2012/04/24(火) 07:23:22 [落書き帳]

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慣れた「環境」の方がむしろ奇跡的

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米、季節外れの積雪 北東部で40センチ以上も
 【ニューヨーク共同】米北東部の内陸一帯は22日夜から23日にかけ、風や雪を伴う悪天候に見舞われた。一部地域で40センチ余りの積雪が予想され、交通への影響も懸念されている。CNNテレビなどが報じた。気象当局によると、4月末にこの地域でこれだけの降雪があるのは極めて珍しいという。JP 47News (Web) 4月24日付記事より参照のため抜粋引用/写真はJP 47News同記事より資料として参照のため引用
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慣れて来た「環境」の方がむしろ奇跡的

 表題は、米北東内陸部のニュージャージー州、ペンシルバニア州などの一帯に、季節外れの大雪が降っている。「一部地域で40センチ余りの積雪が予想され、交通への影響も懸念されている」と伝える記事である。瑣末な身にとっては第二次学生時代を過した懐かしい地でもあり、思う処あってクリップさせていただきたい。

 一般に、異常気象ともとれる季節外れの大雪や嵐、炎熱などが世界各地で観測されている。その様子が頻繁化しているかのように映るが、海上や地上、および衛星からの測定精度の向上と情報網の技術的な進展による処が大きい。いわば、異常気象が多発化しているかの体感は、以前より高精度な「情報」が多くなったゆえと謂える側面が有る。それゆえ、“今度”は「2012」に象徴されるかの「終末論」やカルトの「地球滅亡論」の類へと、事象を直ちに結びつける筋道には無いと。筆者はこう観察している。

 決して楽観論ではなく、より「地球の自然」と遡及し得る延々たる過去をたどってみれば、地上の大半に「程良い環境」、「快適な気候」を醸し出す期間は変動、また変動のごく狭間でのことであり、その時系列的な視座から観れば、我々が慣れているかの環境の方がむしろ奇跡的とも謂えるからである。

 また、そうした視座から我々を取り巻く現気候を客観的に観れば、むしろ感謝すら覚える一人である。
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八月にヒョウが降った

 第二次学生時代、八月の週末に牧場で馬と遊んでいた時に、それまで晴れていた空に唐突にも雲が張り込め、ピンポン玉大のヒョウが降り始めたことがあった。咄嗟に、仲良しの馬が「僕の背中に早く乗ってくれ」と筆者を振り返り、馬の背中にしがみつくように、人馬共に馬舎まで疾走して大きな難を逃れたことがあった。途中、二、三個のヒョウが背中に命中。しびれるような痛みだった。身体が大きな馬にもヒョウが数多く当たり始めている様子が判ったが、驚いて走りを止めるような素振りもことなく、構わずに必死で駆けてくれたのである。在るべき危機管理の一端を馬から教わった思いがした。

 その後、辺り一面が白くなるほどヒョウが降った。木陰も無い平原の、一キロほどの距離を人力で走って帰って来たとしても、その間、身体中にヒョウを受けて怪我をしていただろう。おそらく、馬はヒョウの降りが激しくなることを本能的に知っていて、青年を背中に乗せてくれたに違いなかった。思い起こす度に感謝している。
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■ 主な関連記事:

大粒の涙を流した馬 2011/09/11 
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【筆者記】

 最近、時には乗馬をと。近隣の知人が乗馬クラブを薦めてくれた。

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乗馬クラブの看板(綾瀬市)
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  乗馬がそもそもの願望ではなく、思いは余裕あらばの馬術にある。馬術の修練は馬と共に生活し、苦楽を分かち合い、人と馬との垣根を越えた信頼関係を築くことから始まる。現下、その余裕は到底ない。しかし、もしも、シニア世代まで元気でいることが出来れば、郷里でその機会が有ることを密かに願うのみである。本年のロンドン五輪(英国)の馬術に出場する法華津寛選手は実に七十一歳。拙き身にとっては「雲の上の」「そのまた上の世代」の選手が堂々の五輪出場。日本人の底力を内外に示す素晴らしい快挙であり、朗報であり、新たな心の励みになった。
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日本は毅然とあれ!

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野に咲く花のように(筆者)
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