2013/10/02(水) 11:20:00 [明るいニュース]

20130606001
祝・三陸産「牡蠣」出荷

▼ 平成25年10月2日、他の稿

慶祝・式年遷宮式 
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▼ 平成25年10月1日の稿

ソフトバンク「滞納」誤登録事件
朝鮮日報「対馬の仏像問題、戦略的思考で対応を」と
【読者】「VANK」について

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美味なる三陸の牡蠣

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大船渡産カキ 史上最高値 築地
 
東京・築地市場(中央区)で一日朝、冬の味覚・カキ(むき身)の競り取引がスタートし、岩手県大船渡産の一部に一キロ当たり六千円の史上最高値が付いた。同日の入荷は、三重や韓国産も含め、昨年の初荷に比べ三割増の三.五トン。入荷が多かったため、岩手や三重など国産の相場は、昨年より三割ほど安かった。
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 しかし、大船渡産の三十グラム以上という大粒は「初物にしては身質がいい」(市場関係者)と人気で競り値は上昇。昨年の同五千八百円を上回った。讀賣新聞 平成25年10月1日夕刊 記事(切り抜き)購入紙面(9面)より「個」の日記の資料として参照
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牡蠣美味なる時候に

 瑣末な身が学部二年の秋、我が下宿へ牡蠣を一箱持ってきた後輩(新入生)がいた。「父から送られて来た三陸の牡蠣です。でも、殻の剥き方が分からないので」と。島津さんなら何でも知っていると思ってか、そぞろに差し出す宅配便そのままの箱の中には殻付きの牡蠣が沢山入っていた。

 夜長に日々なりつつある時候を楽しみながら、今宵もせっせと勉強しようと思っていたその矢先のことで「さぁて、どげんすっか」と逡巡したが。純真な後輩に免じて殻の剥き方を教えることにした。身近に何が使えるだろうかと見回せば、金属ボウルと果物ナイフ、ラジオペンチが目に入り、それらを洗浄して用い、先ず一つの殻を剥いてみせた。それを見て「へえ」と。「そんなに簡単に剥けるんですか」と云うので、「では、お主がやってみよ」と道具を渡したが、缶詰を開けようとする猫のように、なかなか上手くいかない。

 他人がやって一見して簡単だなと思うけれども、さて、当の自身が実際にやって見るとそうはいかない。世に沢山存在するその「差分」がそこにも在った。「その手つきでは怪我をする。こう剥くのだ」と。もう一度やってみせ、その往復の中で後輩も次第に上手に剥けるようになった。そうこうしているうちに、牡蠣の殻剥きがすべて終了。計二十三個だったと記憶している。「さあ、持って行くべし」と牡蠣が沢山は云った金属ボウルを差し出そうとすると、「とても一人では食べきれないので一緒に食べましょう」と。愁傷にも申し出て来た。

 その一言を待っていたわけでは決してなく、その翌日は院生の授業に道場破りを仕掛けてやろうと思っていたため、とにかく机に向かいたかった。しかし、そこで「帰れ」と無情に告げれば、こいつは男のくせに泣き出すのではないかと慮(おもんばか)り、牡蠣フライをこしらえて食事を共にすることにした。牡蠣フライにすれば、残余を後輩が己の下宿に持ち帰ることができるし、冷蔵庫や電子レンジを利用すれば明日も食することができるだろうと。そう考えてのことであった。
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牡蠣フライの豪華な宵

 後輩とあれこれ話をしながら、小麦粉となけなしの卵。食パンをすり器で削ってパン粉を用意し、これも後輩に教えながらキャベツの千切りとトマトのスライスもこしらえた。サラダ油をフライパンに油深三センチほど注ぎ、中小火を使い分けて油の推定温度を目視で測りながら、牡蠣フライが次々と出来上がった。

 マヨネーズに玉ねぎ、らっきょうの微細切りを加えるなどした自己流の疑似“タルタルソース”と、とんかつソースにケチャップ、すり胡麻など微妙に加えた“野武士ソース”とを用意し、炊いた米飯、ついでにこしらえた玉ねぎの味噌汁と共にいただいた。

 「美味いです」と。嬉しそうに山盛りの牡蠣フライ平げる様に、弟の顔が思い浮かんだ。郷里を思い出して壊れかけた窓をそぞろに開ければ、月明かりの下で涼風に薄(すすき)がそよぎ、秋虫の声が賑やかだった。「秋なのに カキの季節と これ如何に」とはその時後輩が詠んだ歌だが、有り余るつまらなさゆえか今も心に残り、その駄歌を思い出すたびにこの牡蠣フライの宵を思い出す次第である。
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美味なる三陸の牡蠣

 それはともかく、自然のプランクトン豊富な三陸で育った牡蠣は日本の食の宝である。広島はじめ国内各地の牡蠣はそれぞれに素晴らしい銘品だが。もしも仮に、身が農水相の立場にあり、国会で、牡蠣について、「どの牡蠣が安全で美味しいとお考えなのか」と質疑を受ければ、間違いなく「国内産です。食中毒の懸念が指摘されている韓国産については輸入する必要はまったく無いと考えます」と応答し。

 さらに、できれば、「錚々たる国内産の牡蠣の銘品中でも三陸産の牡蠣が最も優れた逸品であると、個人的にはそう認識しています」と。そう付け加えたいところだ。三陸産の牡蠣、ひいては水産物を用途見合う機会が有れば皆で応援し、東北復興を後押しできればと願う一人である。
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路傍にて(筆者) 
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