2015/05/26(火) 21:42:00 [国際時事(注意報)]

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即発の危機を内包しながらも

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米が主張撤回しなければ戦争も、中国国営紙が南シナ海問題で警告
  
  [北京 25日 ロイター] - 中国共産党系メディアは25日、同国と周辺国が領有権で対立している南シナ海問題に関し、米国が中国に人工島建設の停止を要求することをやめなければ、米国との「戦争は避けられない」とする論説を掲載した。人民日報傘下の環球時報は論説で、人工島建設作業を「最も重要な結論(bottom line)」と位置付け、中国は作業を完了させる決意である、と述べた。米国は、南シナ海での中国の動きを警戒し偵察機を派遣。中国は前週、これに「強い不満」を表明した。環球時報は、中国として米国と戦うことも考えて「注意深く準備」すべきと指摘。
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    「もし、中国が(建設)活動を停止すべきというのが米国の主張ならば、南シナ海での米中戦争は避けられない」とし「対立の程度は、世間一般で『摩擦』と評価されるよりも深刻になる」と述べた。中国国営メディアの論説は必ずしも政府の政策方針を示すものではないが、政府の意向を反映しているとみなされる場合もある。ロイター通信Web) 2015年5月25日付記事より「個」の日記の資料として参照
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▼ 平成27年5月26日の小稿として

お知らせと応援のお願い
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即発「米中戦争の危機」

 中国共産党政府による南シナ海での埋め立てによる人工島造出と、それに並行しての滑走路、ビルなどの軍事施設の建造に関し、米中両国がそれぞれに戦争も辞さじとするメッセージを発し始めた。その局面に際し、「米中開戦か?」との懸念の声も有るに伺っている。

 経済的な事情による仮所の回線廃線により、既来の「Yoshihiro Network」を通じての海外からの情報収集がし難くなっている。そうした片肺飛行ながらも状況について相応に気づくところを皆様に報告し、合わせての問いかけ、警鐘をなしておきたい。
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「平和焼け」を払拭し、人間本来の機能を回復する機会

 先ず指摘できることは、最新鋭兵器の様々を大量に有する大国間での有事即発、開戦の危機は可視・不可視を問わず、同じ地上に住する我々にとっては常に隣り合わせの「危機」であることだ。今般の米中双方のそれぞれの動きは、それが顕在化した一つであると観てよい。

 その「危機」と常に隣り合わせである現実を我々はあらためて知り、思考にもしも「平和焼け」が有れば払拭して行くべき視座が必要だ。そのスタンスが有ってこそ、むしろ平和の有り難さを体感でき、真の平和のために何が必要かを考え、努力するという種の保存保持を本能含む人間としての本来の機能を回復して行けるのである。
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即発の危機を内包しながらも

 三四半世紀前と比較すれば、近代装備においては、たとえば長距離弾道ミサイル、衛星技術などにより国間の距離感が飛躍的に縮まっているのが特徴だ。兵器の大量破壊力もその以前とは比較にならないほど高性能化し、有事即発時の双壊性は高い。それゆに、たとえば限定的な「核の使用」による“対処”をなしたとしても、それが「限定的」とは謂えないその次に予測し得るプロセスへと直結していることを、先進国の首脳、軍事関係者は知悉しているはずだ。

 表題は、中国共産党がそれをあらかじめ知悉しての、自前の広報メディア(環球時報)を通じてのブラフを伴ったプロービングと観てよい。直下の機関紙「人民網」を通じてではなく、その下位の「環球時報」を通じてのものであるだけに、同共産党政府の「本気度」は未だ最高レベルには達していないことを自ら示している、と観てよい。

 ゆえにそれで安心して良いという意味ではなく、南シナ海での軍事施設造設の進捗に合わせながら、且つ米国、他諸国の反応と状況を見ながら今後にエスカレートして行く性質のものである、とそう観れば今後を予測しやすくなる。
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国防総動員法発令と安保法整備への妨害

 知的レベルが極めて低い韓国(南朝鮮)らとは異なり、宗主国支那の言動には常に様々な狡猾さが包含されている。一つのブラフやフェイクで一石二鳥を狙って来るのもその一つであり、同国がよく用いる「指桑罵槐(しそうばかい)」( 桑を指して槐を罵る(くわをゆびさしてえんじゅをののしる))効果を兼ねての、今般のブラフと観ることもできる。

 いわば、対米国の有事は(=イコール)対日有事でもある、との都合よい自定義をもとにしての「国防総動員法」の発令の示唆でも有ると。その側面も有ることに良識は気づいてよい。然るに、この五月中旬に南シナ海での人民解放軍軍事施設の造設の進捗が衛星写真などをもとに国際報道された。その直後から中国共産党政府による、上記の類のブラフによる“反撃”が始まっていた。それに対応しての、公安調査庁による対テロ警戒警戒の呼びかけ(19日)であったと。そう認識して良い。

 暴発への刺激を回避する上から、その対象をあからさまには「在日支那国籍者による国防総動員法順守への動き」とはせずに、あくまでも「IS(イスラミックステート)」と置いているが、 前者をも視野に入れた警戒の呼びかけであろうことは、推察に難くない。

 同時に、日米の双務性の補完による抑止力強化を意図し、国会への提出となった安保法制への審理妨害をも視野に入れての上記のブラフと観てよい。侵略に邪魔な法整備をしてもらっては困る。傀儡的な代弁勢力にあれこれ反対させているが、難癖が下手くそである。それならばと。米中がもしも戦争になれば日本も即刻巻き込まれますよ、それで良いの?との、世論を日本に巻き起こす。その「指桑罵槐」の別効果を見込んでの上記のブラフと観ることもできる。先ずはメモにて。
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■ 主な関連稿

人民解放軍新基地「南シナ海に建設」考 2015/05/16
「中国は、横暴極まりない領土拡張を続けるのか」 2015/02/16 
尖閣北西「中国の軍事拠点」考 2014/12/23 
中国「埋め立て軍事基地を建設中」考 2014/05/16 
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中韓「民主党の時代は良かった」 2014/12/03 
習氏「中華民族には覇権の遺伝子ない」考 2014/07/15 
ベトナム船沈没「中越国境緊張高まる」考 2014/05/28 
三原順子議員「平和ボケ」を叱る 2014/05/19 
台湾の敵・創価学会 2012/03/19
中国共産党の侵略「上」 2012/05/29 
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事例付記 膨大な人命を奪って来た中国共産党 
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【筆者記】

 軍事航空機からのパワーレーザーによるミサイル迎撃技術については、あくまでも現時点では、短距離ミサイルの撃墜に限られている。中・長距離の弾道ミサイル、ひいての核弾頭を搭載した同種の兵器に対しては、無力・無意味であることを良識は確認しておく必要が有る。

 これはあくまでもの余談だが、後者を根本から無機能化させる具体的な技術の案出については、たとえば、量子物理学の視座からでさえも原理的に少なくとも百通り以上考えられ、数学的にも三十通り以上は即座に浮かぶ。通りすがりの猫のように、どうしたの? ミサイル飛ばせないの? 潜水艦も動かせないの? と。“大国”のネズミ共を無力化させる技術は、向こう百年といわず、努力次第では三十年有れば一つ一つ実現して行けるはずだ。日本が先駆けて基礎研究を進めるのも一考かと思うのだが。
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国体の護持と弥栄を!     

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敷島の路傍の紫陽花 (壁紙)(平成27年)義広撮影 敷島について

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文末挨拶 付記
武士は花を愛でる 付記

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敷島の和色465色と四季の繊細 付記
俳句、和歌は敷島の文化 付記

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