2013/10/04(金) 20:10:00 [明るいニュース]

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祝「ヒッグス粒子」存在確定

▼ 平成25年10月5日、他の稿

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日本の基礎研究が証明に寄与

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「ヒッグス粒子発見」論文掲載 提唱者らノーベル賞最有力候補
 
欧州合同原子核研究機関(CERN)の国際共同グループは、質量(重さ)の起源とされる素粒子「ヒッグス粒子」の発見に関するデータを論文にまとめた。7日付の欧州の物理学誌「フィジックスレターズB」に掲載される。
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 ヒッグス粒子の存在を唱えた英国のピーター・ヒッグス博士らは、8日に発表されるノーベル物理学賞の最有力候補とみられている。東京大や高エネルギー加速器研究機構なども参加するCERNの研究グループは、巨大な加速器「LHC」を使い、陽子同士を衝突させる実験でヒッグス粒子の痕跡を調べた。昨年7月にヒッグス粒子のような新粒子を発見したと発表。その後も実験やデータ解析を進め、今年3月、ヒッグス粒子と確定した。以上、冒頭より/日本経済新聞 平成25年10月4日夕刊 記事(切り抜き)購入紙面(12面)より「個」の日記の資料として参照
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ヒッグス博士のコンセプトを実証

 ヒッグス粒子は、ピーター・ピーター・ウェア・ヒッグス (Peter Ware Higgs) 博士が1964年に存在を提唱した素粒子だが、元々の着想は南部陽一郎博士(2008年にノーベル物理学賞受賞)が1960年代に提唱した、いわゆる「ゲージ対称性を破り、ウィークボソンに質量を与える機構の研究で先駆けとなった「自発的対称性の破れ」理論に由来している。

 以来の約半世紀近くを経ての2012年7月に、スイスの大型加速器「LHC」(欧州合同原子核研究所所有)で行われた陽子衝突実験のその結果の解析により、昨年7月、東京大と我が国の高エネルギー加速器研究機構なろが参加するCERN(European Organization for Nuclear Research)の研究グループが、ヒッグス粒子が現出したみられる痕跡とみなし、この新素粒子の発見をしたと発表。多くの実験と解析の結果、本年3月に当該の素粒子をヒッグス粒子と確定。

 7月に論文を提出し、8月に受領されていた。表題は、それがこの10月7日付の欧州の専門誌「フィジックス・レターズB」に掲載となり、物理学長年の夢でもあった「ヒッグス粒子」は、ここで事実上、その実在が確定した。長年壁に打ち当たっていた標準理論が新たな進展を見せて行くことは間違いない。
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敷島人の底力

 ヒッグス粒子の存在の確定は、同粒子のコンセプトの生みの親であるヒッグス博士の功績であると同時に、比類なき着想と綿密な実験、さらに再実験と証明のための解析の積み重ねにおいて多岐多様さまざまに寄与して来た日本の基礎研究の底力がもたらした成果と謂えよう。他面では、スーパーコンピューターを駆使した高度な多次元解析による膜宇宙構造の証明や、反物質をある条件のもとに長時間存在させ得る研究成果など、この日本発の基礎研究による新たな成果が相次いで発信されている。

 今世紀中にその終焉が必至とみられている天然資源の採掘と消費を主とする「化石燃料文明(消費文明)」の次の世代へ向けて、たとえばエネルギー分野では化学反応によるものでもなく、また核物理反応によるものでもなく。基礎研究のさらなる進展によって「ごくありふれた」素粒子の次元でのその生成の可能性を手にし得る時代が遅くとも今世紀後半には到来すると。また、それを成し遂げるのは無垢の研究を淡々と重ねることができる敷島人の研究者に他ならないと、瑣末な身は学部生の頃からそう着想して来た一人である。一部のしょうもない国が、我が国に対して執拗に貶めにかかる事由の一つもここに有ろう。
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国家百年の大計をもとに国益の糧を担う「人」を

 正直なところ、表題の経緯を耳にしていただけに、魚を焼く煙に心が弾む猫のように「さて、どげんすっか」と。ここ数日心が落ち着かなった。

 それはともかく、次の「人」を育てる。間違っても今日明日のポピュリズムに国力を浪費するのはなく、国家五十年、百年の大計を以ってして国益の糧を担う「人」、また「人」を育てる。幾多の先達が日の丸の誇りと責任を背にそうして来られたように、今こそ、日本はこの原点を再確認し、そこへ立ち還るべき時に来ている。そのためならば、愚生もまた喜んでその礎、かばねの一つとなってまいりたい。
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日本は毅然とあれ!            

20131002008                                                                                              
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