2014/09/10(水) 06:08:00 [メディア報道の闇]

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「外来経路」曖昧化を繰り返すのか

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「東京訪れず」千葉の男性がデング熱感染
 
東京の代々木公園周辺でデング熱の感染が相次ぐなか、新たに、東京と千葉などの合わせて7人の感染が確認され、今回、感染が確認されたのは15の都道府県で合わせて88人となりました。このうち、千葉で感染が確認された60代の男性は最近、東京を訪れたことがないということで、厚生労働省などが感染の経路を調べています。
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 デング熱は蚊が媒介する感染症で、先月70年ぶりに国内での感染が確認されて以降、東京・渋谷の代々木公園やその周辺などを訪れた人の感染が全国で相次いでいます。厚生労働省によりますと、9日新たに東京と千葉などの合わせて7人の感染が確認されました。いずれも重症ではなく、容体は落ち着いているということです。以上、冒頭より。NHKニュースWeb) 平成26年9月9日付記事より「個」の日記の資料として参照
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▼ 平成26年9月9日

韓国で急増「外国人レイプ」
百円店「中国産菓子」考
進む日米豪「対中包囲網」考
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「外来」含めて調べるべき「感染経路」

 表題は、デング感染が千葉県でも確認された。しかし、感染した男性は感染確認が最も多い東京を訪れていない(要旨)とするニュース(NHK)である。云く「厚生労働省などは男性のウイルスを解析するなどして感染の経路を調べています」としている。

 小稿では、今後の参考のため、問題の「感染経路」報道の曖昧性。その指摘に集約してメモさせていただきたい。そもそも「デング熱」は外来のウィルス感染症であり、日本発祥ではないはず。だが、8月26日に戦後国内初(70年ぶり)とする最初の感染例が確認されたとする報道(27日)以来、確認事例が次第に増えるにつれ、「感染者が代々木公園に立ち寄ったことが判った」(要旨)とし、いや、新宿中央公園に立ち寄った人にも感染が確認された(要旨)と報じ、そして上記の如くの今般の報道である。

 いわば、日本国内に限定した「感染経路」の言及に終始し、そもそもが「外来」である。またはその疑いが有力である場合も含めた「根本的な感染経路」がNHK報道でも曖昧化されている。
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外来経路の曖昧化を繰り返すのか

 振り返れば、「宮崎口蹄疫事件(筆者命名)」(平成22年)や34人の死者を出した同年の「多剤耐性菌院内感染事件(同)の事例と同様のパターンに映る。鳩山由紀夫首相(当時)の“リーダーシップ”のもとで大災害となった前者のケースでは、悉く国内の「感染経路」報道に終始した。筆者の計3度に渡る調査では、当時、口蹄疫が流行していた韓国(南朝鮮)から来た研修生らが訪れた安愚楽牧場が明らかに国内への「経路」の入口であり、「外来経路」は南朝鮮であることは明白だったのだが。

 また、後者のケースの、病院内で「多剤耐性アシネトバクター」感染事例が認知された帝京大病院では、院内の第一号の認知事例について、当初は「アジアから来た女性」との報がごく一部に見られたがその後打ち消され、菅直人首相(元)の特命で召集された専門家諸氏による調査委員会では、「多剤耐性アシネトバクターは以前は外国から持ち込まれていたが、すでに日本に定着しつつある」とする“調査報告”で茶を濁して幕を下ろしている。発せ後1カ月余を経てのことであった。上記二例に共通している点は「国外のどこから来たのか」という国の特定を避け、国内で云々と。ボソボソと曖昧化していることだ。

 同じ傾向が今般の「デング熱」感染拡大でも観られる。表題も云く「代々木公園周辺以外で感染した患者の確認は3例目ですが、これまで確認された2人のウイルスの遺伝子配列は代々木公園で感染した患者と一致しています」と。「このため、厚生労働省は今回新たに確認された患者のウイルスの遺伝子配列がこれまでと異なる場合は、代々木公園周辺などで確認されている一連の感染とは別の経路で感染した可能性があるとしています」と。見事なまでに「外来元の国の特定」をスキップして「国内の経路」で茶を濁そうとしている。

