2014/05/01(木) 12:45:00 [特亜/四亜]

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「娯楽化」する対日国家毀損

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年間100本! 中国「反日映画」 不愉快なヌーベルバーグ
 驚くべきことに、中国では年間100本もの反日映画が量産されている。さらにここ最近は、マンネリズムの旧套を脱ぎ捨て、娯楽作品として“進化”を遂げつつあるという。そうした反日映画の不愉快な新潮流について、ライターの西谷氏がリポートする。以上、冒頭より/ 週刊新潮 平成26年5月8日・15日号 購入誌面(P48-50)より「個」の日記の資料として参照  付記1】【付記2】【付記3】【付記4 

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▼ 平成26年4月30日の稿

第四稿 敵陣で献花した安倍総理
第三稿 皆様への御礼
第二稿 豪大学内に「中国人スパイ網」考
第一稿 「歩きスマホ」にご用心

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「娯楽化」する対日国家毀損

 今後の参考のため、誌面を一つクリップさせていただきたい。表題は、中国(支那)では、反日映画が年間100本も量産されているとして、さらに最近は、「マンネリズムの旧套を脱ぎ捨て、娯楽作品として“進化”を遂げつつあるという」と。「そうした反日映画の不愉快な新潮流について、ライターの西谷氏がリポートする」と伝える誌面である。

 事実とすれば、支那独特の虚構史観をもとにした反日プロパガンダも、ついに娯楽化して来た。言い換えれば、絶えぬ対日国家毀損を、今度は映画制作という場を利用して「娯楽」として扱うようになった。ということは、日本を莫迦にした無礼千万なスタンスがいよいよ露わになって来た、と指摘できよう。
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アリバイ的な共産党政府の“現場介入”

 とにかく日本を悪役に仕立てる。既来の支那ファン(日本人)や思考が自虐焼けした映画ファンの中にさえ、“本当?”と首をかしげるような人が出るほどの不可解なシーンや、史実をそもそも無視しなければ成り立たない設定が満載の反日映画が目立つのだが。

 その余ってさらに余り有る貧相な内容に、さしもの中国共産党政府が「馬鹿馬鹿しい映画を作るのは止めなさい」と“現場介入”したとのことだが、誌面は、「お達しはポーズに過ぎません。外面的には、ウチの国民を叱っておきましたからねという大人の顔をしつつ、内心はどんどんやれと考えているいるに決まっている(ジャーナリストの徳岡孝夫氏)」と。というのも、「チベットやウィグルの民族問題を抱えている中国政府としては、自国民をひとつに纏め上げるため、外部に分かりやすい敵を作る必要があるからです(同)」、との指摘を紹介している。
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薬物、シンナー常習者らと同類の精神病理

 では、最近の「反日」エンターテイメントは具体的にどのような内容なのか。すでにご存知の読者もおられるかと思うが、記事著者の西谷格氏は、「私は、昨年11月の本誌リポート「不愉快な『反日映画スポット』探訪記」で、中国各地の反日演劇を取材した」と。「そこに出てくる日本兵は、挙げて背の低い小太り中年男たちで、冷酷無比な卑怯者。あるいはドジなスケベ野郎を演じ“させられ”ていた」と。

 続けて「彼らが、若い娘に襲い掛かったところ、股間に金的を喰らって悶絶し、地雷を踏んだらズボンが吹っ飛び、下着姿の惨めな姿を晒す。弱きを助け悪しきを挫く八路軍(中国共産党の軍隊)を前に、弓折れ矢尽き、やんぬるかな…。日本刀で切腹して果てるのだ」と。観客の反応については、「こうして迎える大団円に、ある観客は快哉を叫び、別の観客は、いくら興奮してもし足りないといった風に感情を爆発させる」と紹介している。

 事実とすれば、かくも杜撰な虚構に喝采し、感情を爆発させるメンタリティは、薬物やシンナーで「ハイ」になる常習者の精神病理とさして変わるまい。
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最近の反日映画の巧妙化

