2011/12/13(火) 10:07:48 [明るいニュース]

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日本の基礎研究の成果相次ぐ

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H2Aロケット打ち上げ成功 情報収集衛星を搭載
   三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は12日午前10時21分、政府の情報収集衛星「レーダー3号機」を載せた主力ロケット「H2A」20号機を種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げた。衛星はロケットから分離されて予定の軌道に入り、打ち上げは成功した。H2Aの打ち上げは9月以来で、成功は14回連続。成功率は前回から0.3ポイント上昇して95%(20機中19機)になった。国際的に高い信頼性の目安とされる「20回の打ち上げで95%」に到達、衛星打ち上げビジネスに弾みがつきそうだ。日本経済新聞 (Web) 12月12日付記事より参照のため抜粋引用/写真は日本経済新聞同記事より資料として参照のため引用
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日本の基礎研究の成果相次ぐ

 多くのみなさまには、フランスとスイスの国境に位置する巨大加速器での、実験結果から物質の質量への関連が推察されて来た未知の素粒子「ヒッグス粒子」発見の兆候について、欧州合同原子核研究機関(CERN)の2つの国際研究グループ(日米欧の研究者で構成されている「アトラス」と、欧米中心の「CMS」)により、日本時間13日深夜に実験の中間結果を発表とのことである。

 「ヒッグス粒子」存在。そのの兆候であってもここで確認し得れば、すでに半世紀前に、南部陽一郎博士(平成20年にノーベル物理学賞受賞)が呈された「自発的対称性の破れ」理論の実証的な傍証となり、素粒子物理学上の大発見への手がかりとなることは間違いない。いずれ確証にいたれば、本年の、反物質を実に1000秒間も存在せしめた日本の研究者グループの成果と併せて、上記の成果は素粒子物理学の分野に留まらず、素材、エネルギーなどの研究分野にも次世代への途への新たな端緒を拓くことになるであろう。
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世代を経ての積み重ね

 ポジティブな意味での人類の新たな可能性は、それまでの10年、20年、および半世紀、否、それ以前からの、世代を経ての地道な基礎研究の積み重ねの上にこそその扉が開かれる。東アジアの、ごく一部の国々に観られるかの寄生的、且つ安直な盗用やパクリ、便乗や政治的な恫喝、工作活動によってなされるものでは決してない。“大国”や“人類の起源”を自ら誇張しながらも、彼(か)の国々には理化学分野でのノーベル賞受賞者が皆無であり、基礎研究の粋を尽す国際的なプロジェクトほど嫌遠され、警戒される傾向にある。その現実がそれをつぶさに物語っている。

 先端技術の、粋要の一端を担われている海外の研究者諸氏からは、数年来の書簡活動の中で、たとえば、虚実こもごもに百の言葉を並べ立てる一部東アジアの国々の“研究者”より、実証的な意義を有する日本人の正直な一言を信じる(要旨)と。仲間として歓迎するとすれば日本人である(要旨)、との返信を少なからず頂戴している。背景には、たとえば、戦後の物資乏しい国状の最中(さなか)にありながらも、深夜も一個の白熱電球の下で黙々と紙に鉛筆で数式を記し。わら半紙に図を描いて客観的検証を重ねられ、相次いでノーベル賞を受賞された諸氏の研究にも象徴される、黙々としたこの日本の、幾多の先人の功績とその後に続く世代を経ての脈々たる積み重ねがあってこそのことと拝する次第である。

 表題の、これまで14回連続となったH2Aロケット打ち上げ成功についても、昨日今日の“政権”の成果では有り得ない。半世紀以上をも経ての糸川英夫氏をはじめ、大林辰蔵氏、佐貫亦男氏ら日本の宇宙ロケットの先達をはじめ、現在までの同分野を支える研究者、専門家の諸氏、ならびに、関連諸分野の俊英が総力を合わせてコツコツと積み重ねて来られた「日本の研究と技術の蓄積と尽力の結晶」と拝考する次第である。
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我々は常に日の丸を背負っている

 明るいニュースが相次ぐほどに、「我々は常に日の丸を背負っている。その自覚のもとに、恥じぬ研鑽と研究を尽すように」(要旨)との。先達の教え子にあたる諸先生の励ましの言葉と、研究グループの端っこで、何時水を飲み、何時トイレに行ったのか、それすらも憶えていないほど没頭させていただいた第一次学生時代(工学専攻)を想起する。

 本来、あらゆる分野、あらゆる職責や立場でも在って然るべき自覚かと思い、特に瑣末な身よりも若い層のみなさまに、今後も、淡々と教え継がせていただきたく思う一つである。
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■ 「博士の独り言」付記:

国思うメモについて 2011/11/10 
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■ 主な関連記事:

▼ 記事中に明るいニュースのリンクを満載:

スパコン「世界一維持」考 2011/11/04 
日本の「反物質研究」考 2011/06/06 
はやぶさ「カプセル」日本帰還 2010/06/17 
仕分け「うなぎ完全養殖成功」考 2010/04/12 
祝・H2B打ち上げ成功 2009/09/11 
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▼ 但し、盗賊国家の侵入には国守る注視を:

韓国「無償参加」一考 (重稿)2011/09/02 
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【筆者記】

 度々申し述べていることだが、日本人は「識(し)れ」ば事の次第が迅速である。日本人が心底目覚めれば、“史実、事実を識って自信を持ってもらっては、捏造脅しの“外交カード”が利かなくなるので困る”とするかの、ごく一部の国々による誇妄も直ちに雲散霧消(うんさんむしょう)せしむるに違いない。これは、ブログから日々新たに問いかけをさせていただく主旨でもある。メモにて。
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日本は毅然とあれ! 

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路傍にて(筆者)
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↓胸を張れ、先祖代々の日本人!
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