路傍の質疑応答
2015/03/01(日) 23:57:00 [ドットCOM殿式]
路傍の質疑応答
今般は、田母神氏に関する拙き小稿(2月27-28日)へ、多くの読者の皆様よりご意見をいただきました。方々個々の個人情報、ならびに個人情報特定につながりかねない情報は省き、大勢の方と共通的に意見交換させていただいた一部を、僭越ながら下記にクリップさせていただきます。
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避けるべき、カルトとの「私」における関わり
【読者】自衛隊という組織は仲間の信頼関係が特に重要であります。仕事や選挙の際に(元)自衛隊員の協力を得ているような場合、その隊員が幸福の科学信者である場合に、彼らと関わることは、本人がカルト信者でなくてもありえるのではと思えます。
【応答】なるほど。創価学会や統一教会の信者も居るとの状況を伺っています。しかし「関わり」とはいえ、問われるべきはその「深さ」ではないかと考えます。
本件に限らず、一般に、職務上(公務)での関わりは避け得ないでしょう。しかし、個人的に親しくしない。親密度を増すような関係は回避すべきと。私は知人や同窓の自衛官諸氏にも提案して来ましたし、一般の企業や学校でも同様かと思いますが、いわゆる「一線を超えないよう」にと。その問いかけの意味でカルト対策を問うています。
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必要な「個」と「団体」との立てわけ
【読者】 そもそも、理想的な政治というものは安陪内閣を見てもお分かりいただけるように存在はせず、妥協の産物であります。
【応答】 政治の「自公」の件は政党間での事例であり、「個」間の事例とは区別して観る必要が有るのではないでしょうか。その意味で一概に一緒にはできないのではないかと考えます。拙きブログをご覧いただければ、その立て分けはして来たつもりですが、論旨がお手許に伝わっていないようでしたら、私も訂正しなければなりません。
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必要な「関わり」の浅深の立てわけ
【読者】 国防を最優先に考える立場なら、自分の国防論に見かけ上、賛成の立場の会合なら、自衛隊員に頼まれれば、他の諸問題には目をつぶって、それに出席するのは多いにありえるのではと考えます。
【応答】公人として有り得るでしょうね。その上で、カルト対策をご参考に対処いただければと思います。ですが田母神氏のケースは「深さ」が異なります。「誘われるレベル」で終わるものではなく、当方が調べた限りにおいてですが、退官後の同氏の活動に経済的支援を受ける関係で来たと判明しています。他、在日が占める別のカルト団体とも同じような関係が有り、結果、これらが田母神氏の眼を濁らせ、言動を狂わせる要因になったのではないかと。このように拝考します。
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方々のご意見にはご寛容を
【読者】 投稿として紹介をされていた中の文言にひと言。「自衛隊が白い目で見られるのではと心配しています」は、まったくあり得ないのではないでしょうか。
そう持っていきたい人達が少なからずいるでしょうが。私はごく平凡な市井の庶民。その感覚からしても、田母神氏お一人をもって自衛隊全体をうんぬんとは思いも及びません。
【応答】 ご指摘の通りです。しかし、方々のご意見ですのでご寛容をお願いします。
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「集金看板」のアドバルーン
【読者】 ただ、私個人としては、ネットやマスメディアでの田母神氏の主張にはあまり違和感もなく、「左に引きずられがちな自民党を牽制するために、自民党よりもっと右にぶっとい柱を立てる」という言葉を頼もしく感じていたので、今回の件は残念でしかたありません。もし氏の政治主張に偽りがないのなら、もう一度、誰もが納得できる体制を整えて、無私の心で再起していただきたいとも願っています。それが誠の道だと思いますーー甘いでしょうか?
【応答】 拙き私もその人なり、団体なりのメンタリティ、実態の上から観察し、事相の真偽を確かめて峻別するように努めています,.そこから指摘させていただければ、田母神氏は、亜系らにも目立つ我欲の強い人と。無私とはほど遠いですね、そう映って仕方ありません。
田母神氏の「自民党よりもっと右にぶっとい柱を立てる」の方針についても、ご当人にまったくその気が無いとはいえませんが、しかし、それらのアドバルーンを集金の看板にしていたのではないかと。そう拝考しています。
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利用しようとしてカルトに「利用される」
【質問】 (一般に)「でも利用できるものは、利用すれば良いじゃないか」というのは、 これは今の安倍政権にも言えるのではないでしょうか。また、石原慎太郎氏が大阪の橋下氏と手を結んだのもそうではなかったでしょうか。
【応答】 ご指摘の通りです。但し、田母神氏の事例は「個」の次元に発するものであり、自公は政党(団体)間のものである、との立て訳は必要です。自公は解消すべきですし、しかし、大局からすれば自民党を失うわけにはいかない。そうしたジレンマが私には有ります。
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田母神氏の61万票(都知事選)
【読者】流れは、猪瀬都知事辞任、石原氏引退、次世代の党の敗退となってしまいましたが、これは見事に都知事選での田母神氏60万票獲得という「保守勢の盛り上がり」を潰しているかのように見えます。
【応答】 田母神氏の61万票ですが、往々にしてロクな候補がいない「知事選の特特現象」とみておく必要があります。東京都よりはるかに有権者が少ない神奈川県知事選でも、調べてみると批判票「40万票」をとった朝鮮労働党の日本支部的な政党の候補者の事例も有ります。
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TPP交渉は「環太平洋の安全保障網」を固める方便
【読者】 (政治資金問題)の延長線上に西川農相、下村文科相があって、米国との外交交渉上の節目に、甘利大臣、麻生副総理、安倍総理自身が乗っかるのではないかという、 陰謀論めいた危機感も覚えます。
【応答】 TPP交渉の場に関しては、所詮は妥結しない交渉を見込んでの、環太平洋の安全保障網を固める方便に利用して来たと。私は観ていますが。
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「移民制度」の危惧
【読者】 TPPは日本にとって危険なものでないようなものに交渉されているとか、 移民制度もとらないとネットで書いておられる方もいらっしゃいますが、ここら辺りは、経済特区とあわせて不安でしかたありません。
【応答】 外国人労働者を迎えるという話は査証発行の次元のものであり、 国籍提供と引き換えの「移民制度」とは異なります。危惧されている点は解りますが、労働者迎え入れは一概に「移民制度」「移民促進」とは謂えないでしょう。
但し、私はブログでも問いかけをさせていただいた通り、これ自体も新たな蟻の一穴になる懸念が有り、反対なのですが。
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誰しも視点は十人十色、百人百様、千差万別
誰しも視点は十人十色、百人百様、千差万別ですし、ブログ活動は同感を求めるものではなく、「問いかけ」の意味で行わせていただいています。その意味で、異なるご意見を伺うことは大切であり、また有り難く思っています。
今後とも、お気づきの点が有りましたら、教えてください。皆様のご健勝をお祈りします。
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■ 主な関連稿
・【読者】田母神氏の件はショックでした 2015/02/28
・田母神俊雄氏の素顔 2015/02/27
・【お詫びと訂正】 2015/02/26
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国体の護持と弥栄を!
桜花美は 天道無私に ふさわしく 清さ健気さ 潔さ持ち
敷島の桜花 (壁紙)(平成26年)義広撮影 【敷島について】
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□ 文末挨拶 【付記】
□ 武士は花を愛でる 【付記】
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□ 敷島の和色465色と四季の繊細 【付記】
□ 俳句、和歌は敷島の文化 【付記】
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