
責任を他へ転嫁して逃げる政治病理
「国の責任者としてお詫びする」「原発事故止められず」と陳謝
菅直人前首相は28日午後、国会内で東京電力福島原発事故調査委員会(国会事故調)による公開での参考人聴取に応じ、「原発事故は、国策として続けられてきた原発によって引き起こされたもので、最大の責任は国にある。事故当時の国の責任者として、事故をとめられなかったことをお詫びする」と述べた。産経新聞(Web)5月28日付記事より資料として参照のため引用
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「第四列目の男」の“面目躍如”
注目の「参考人聴取」(28日,国会内で東京電力福島原発事故調査委員会)だったが、菅直人前首相なら「そう逃げる」だろう。読者の多くがこう見抜かれていたに違いない。いみじくも、当時、国家の首長たる「前首相」の立場にありながら、今般も「第四列の男」と呼ばれて尽きないメンタリティの“面目躍如”となった。表題は、そう拝察せざるを得ない聴取の様子を伝える記事である。
「第四列の男」とは、菅直人氏が、「逃げ足の菅ちゃん」と公安関係者から注視されていた学生運動家時代の別称。デモ隊の四列目にいれば、機動隊と衝突しても捕まる可能性が低い。そのため、デモ主導者でありながら、“被害”がおよばない「四列目」にしか並ばなかった。そのように身に一切のリスクを負わずに、口先だけで“適当に”誤魔化す。問われる責任の核心を他へ転嫁して恥じない。そうした醜いまでの菅氏のメンタリティを射抜いた謂れといえる。
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逃げる「第四列の男」を、このまま放置するのか
そのメンタリティは、国会議員と謂う「公人」の立場になっても、さらに、首相と謂う「公人」の最たる立場にまでなっていた震災発生当時もまた同じであった。「国の責任者としてお詫びする」とする信条は本当なのか。「国の責任者」としての自覚が菅氏(当時の首相)に有れば、国家非常事態宣言を発して当然の大災害であったはずだが。肝心要の同宣言をなさず、被害が見る見るうちに拡大する眼前の大震災に対して、通常法による国家対処しか許さなかった。それがどれほどの二次、三次の被害を生みだし、三次被害を広げる結果になったか。「人災」とは正にこのことを謂うのではないか。
「原発を事故止められなかった」責任を、首相(当時)として汝がおよぼした人災の一環ではなく、「原発事故は、国策として続けられてきた原発によって引き起こされたもので、最大の責任は国にある」(表題)と転嫁する。地震のせいだ、それまでの原発政策のせいだと。「第四列目」さながらに逃げる。それ自体、「国の責任者としてお詫びする」とした言質と甚(はなは)だ矛盾しているではないか。明らかに、嘘をついて逃げる「第四列の男」さながらのメンタリティであり、それを何時までも放置するのかと。政治に問いたい。
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一生に一度くらいは
転嫁“御免”に逃げおおせる以前に、一生に一度くらいは人として「我に帰り」、震災直後の一週間もの間、「国の責任者」でありながら己が姿を消した。外国人献金のもみ消しに奔走した。その事由を国民に対して説明すべきである。
事の重大性から拝考すれば、それも事故調査委員会の類での「聴取」はなく、嘘をつけば「偽証罪」を問われる国会証人喚問の場で説明すべきである。それが、当人がたとえ望まないケースであっても、「公」の立場においていずこの場に出てしても真実を尽す。それが「公」の義務であることを忘れてはならない。
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【筆者記】
今なお、菅直人氏に対し、未だに“弱者の味方”とのイメージを抱かれている方が少なくないと伺っている。果たして、本当に、菅氏が“弱者の味方”なのか、どうか。あらためて指摘させていただきたいが、菅氏は弱者の味方では有り得ない。社会的に弱い立場にある人々をむしろ己の集票看板に利用し、言巧みに世渡りを重ねて来たに他ならない。すなわち、弱者を盾に利用して来たに過ぎない虚構政治家であり、しかも、その虚構の裏側で国民に知られざる闇間で活動して来た、南北朝鮮とのつながりが深い国内調達の対日政治工作員、ひいては、人災テロリストともみなして差し支えない。
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日本は毅然とあれ!
路傍にて(筆者)
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