2014/05/16(金) 14:05:00 [国際時事(注意報)]

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フィリピン政府が写真を公開

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「南沙」中国が埋め立て 比公開
 【台北=向井ゆう子】フィリピン外務省は15日、中国が埋め立てを進める南シナ海のスプラトリー(南沙)諸島にあるジョンソン南礁の写真を公開した。中国は滑走路を建設しているとされ、写真には、基地とみられる建造物や土砂が運び込まれていた様子が鮮明に写っており、波紋を呼びそうだ。以上、冒頭より/ 讀賣新聞 平成26年5月16日朝刊 購入紙面(6面)より「個」の日記の資料として参照

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▼ 平成26年5月16日、他の稿

韓国人の動物虐待を観て
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中国共産党の「本気度」合いを示す事例

 今後の参考のため、紙面をクリップさせていただきたい。南シナ海のジョンソン南礁(スプラトリー諸島内)で、支那が「滑走路を建設しているとされ」として、支那船舶が大量の土砂を運びこんで埋め立てを行っている様子を、写真上から「12年3月」「13年2月」「14年2月」「14年3月11日」と時系列的に示したフォリピン政府公開の写真を紹介している。

 当該の位置については、表題の図解が分かりやすためで合せて参照する。

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讀賣新聞
(Web) 平成26年5月14日付の略地図より
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 いわば場所はシーレーンの要所であり、そこで滑走路を擁する軍事基地を建設し、制空権を抑えて行こうとする意図が重々窺える動きと謂える。大規模な埋め立てというこれほどの“大事業”は、支那と謂えども国家を挙げてのことに違いない。

 一部に、南シナ海、ひいては東シナ海への侵害は“中国共産党の内部対立による軍部の暴走か”とするかの論調が観られるが、しかし、中国共産党は本気であり、外への領土領海への侵略に自国内のベクトルを束ねようとしている。その「本気度」合いを自証する一つと認識して差し支えない。
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「コンクリートの建造物」まで

 紙面は、「13年3月の写真にはコンクリート製の建造物が写る」と。さらに、「今年2月の写真には、中国船が土砂を搬入しているとみられる様子が写っており、3月の写真では当初に比べ飛躍的に大きくなっていることが分かる」としている。

 異様極まる軍事行動と謂え、実際に滑走路がたとえ一本でも完成し、関する軍用施設(燃料庫、弾薬庫など)がこの埋め立て地で稼働し始める段にいたれば、シーレーンは中国共産党のこの「関所」によって、事実上の閉鎖危機に遭いかねない。
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南シナ海の海洋汚染の懸念も

 埋め立ての規模を今後は正確に調べる必要が有るが、仮に、これまで少なくとも数千万トン以上の土砂を運び込んでいるとしても、それらの大量の土砂は何処から運んで来たのかと問えば、無論、汚染甚だしい自国からで有ろうことは推察に難くない。支那のメンタリティに照らせば、自国でさえ棄てるような土砂を運び続けている可能性も窺えてならない。

 このような暴挙を看過して良いのか。フィリピンのアキノ大統領は15日、東南アジア諸国連合(ASEAN)の枠組みで南シナ海の「行動規範」作りを進めるべきだとの考えを示した、と紙面は伝えているが。先ずは可及的速やかに関連諸国が知恵と力を合わせ、侵略に対する「抑止力」を呈して行く他ない。
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■ 主な関連稿

越外務省幹部「「日本よ、共に中国と闘おう!」 2014/05/14
ASEAN「対中牽制へ」考 2014/05/11
ベトナム政府「中国船衝突映像」配布 2014/05/10
西沙へ不法支配を進める中華人民共和国 2013/06/15
南沙「中国海軍の虐殺」2013/05/03

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中国「商船三井の船舶差し押さえ」考 2014/04/20
台湾の敵・創価学会 2012/03/19
中国共産党の侵略「上」 2012/05/29 
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事例付記 膨大な人命を奪って来た中国共産党 
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【筆者記】

 八年前だが、福建省から来たという“研究者”(表向きは“親日家”)がこのような言をつるりと吐いた。「我々には“日本は中国の領土だ”という基本認識が有る。明確に領土宣言できる段階になれば、一例として、富士山に貫通トンネルを建設し、内陸側と太平洋側を結ぶ弾丸道路を設けることも可能になる」(要旨)と。その言を表題に触れて彷彿する。当時、断じて許さじと決意し、博士の独り言(当初は「博士のランダムノート」)開設にいたった経緯が有る。問う「日本自治区」化の危惧が、今にも増してお伽噺であるかのように侮られていた時期でもあった。

 ささやかな存在ながら、敷島の次代を思い、一日でもより長く、一稿でもより多くと願いつつ。
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路傍にて(壁紙大判)(平成26年) 義広撮影 
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