2012/01/22(日) 12:37:00 [明るいニュース]

 



ニュースレビュー
米政府、日本にハナミズキ寄贈へ

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日本にハナミズキ寄贈へ=桜100周年で、被災地にも-米政府
 【ワシントン時事】キャンベル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は19日、ワシントン市内での講演で、日本の桜が米国に寄贈されてから今年で100周年に当たるのを記念し、米政府がバージニア州産のハナミズキ3000本を日本に贈ることを明らかにした。一部を東日本大震災の犠牲者を追悼する公園に贈ることも検討しているという。時事通信
Web) 1月20日付記事より資料として参照のため引用/写真は「米政府、日本にハナミズキ寄贈へ」と報じる時事通信Web) 1月20日付写真報道より資料として参照のため引用
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日本からの桜寄贈百年の記念に

 表題は、米国務次官補のキャンベル氏が、「日本の桜が米国に寄贈されてから今年で100周年に当たるのを記念し、米政府がバージニア州産のハナミズキ3000本を日本に贈ることを明らかにした」と。続けて、「一部を東日本大震災の犠牲者を追悼する公園に贈ることも検討している」、と講演(ワシントン市内)の中で述べられたと報ずる記事である。

 百年前の、日本からの桜寄贈については、ご存知の読者も少なくないことかと拝察する。表題にも、「米国の首都ワシントンには1912年、東京市(当時)から日米親善を目的に桜3000本が寄贈され、ポトマック河畔に植樹された」として、「毎年春の開花時期には、世界中から100万人を超える観光客が花見に訪れている」と報じている通り、今日では、日本寄贈の桜は、米国の首都・ワシントンDCを形容する代名詞の一つとなっている。

 瑣末な身の話で恐縮ながら、かつてペンシルバニア州の牧場に下宿し、第二次学生時代を送っていた時期も、年々、桜花開く時節の週末ともなれば、片道四、五時間の道のりだったが、そのワシントンDCまで夢中で中古のマイカーを飛ばした思い出がある。日本からの贈り物として丁重に手入れされて来た木々に映える桜花、また桜花の図は実に壮観で麗しく、遠く離れた郷里の春をも彷彿させるものであった。

 当時の写真(フィルム)を実家の書庫に保管しているので、いずれ機会に応じてそれらの中から一枚、一枚を掲載させていただくことが出来ればと思う。

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時事通信
Web) 1月20日付記事より
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ハナミズキ咲く道で

 表題に報じられるハナミズキは、どこぞの国のようなレンタルではなく寄贈である。寄贈されるハナミズキは「バージニア州の州花」とあるが、桜花の時候を過ぎ、春うららの頃に枝々に咲く花として、バージニアのみならず、米国東部の各州でこの花は親しまれている。冬の寒さがひとしおのペンシルバニア州や隣のニュージャージー州、ニューヨーク州もまたそれの例外ではなかろう。

 その時期のある金曜日に、通信工学の権威であった博士一家から夕食への招待にあずかり、翌朝、ご家族と散歩した道々の周域は、まさにハナミズキが香るように咲き尽くしていた。桜ほどの美しさはないがと。案内してくれた道、また道がハナミズキに囲まれたトンネルであるかの美観を呈していたのである。このアーリア系の博士との出会いは、学費を稼ぐために時間勤務していた研究所でのこと。同博士の光ファイバ通信に関する小講義に参加した折、搬送波に用いるコーディングのごく一部に不整合性が観られる点について、戸を開けて入って来た猫のように淡々と指摘申し上げたことにはじまる。さすがの、米国人の教え子らも気づかなったことだが。

 たとえば、ブラックアンガス(ステーキ店)に夕方の予約を入れたつもりが、数学的に不整合なコーディングを用いることによって、システムが、万一にも、ロシアに向けてのミサイル発射命令と勘違いするようなことがあったらどうするのかと。このような揶揄を交えた指摘であったと記憶している。その場がどっと湧いた。

 相手が誰であろうとも、忌憚なく何でも指摘する。議論には遠慮なく応じる。率直に偽りなく発する指摘の一つ一つが的を射ている。このスタンスに、やはり日本から来た人物は違う、との信頼を得ていたのかもしれない。そうこうして、真剣な研鑽の中に月日が過ぎるうちに、有為な人材ゆえ、米国の国籍を取得して永住してはどうか、私たち一家はその法的な家族となっても良いと話し合って決めた、との提案をいただいた。そのための、上記の夕食への招待だったことが後に判ったが。
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武士道の国の末裔として