 国内での感染経路解明は重要だが、外来の特定はさらに重要だ。だが、このままではおそらく「何人感染しました」報道に終始し、たとえば、アフリカから30万人入国している中国(支那)の広州市では特に6月からデング熱感染が広がっているとする状況については、メディアも触れず終いになる可能性が窺えてならない。

 というのも、エボラ出血熱をはじめ外国で流行している、または感染が拡大している伝染病は少なくなく、曖昧化を繰り返していては国民の安全と命に関わる危惧が増しているためだ。現政府がそれに歯止めをかけるのか、または従来の悪弊とも謂うべき曖昧化を看過してしまうのか。いずれにせよ、その動向に注目したい。
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すり替えの「朝日新聞」報道にも要注意

 宮崎口蹄疫事件が大量の殺処分を経て収束を見た翌年(平成23年)だが、上記に指摘する外来の元「南朝鮮」で再び口蹄疫感染が大流行した際、「韓国の口蹄疫ウイルス、宮崎とほぼ一致 水際対策を強化」と題する朝日新聞の記事(同1月7日付)があった。民主党政権下の農林水産省の発表(7日)として、「韓国で大流行している家畜伝染病・口蹄疫(こうていえき)のウイルスを分析した結果、昨年に宮崎県で広がったものと遺伝子配列がほぼ一致したと発表した」と報じている。

 何と「このウイルスを韓国政府が分析した結果、宮崎のウイルスと遺伝子配列が99%以上一致したという」としており。あたかも、被害者の宮崎県から南朝鮮へ“時差”を置くかのように“逆感染”したかに受け取れる国辱的なすり替え記事をここでも発信したのである。

 たとえば、デング熱が支那で来年も大流行するようなことにでもなれば、まさか現政権では、たとえば、「東京代々木公園で蚊から検出されたウイルスと遺伝子配列が99%以上一致した」などとの“調査報告”はしないとは拝考するが、朝日新聞はまたどう報じるのか、海外への発信力だけは一流の同紙だけに、本件についても今から危惧がつのる。
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特亜は地上の「ブラックボックス」

 海外報道ではたとえば、感染拡大が止まらない「エボラ出血熱」に関する海外報道では、今般はどの国で最初の感染が認知され、飛び火した国名も如実に報じている。海外報道では「まだしも」と謂えよう。だが、その経路で支那を経由する分は消えている。8月11日の新華社が「中国人の医療従事者9人が隔離された」とまでは報じたが、その「9人」の状況についてはすでに1カ月を経ようとしている現在まで情報がない。不浄国の特亜はその外来を含めての伝染病や奇病の大国だが、地上の「ブラックボックス」になっている証左と謂えよう。

 ということは、特亜から伝染病が日本へ感染し広がる場合、重要であるはずのその「外来経路」を明らかにしないメディア報道も新華社や朝鮮日報さながらの「ブラックボックス特亜」の「宣伝機関」化している、とも指摘できよう。メディア報道の多くは、この面で良き目に観ても、かろうじてキーワードを拾うリソースでしかないことを再確認する思いである。
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■ 主な関連稿

エボラ熱「東京へ」の危機 2014/09/07
恐怖の「デング出血熱」考 2014/09/06
デング熱「バイオテロ」の可能性について  2014/09/05
「エボラ出血熱」襲来の危機 2014/08/25
「エボラウイルスから身を守る方法」考 2014/08/03 
制御不能「エボラ熱拡大」考 2014/08/03 
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安愚楽牧場元社長「起訴内容認める」考 2013/09/25
安愚楽「元社長ら再逮捕」考 2013/07/09
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敷島の路傍にて(壁紙)(平成26年)義広撮影 敷島について
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