中井氏「北朝鮮と協議」考博士の独り言 II

中井氏「北朝鮮と協議」考

2012/01/11(水) 07:18:11 [ドットCOM殿式]

拉致被害者を数名帰国させ
政権浮揚を謀るためか

中井氏が10日も北朝鮮と協議首相が事前に了
　【読者】　民主党の政権浮揚のため、拉致被害者を数名帰国させるのか／写真は「中井氏が10日も北朝鮮と協議　首相が事前に了承」と報じる産経新聞（Web）1月10付記事より資料として参照のため引用
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読者より頂戴したメッセージ

【読者】　私はこの騒動で民主党の政権浮揚のため、拉致被害者を数名帰国させるのではないかと思っています。尊師の空中浮揚に隠れるかのごとく様々な朝鮮とのやり取りがあると思います。拉致被害者を北朝鮮が帰国させた場合、選挙での民主党支持率はかなり上がるものと思われます。

　今度の選挙で新たな政党が作られ票が割れたり、タレント利用の「AKB48総選挙」の影響で若者が候補者を容姿だけで選んでしまうのではないか。自民党が勝ちにくい環境が増え、自民党の最期になってしまわないか心配です。　（以上、読者より頂戴したメッセージより）
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北朝鮮と協議を「首相が事前に了承」

【博士の独り言より】　読者から頂戴する投稿につき、秀逸なるご指摘や問いかけ、貴重な情報については、あるいは、全文を紹介させていただく方が、みなさまにお読みいただきやすいものと考え、ドットCOM殿の手法を小ブログも一部見習わせていただき、新たに「ドットCOM殿式」のカテゴリーを設け、小ブログに紹介させていただくこととしました。読み難い点が有りましたら、アドバイスをお願いします。

　なお、表題に関しての貴重なご指摘に感謝します。先稿で、中井洽（ひろし）氏（元拉致問題担当相）の訪中（北朝鮮高官との接触）少し触れました。菅直人前首相の時からその動きがあったことは読者のみなさまもご存知のことかと思います。しかし、その動きは、菅氏の露わなパフォーマンスの数々と同様、拉致被害者救出そのれ自体を目的とするよりは、幾人かの被害者を帰国させることで政権浮揚を謀ろうかとするところにそもそもの意図がある。その点にも昨夏言及させていただいたことがありました。

産経新聞（Web）1月10付記事より（つづき）
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真の被害者救出を願い

　状況からすれば、本年、解散総選挙となる可能性が高じており、言葉悪くて恐縮ですが、もしも、上述のパフォーマンスに“成果”が出れば、支持率低下が顕著な与党にとっては、それが、それこそメディアを大々的に利用しての「起死回生の浮揚策」になるであろうことは推察に難くありません。

　確かに、拉致被害者救出のためには、いかなる政治手法も辞さじとするスタンスは有っても不思議ではない。ただし、それが真の意味での被害者救出と主権国としての意志表示になれば、の話です。先年、青山繁晴氏が指摘されていた通りの、北朝鮮への莫大な資金提供による一部の被害者奪還を、まして、それを政権浮揚の目的から現政権が考えているとすれば、ごく冷静に考えても、結果、北朝鮮の体制維持を支えてしまい、且つ全員救出と今後の拉致事件防止にはつながり難い。

　そもそも日本は被害国であり、無条件で拉致被害者を奪還すべき立場にあります。そのために、たとえば、先稿で問いかけをさせていただいた通り、政府主導の調査団を結成して北朝鮮に乗り込むなど。主権国に有って然るべき道筋を先ず踏むべきかと。日本国民の一人として、その前提こそが、先ず「いかなる政治手法」以前に有るべきではないか。こう淡々と拝考する次第です。以上は、報道ではなかなか指摘されない視点かもしれませんが、拉致被害者の救出を願う良識の間で、その問いかけをいよいよ高めて然るべき事柄ではないかと考えます。国民が信頼し得る首相が誕生した折には、そう綴った識者意見書を呈したく考えています。（以上、博士の独り言より）
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■ 主な関連記事：

・「金正日死去」考　2011/12/19　
・韓国籍「朝鮮総連5万人」考　2011/10/18　
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▼ 最近のメモ（7稿）：

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・大河ドラマ「捏造史観浸透の具」考 (01/09)
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日本は毅然とあれ！