2012/12/18(火) 09:35:00 [安倍内閣の動静]

20121210008   

「自公」と聞くと気持ちが引きます

 【読者】 おはようございます。毎日更新ご苦労様です。私がいる茨城でも全7区のうち5の小選挙区で自民党が議席を獲得する結果になり嬉しい限りですが、公明党と組むというのが心配で、安倍総裁が掲げる国防軍創設や河野談話の撤回等に支障をきたすような気がしてならないのです。博士はどうお考えですか? 

(以上、読者よりいただいたご投稿(17日)より)
----------

先々に予測し得る公明党との関係について

 貴重なご投稿に感謝します。ご指摘の懸念については、鈍感な私でさえよく分かります。本件については、安倍政権「誕生」を前提としての先読みを、先稿に幾度か記しています。「主な関連記事」の箇所に貼りましたので、お時間の許される時にご参照いただければ幸いです。
----------

たまに瑕(きず)の「比例区は公明党」

 ごく率直な感慨として、総選挙で安倍総裁が「自公で過半数を取る」(要旨)と。こう触れられるほどに、自民党へ投票するつもりだけれども「これだけは何とかならないものか」と。また、一部の自民党の支援関係者からは、「選挙区は自民党、比例区は公明党へ」(要旨)との声がけがあり、「比例区でも自民党に投票したいのに残念だ」との声を少なからず私も耳にしてまいりました。

 そこで、実際の国思う活動の上でも、「小渕総裁から踏襲事項として、当面は致し方ないことかもしれないが、安倍総裁の、今般は「他党(公明党)に配慮せずに政権公約をまとめた」(要旨)とする方向性を重視すれば、自公「分離」の時が到来して然りである。この点については、大石内蔵助になったつもりで堪忍の袋に収めて、先ずは安倍総裁の自民党の政権奪還を応援しよう」(要旨)、とお応えしてまいりました。
----------

選挙区「1万、2万票」の創価票のトラウマ

 また「比例区は公明党」についても、あくまでも保守支持者の自由意思の投票の一環として、「自民党」に投票して良いのではないか。一方で、名誉会長の消息が分からなくなり、創価学会の会内がそもそも分裂傾向にあり、仮に“選挙区は自民党へ”と指令を出しても、すべてが自民党に投票するわけではないと。こう個々に提案して来ました。

 実際に、敷島民間防衛隊(非組織で前身は「国思う調査隊」)の小調査を通じ、また、私も知る限りの脱会者諸氏にモニターした結果、その傾向がはっきりしていることが判りました。関西でなくても維新に投票したり、民主党や未来の党、国民新党へ票を投じる会員も随分いると。律儀に自民党へ投票する会員など「全体の1割程度の活動会員の中でも、その半数にも満たないだろう(要旨)と。
----------

鹿児島3区の事例

 ゆえに、選挙区「1万、2万票」の創価学会票は、彼の教団組織が謂うところの「投函上の数」をもとにしたものに過ぎない。すでに脱会した元会員や活動していない、または名誉会長同様に消息や行方が判らない「名簿上の会員」的な存在をすべて含めた「数」であり、且つ、自分たちの政党のためには活動会員数の何倍もも「F(フレンド)票」を取るが、「謗法(ほうぼう)集団の自民党のためにはあえて積極的な活動などしなかった」(元会員)と。その言の通りと観れば事の次第が判りやすくなります。

 総選挙の随所での結果がその上述の報ぜざる「動向」を物語っているのではないかと思います。たとえば、今般の開票結果で、10月補選(国民新党の松下忠洋議員が亡くなったためによる)では自民党候補が当選しながらも、今回の総選挙では議席を落とした鹿児島3区もその一つではないか、と考察しています。

 補選(投票率56.60%)では、自民党候補が「70,694票」を獲得していながらも、今回の衆院選(県内投票率56.72%)では、安倍自民党への支持傾向が高まる中にあっても「64,169票」 へと6,500票も票を減らし、逆に、国民新党の候補が補選の「65,025票」から今回は「70,320票」へと5000票余りを上積みして当選しています。自民党を悪く言うわけでは決して有りませんが、自公選挙協力による「創価票」の存在が見出し難い結果の一つと観ています。

 むしろ、律儀に「比例区は公明党」を忠実に実行しているのは自民党支持者の方ではないか。日本を守る政策推進のもとに、この寄生集団と袂をわかつことが国益に通じ、自民党の政策をより明快化して国民に問うべく道筋となることは間違いありません。

(以上、博士の独り言より)
----------

◆ 注釈:

・謗法: 創価学会が云う「謗法(ほうぼう)」とは池田センセイを“誹謗”することや、教団施設以外の一般の寺社に詣でること。たとえば、靖国神社参拝も「謗法」であり、そうした「謗法」を是とする者や集団に協力することを、同教団の教義で「謗法与同罪」(地獄行きの原因)として戒めている。その矛盾は、教団の選挙活動(F票取り」を信仰の一環と位置づけていることで、同教団が否定してきた「政教一致」を自ずから証明する一つとして指摘でき、集団的な洗脳病理の一つと謂える。消滅を願って止まない。「義広ノート」より
---------- 

■ 主な関連記事: 

闘え、安倍総裁の自民党 7 2012/11/26 
-------
さよなら、公明党 2012/11/22 
----------
 
【筆者記】

 当面、被災地の復興を加速的に支援し、国内活性化への経済政策を優先する時期までは、これまでの流れの上から「自公」もやむを得ないことかも知れません。しかし、重要課題にいよいよ重心を移していくその先では、「自公」分離が在って然りである。それを前提とした衆参ダブル選挙も明年夏に有り得るかもしれませんし、そのためなら安部総理を目尻を決して応援する。良識が結束してその後押しをする。現下は、その次代への「第一歩」が踏み出されたところである。こう認識してエールを送り続けたく思います。朝鮮系の逆襲も有るでしょうし、これからが本番です。親愛なる良識のみなさまのご健勝とご活躍をお祈りします。
----------

 読者のみなさまには、ご多忙の中、日々新たなご訪問をいただき感謝します。事実を指摘する批判は「悪口」ではなく、真実を掘り出し、その共有のために不可欠です。また、真実の共有はすべての第一歩です。正論は真実から生まれ、良識の声は必ず力になる。今般の総選挙の結果がそれを実証する一つとなりました。誕生確実な安倍総理にエールを今後も送り、国害と指摘すべき事柄に取り組み、良識のみなさまに、至宝おわす国家に在るべき針路の共有を問う当ブログへの応援をこれからもお願いし、辛抱強く支えてくださるみなさまに心より感謝します。
----------

日本は毅然とあれ!   

20121218001   
路傍にて(筆者)
----------

携帯からも応援を!↓ 
http://blog.with2.net/link.php?1627008
----------

【「自公分離」で国護る諸政策の慣行を!】 と思われる方はクリックを! ↓   
 baner20121001

Comment

Post Comment

管理者にだけ表示を許可する

Trackback

トラックバックURLはこちら