 そう声がけをいただくだけでも身の光栄とは存じながらも、丁重にお断りし、当然のことながら、やがては帰郷し、先祖代々の国土を守り支える一人となる心得こそが、清貧ながらも研鑽を重ねる身を支えていることをお伝えした次第である。ご一家は感銘され、誰となく涙を流された。その後も「個」と「個」の交流は続いているが、その後、リタイヤされ夫人とともにハワイ島へ移り住まわれている。

 以上は、ハナミズキの報に、ふと想起した身の思い出の一端である。契約や約款で物事を取り交わすことができ、相互尊重の上で是否の議論を論理的、且つ堂々と尽くせる相手。それが欧米である。さまざまな功罪あれども、結果、安全保障と謂うかけがえの無い、代償によって、国軍を持たぬ唯一の国が戦後に守られ来たのも厳然たる事実ではないのか。一応は、戦勝国の立場に在る国家が、犠牲を賭してまでも戦敗国の防衛に資して来た現実がある。

 その背景には、国守らんと命を捧げられた無数の先人の恩功があり、米国、ひいては西欧諸国の大部分が、見えざる日本への敬意を底に安全保障と友好に資して来たのもそのためで、先人の恩恵はなおも国守るに資して来たのである。早期の課題は、衰退を余儀なくされている米国の安全保障に甘んじ、当然のごとくに依存し続けるのではなく、安全保障が存在している間に、主権国の一員として、独自の防衛と憲法、そして国家に相応しい教育体系の確立にある。
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「亜」の走狗は保守に非ず

 日本にそうなられては困る。一人前になられては困るとでも言いたげに、どこぞの自治区拡大を謀る覇権国家が隷属国の権益をも以って一部の“経済人”“政治家”“識者”らを篭絡し、米国に「さよなら」を言わせている。「亜」ズブズブのメンタリティではないか。

 たとえば、賭博権益に翻弄され、反米イズムを蔓延させようとするかの一人の漫画家の実態を拝察すれば、ものの見事にその構図が観えて来る。徒輩らはそもそもが保守に非ずと。かく如く指摘することは、暗処で「亜」の工作員らが吹聴するかの“保守割れ”ではそもそもが有り得ない。むしろ、一部で観られる保守混乱の核心の一端であり、朝鮮人、ひいては「亜」と同じ視点で、否、同化したメンタリズムをもとに安全保障の崩壊を意図する走狗、ひいては対日工作員へと成り下がっているものと峻別し、真の発展のために、走狗や工作員を粛々と交通整理しておく必要がある。

 必要有らば、対外書簡活動が一旦終息する折には、正面からそれらの走狗との公開討論に臨んでも良い。名指しをさせていただきたいところだが、武士の情けによってあえて控えるが、間違っても、先年のように、“保守”を自称する立場の者が、「博士の独り言」消去の依頼を出すような卑怯な真似は断じてなすべきではない。
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▼ 最近の小稿(7稿)

菅政権「なかったことに」拝考 (01/21)
創価「全面広告」か (01/21)
国思う「反駁活動」続行中につき (01/21)
「国思う新聞」あらためての第1号につき (01/20)
敷島の家族を思う心 (01/20)
おしらせ (01/19)
「人権侵害救済法案」対策勉強会 (01/19)
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【筆者記】

 先年の勉強会で、「親米の博士にお尋ねします」と来る人がおられた。私が何時、この身を親米と申し述べましたかと。こう尋ねると下を俯いてしまわれた。また、「安全保障とはいえ、人種差別の国家(米国)との関係は絶つべきではないか(要旨)」とのご質問を有った。では、中国共産党政府と安全保障を結べと仰るのかと問い、さらに、同国の人種差別を凌駕するかの実情を問うたところ、この方も下を俯かれてしまわれた。いずれにも感情が先に立つかの、大人としての次世代への責任あるスタンスが筆者には拝察し得なかった。

 選択肢の余地無き状況下で、たとえば、日本が三分割された方が良かったのか、どうか。淡々と議論する立場を“アメリカの犬”と決めつけて非難して来られた方々もおられたが。米国、ひいては西側諸国の政治家、識者なりと原語で真摯に議論して、結果、そう判断されておられるのですね、とお尋ねすれば、また下を俯いてしまわれた。敷島の次世代のため、総力一致して独自の防衛と憲法、そして国家に相応しい教育体系の確立に努めるべきである。 以上、メモにて。
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 読者のみなさまにはお忙しい中、ご訪問をいただき感謝します。新たな記事をアップさせていただけたことを有難く思います。 一日一日を大切に、みなさまと共に考え、真実を共有できればと願っています。事実を指摘する批判は「悪口」ではなく、真実を掘り出し、その共有のために不可欠です。また、真実の共有はすべての第一歩です。正論は真実から生まれ、良識の声は必ず力になる。応援くださるみなさまに心より感謝します。
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日本は毅然とあれ!        

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敷島の桜花 (筆者)
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