 反日映画も制作技術の高度化にともない、その内容にも巧妙さが増して来ている様子。西谷氏は「マンネリな日本兵では観客が動員できないのだろう」として、最近の「反日映画は旧套を脱ぎ捨てた」と。「娯楽の仮面の裏に“反日”を巧妙に仕込むようになっているのだ」と。「昨年公開の反日映画で、最大のヒットとされるのが、コメディ風時代劇『シェフと役者のごろつき(厨子戯子痞子)』」と。

 「興行収入は2億7000万元(約46億円)、観客数は770万人に達した。新たに続編として、テレビドラマ『火線三兄弟』が製作されるほど、高い人気を誇っている」と紹介。「作中にはアニメーションやCGが織り込まれ、表現技術的には洗練されている」と。「目の肥えた観客を飽きさせない工夫が随所に見られ、クエンティン。タランティーノの『キル・ビル』もかくやといった活劇の趣がある」と。

 内容について、「物語の舞台は、1940年代前半。731部隊の細菌兵器によって街全体がコレラに“感染”した北京。そこで4人の中国人研究者たちがそれぞれシェフ、シェフの妻、舞台役者、ごろつきに扮し、コレラの特効薬の作り方を日本軍兵士から聞き出すまでが描かれている」と。さらに「炎の上で全身を火あぶりにするなど、日本人への拷問は苛烈を極めるが、コメディ仕立てゆえ、戦争の悲惨な雰囲気はない」として。「煎じ詰めれば、戦時下の中国人がいかに聡明でかつ勇敢であったかのオンパレード」と。

 「わけても質が悪いのは、エンドロールの直前で、4人のモデルとなった人物の白黒写真と略歴が流れ、“実話に基づいている”と強烈に印づける点だ」と。そして、「主演俳優3人は揃って、台湾のアカデミー賞とされる「台湾金馬奨」の最優秀主演男優賞を受けた経歴があり、賞の権威が、この作品に国境を超えさせるのは容易だろう」と。「世界的に反日の機運が胚胎しかねないとも限らない。これが悪夢でなければ何だろうか」と指摘している。

 先稿では、共産党政府直下の「中国中央電視台」が製作中の反日ドラマに、日本人俳優を100人抜擢するとする事例に触れたが、何故、日本人俳優を抜擢するのか。その“意味”も西谷氏の指摘に照らせば、その“意味”の一端を測り知りることが出来よう。
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反日思想を植え付けるべく投げた石が

 以上、西谷氏が記された事例の一端を紹介させていただいた。

 おぞましい反日映画が跋扈する中で、「さりとて、歴史的事実に基づかない反日映画の“氾濫”については、身内からも批判の声が上がっている」として、「国内で流通する抗日映画の多くは、歴史を尊重していない。文化的レベルの低い人間ほど、そういうものを見たがるのです(中央戯劇学院(ちゅうおうぎげきがくいん)電影電視系の倪駿副教授)」と。

 さらに「中国人俳優で「全国政治協商会議」(国政への助言機関)の委員を務める陳道明氏によれば、「歴史を思いのままに改編して娯楽化しており、歴史を歪曲しているとも言える。青少年の多くを誤った方向に導くことになりかねない」とのコメントも紹介している。本気での指摘なのか、日本向けのガス抜きコメントなのか、どうかは測りかねるが。斯様な状況がエスカレートするほどに、支那、ひいては反日映画の横行を裏励する中国共産党自体が、己の首をジワジワと締め上げるに等しいのである。

 誌面は、「毛語録」の「石をもちあげ、自分の足を打つ」との言句を引き、「反日思想を植え付けるべく投げた石が、政府の足に痣(あざ)をつくっているのに、気付かずにいる―。中国が抱える皮肉な現実を、図らずも言い当てているのだ」と結んでいる。老子の「天網恢恢疎にして漏らさず」との謂は、汝のためにこそ有ると指摘出来よう。福翁の先見の明が、益々その輝きを増すかのように今日を照らしている。
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■ 主な関連稿

中共「抗日ドラマ」に日本人「有名女優」「有名男優」考 2014/04/25
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■ 添付

事例付記 石井731部隊の事実 
事例付記  膨大な人命を奪って来た中国共産党
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国体の護持と弥栄を!

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路傍にて(躑躅)(平成26年)義広撮影
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