2015/03/12(木) 09:55:00 [皇室関連/日本は毅然とあれ!]

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天皇陛下のお言葉を拝し

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天皇陛下のお言葉
 両陛下ましましての、政府主催の追悼式典(11日,東京都千代田区)にて今上陛下より下賜せられた大慈のお言葉を国民末座より小稿に拝し、これからの指針とさせていただきたい。讀賣新聞 平成27年3月12日朝刊 購入紙面(2面)より記事を「個」の問いかけための資料として参照

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天皇陛下のお言葉(全文)

 東日本大震災から4年が経(た)ちました。ここに一同と共に震災によって亡くなった人々とその遺族に対し、深く哀悼の意を表します。

 4年前の今日、東日本を襲った巨大地震とそれに伴う津波により、2万人を超す死者、行方不明者が生じました。テレビに映った津波の映像は決して忘れることのできない、本当に恐ろしいものでした。死者、行方不明者の中には危険を顧みず、人々の救助や防災活動に従事した人々があったことが今も痛ましく思い出されます。被災地で、また避難先で、被災者の多くが今日もなお、困難な暮らしを続けています。特に年々高齢化していく被災者の健康は深く心に掛かります。

 さらに、この震災により、原子力発電所の事故が発生し、放射能汚染地域の立ち入りが制限されているため、多くの人々が住み慣れた地域から離れることを余儀なくされました。今なお、自らの家に帰還する見通しが立っていない人々が多いことを思うと心が痛みます。

 この4年間、被災地においては、人々が厳しい状況の中、お互いの絆を大切にしつつ、幾多の困難を乗り越え、復興に向けて努力を続けてきました。また、こうした努力を支援するため、国内外の人々が引き続きいろいろな形で尽力しています。この結果、地場産業の発展、防災施設の整備、安全な居住地域の造成など様々な進展が見られましたが、依然として被災した人々を取り巻く状況は厳しく、これからも国民皆が心を一つにして寄り添っていくことが大切と思います。

 この度の大震災においては、私どもは災害に関し、日頃の避難訓練と津波防災教育がいかに大切かを学びました。こうした教訓を決して忘れることなく子孫に伝え、より安全な国土を築くべく努力を続けることが重要であると思います。

 この14日から宮城県仙台市において第3回国連防災世界会議が開催されますが、この会議において、我が国のみならず世界各国においてもこの度の大震災の教訓が分かち合われ、被害の軽減や人々の安全性の確保に意義ある成果が上げられることを願っています。

 被災地に一日も早く安らかな日々の戻ることを一同と共に願い、御霊みたまへの追悼の言葉といたします。

(以上、紙面より引用)
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安倍総理の式辞

 加えて安倍総理の式辞(全文)を留め置きさせていただきたい。

(以下、引用)

  本日ここに、天皇、皇后両陛下のご臨席を仰ぎ、東日本大震災4周年追悼式を挙行するに当たり、政府を代表して、謹んで追悼の言葉を申し上げます。

  かけがえのない多くの命が失われ、東北地方を中心に未曽有の被害をもたらした東日本大震災の発生から、4年の歳月が流れました。

  いとしい家族、親類、友人を亡くされた方々のお気持ちを思うと、今なお深い悲しみが胸に去来します。ここに改めて、衷心より哀悼の意をささげます。また、被災された全ての方々に、心からお見舞いを申し上げます。


 被災地に足を運ぶたび、復興のつち音が大きくなっていることを実感します。高台移転、被災者向けの住宅の事業は着実に前進し、復興は新たな段階に移りつつあります。しかしながら、今なお、原発事故のために住み慣れた土地に戻れない方々をはじめ、23万人の方が厳しい、不自由な生活を送られています。新しい生活をスタートさせた方々も、生活環境への適応など、ご苦労は絶えません。健康・生活支援、心のケアも含め、被災された方々に寄り添いながら、さらに復興を加速してまいります。

 同時に、今般の震災から得られた貴重な教訓を決して無にしない、との決意でわが国全土にわたって災害に強い強靱(きょうじん)な国づくりを進めてまいります。被害を少しでも小さくするため、常に最新の英知を取り入れつつ、総合的な防災対策に、政府一丸となって取り組んでまいることを、改めて、ここに固くお誓いいたします。


 震災の発生以来、地元の方々、関係機関の大変なご努力に支えられながら、復旧、復興が進んでまいりました。また、日本各地のみならず、本日ここにご列席の世界各国・各地域の皆さまからも、多くの温かい支援の手が差し伸べられました。そのご尽力に対し、心より感謝と敬意を表するものであります。

 今週末から、仙台市において開催される国連防災世界会議においては、東日本大震災の教訓と被災地の復興の現状を、世界の皆さまに向けて発信いたします。世界各地における防災対策に役立てていただければ幸いです。そして、今後、わが国の知見と技術を生かし、防災分野における国際貢献を、一層強力に進めてまいります。


 この大地震による惨禍は、まさに未曽有の国難です。しかしながら、先人たちが、幾多の困難を乗り越えてきたように、あすを生きる世代のために、私たちが共に立ち向かっていくことを改めてお誓いいたします。

 み霊の永遠に安らかならんことを改めてお祈り申し上げるとともに、ご遺族の皆さまのご平安を心から祈念し、私の式辞といたします。


(以上、時事通信 平成7年3月11日の速報より引用)

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時事通信(Web) 平成7年3月11日付記事より
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身近に可能なことを常に考え

 陛下は常に国民と共に在らせられ、国民もまた陛下の御許に常に在りとの心を身に帯同いたす。この心こそが、少なくとも神武天皇以来皇紀に刻まれたる2675年にわたり連綿と受け継がれて来た先祖代々の敷島人の至誠である。さらにその上古に在られる地神五代天神七代を経て皇祖神の御世に至る至宝の系譜へを拝すれば、3000年前をゆうに超える縄文時代にまで遡及することができる。

 この無類なる長遠の歴史において、大規模な自然災害をはじめ幾多の国難が有ったことは云うまでもない。しかし、我々の先祖はこの不変の至誠と強い心を以って支え合い、助け合いつつ艱難の全て乗り越え、今上陛下の御世に至っている。

 現下の我々もまた、今上陛下の御許にて、国を護り支えられた幾多の先人と心を同じくし、本来の強靭なる心を以って復興を遂げるために身近に可能なことを常に考え可能なことを一つずつ実行し、さらに迫り来る国難諸々を厳として撃退し、皇紀連綿の至誠を後代へと確かにつなげていく使命を有していることは謂うまでもない。

 良識の皆様の存在と赤誠が、敷島の子々孫々から「そのおかげで」と。感謝される時は必ず到来する。支え合い、助け合って国体の護持をなし、後代の弥栄に通じて行く復興を倍して遂げて行こうではないか。
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■ 主な関連稿

東日本大震災より四年 2015/03/11
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国体の護持と弥栄を!     

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幼き日 御前の桜 うるわしく 今も心に めぐりくる哉     
敷島の桜花
(壁紙)(平成26年)義広撮影 敷島について
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文末挨拶 付記
武士は花を愛でる 付記

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敷島の和色465色と四季の繊細 付記
俳句、和歌は敷島の文化 付記

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