2015/05/20(水) 01:33:00 [メディア報道の闇]

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人口6000万人台の規模で
「持続可能な日本を目指すべきだ」と

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田中康夫氏「人口政府予測は非現実的」「移民20万人で国柄変わる」
 田中康夫元長野県知事=写真=は、いぜん国を憂えて警鐘を鳴らしている。14日、経済人を前に講演した。以上、冒頭より。夕刊フジ 平成27年5月19日号 購入紙面(4面)より「個」の日記の資料として参照

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▼ 平成27年5月18日-24日、他の小稿として

『第五稿』 ドラッグストア「朝鮮つながり」考
【第四稿】 八百長大国「韓国の黄昏」
【第三稿】
韓国「キムチ貿易赤字」と
【第二稿】 冷凍食品は大丈夫?
【第一稿】 維新混迷「官邸誤算」考

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なんとなくクリスタルのようであって

 「人口政府予測は非現実的」と指摘する、田中康夫氏(元長野県知事)のコメントを紹介した紙面(夕刊フジ)を今後の参考のためクリップさせていただきたい。

 田中康夫氏といえば元参議院議員であり「新党日本」の創設者ではなかったかと。瑣末な身はそう記憶している。平成20年秋に「国籍法改正案」と題し、外国籍者の子の国籍取得を事実上容易化する事案が、当時の内閣(麻生内閣)の騒動(閣僚辞任など)の狭間をくぐり抜けて法案化してしまった後、民主党の千葉景子氏らが法務委員会(参議院)をゴリ圧しで可決しようとした状況下で、当時民主党らと共同歩調をなしているはずの野党の中で、同法案には珍しく反対の意を表されたのがこの田中氏であった。

 なんとなくクリスタルのようであって、観るべき重要な点はしっかり抑えている。相応に骨の有る人かと。その際、見直した一人である。その後、どうしておられるのかと。時々気にしていたが、表題のような講演活動をしておられるとは朗報と観る。そもそもが頭脳明晰な人であり、遊ばせておくのは勿体無い。こういう人が安倍政権のシンクタンクに加わればより良いのかもしれないと。そう拝考し得る一つが表題の記事である。
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田中康夫氏の好指摘

 田中氏が経済人を前に講演(14日)したと。云く「昨年6月24日に政府が閣議決定した、いわゆる骨太方針に何とあるか。『従来の少子化対策の枠組みにとらわれず、トレンドを変えていくことで、50年後にも1億人程度の安定的な人口構造を保持することができる』」と。続けて「これは、その4カ月前に経済財政諮問会議が出した『移民を年20万人ずつ受け入れた場合、1億1000万人程度を維持』との資料が根拠になっている。移民を入れれば国柄が変わる。『日本を取り戻そう』とする安倍晋三政権は、日本を取り壊そうとしているのではないか」と。

 さらに田中氏は、「人口1億1000万レベルの維持は、政府資料によると、移民受け入れと、出生率2.07を条件にしている。いま欧州で一番高い出生率はフランスの2.01。日本は1.43。机上の空論ではないか」と。そう述べたと紙面は紹介している。的を射た良い指摘ではないか。
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移民の繁殖力を考慮すれば、むしろ「人口爆発」

 但し、出生率の矛盾については、出生率が高い国々から受け入れた移民による、ネズミ算式増加げをある程度意識してのおしなべての「2.07」への引き上げではないか。筆者はそう邪推している。だが、その「2.07」も目測も誤りである可能性が多分に窺える。

 たとえば、その年に「20万人受け入れた移民」のロットも子を5人、6人と増やせば、10年後にはそのロットが100万、120万人にも増える可能性が有る。その後、その子らが同じように子沢山になると観ればどうか。20年後、30年後、40年後へと経るうちに、親の代の死亡者を勘案するとしても、当初の年間「20万人」のロットの子孫はさらに500万人、700万人、1000万人へと増えることさえ有り得る。そうした特性を有する「20万人」のロットが毎年加わっていくわけだ。

 それを毎年受け入れるとすれば、むしろ50年後の日本の“人口”は今の数倍にもなり、移民外国人の子孫でカタストロフィック的に溢れに溢れて、日本が日本ではなくなってしまう。肝心な日本人の方が少数、難民化してしまう。そうなる可能性もまた否定できないのである。

 その過程で日本らしさが相次いで失われ、無論、国体は喪失していく。そうしたワーストケースをまで考慮した閣議決定であったのか、どうか。数値を挙げながらも非数学的、非論理的な誤ったさじ加減の“予測”をもとにした政策はそれ自体が誤りであり、やがては国家喪失の「蟻の一穴」になり得てしまうことに今気づかねばならないである。
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「人口6000万で持続可能な日本を目指すべきだ」

 紙面はフランス、イギリスの移民受け入れ政策の失敗の事例を挙げ、首脳の「失敗だった」との言も紹介している。そして紙面は、田中氏の「量の維持から質の充実へ、フランスやイタリアは日本の半分ほどの人口で十分、大国だ。人口6000万人台の規模で持続可能な日本を目指すべきだ。日露戦争当時は4700万人だった」との指摘を紹介している。正論ではないか。誇れる先祖代々の日本なら十分に可能なはずだ。

 移民受け入れ指向の政策は現政権が修正して行くべき最たる一つと拝考する。その底支えとして、隠れ創価信者の「自公つなぎ役」の政界工作員や、鼻の頭から自虐焼けした要員らに取って替えて、たとえば、田中康夫氏のような明晰な人や数学がきちんとできて国家観を有する有識者を加えて行くのも有効な一つではないかと。ふとそう考えさせられる。田中氏のご活躍をお祈りしたい。
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■ 主な関連稿

報道「2020年人口減」考 2013/03/28
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国体の護持と弥栄を!     

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敷島の路傍の紫陽花 (壁紙)(平成27年)義広撮影 敷島について

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文末挨拶 付記
武士は花を愛でる 付記

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敷島の和色465色と四季の繊細 付記
俳句、和歌は敷島の文化 付記

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