2014/03/02(日) 12:35:00 [季節の写真稿]

雪にならずに

 お邪魔している関東地域でも降雪の可能性あり、場合によっては大雪もとの予報でしたが、概ね雪が降らずに済んだ模様で個人的には有り難く思います。しかし、ここ二、三日は天候が時折雨交じりの今一つのため、復活した自製カメラを持って歩けないのが残念です。

 一昨日の道すがらで、束の間の晴れ間の下で撮った一枚ですが、皆様への壁紙として貼らせていただきます。例によって下手の横好きの一枚ですが、お手許を少しでもより明るくしていただける、そのお役にもしも立てていただける機会が有れば有り難く思います。 

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敷島の梅花(平成26年春)
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桜花に間に合う

 桜花開花は、例年に照らせば東京では二十日前後でしょうか。梅を撮りつつ、レンズの位置を再調整していますが、桜の時候に間に合って本当に良かったと。そう思います。

 桜が春空を染め咲きゆく光景に、無数の先人英霊方のご遺徳を偲ばずにおれません。現在の敷島をどうご覧になっておられるのだろうかと。その問いかけを自問自答に置き換えつつ、敬意を捧げつつ、年々後代への記録に残しています。

 百年後の敷島が、なお一層の端麗さと輝きを湛える桜花が咲き誇り、より整然とした国家であることを願って止みません。

平成26年3月2日
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【追記】 平成18年の春でしたが、桜が満開で、できれば今宵は靖国の桜を観に行きたいと。ふと、そう思っていたところへ、たまたまのことでしたが、上司の所長が「貴君はいつも夜遅くまで残って仕事をしているから、終バスを逃した時はこれを遣うと良い」と。出張の際に購入して来た、と告げてタクシーチケットをくれました。

 その日は早めに午後七時前に退所させていただき、道行くタクシーを止めて靖国に向かいました。道路が多少混んでいても不自然ではない時間帯でのことでしたが、これもたまたまのことでしょう、走行がスムースで混雑停車や信号停車が一度も無く靖国に到着できました。生麦方面から30分もかからなかったと記憶しています。

 やはり桜が満開でした。感無量で感謝と敬礼を捧げ、先人英霊方々に対し、我が身の器は小さいけれども、しかし、後代の一人として、護国の心を同じくして無私の誠を捧げる。そう念じつつ、しばし夜桜の下にたたずんでいました。そこへ、気のせいかもしれませんし、霊感の類の才は全く持たない身ながら、多くの先人方が瑣末な身に歩み寄って来てくださった、手を握り、肩に手をかけ、声をかけて励ましてくださっている、とのその実感を率直に否めなかった次第です。

 思えば不思議な体験でしたが、やはり無数の先人方が居られるのだな。敷島を常に見護ってくださっているのだな。その夜は、先人方が靖国へお招きくださったのかもしれないなと。愚鈍の身でさえ、そう実感できた。あらためて感謝を覚えた次第です。多少の辛労や身の周りの不自由に遭遇しても、幾多の先人方が尊い命を捧げられた事績に照らせば何のことはない。以来、その自戒の念をより強くしました。

 皆様にとって良い春、佳い桜花の時候となりますよう。
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国体の護持と弥栄を! 

20140302001
敷島の梅花(平成26年)
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