2014/01/13(月) 22:20:00 [落書き帳]

汁粉の夕べに

 観察田の自作で収穫でき、粳(うるち)米と共に新嘗祭にお供えした餅米で、調査隊の若者四名が昨年末に餅つきをしてくれました。餅つきはほぼ「初めて」という隊員たちでしたが、手本を示して「では、やってみよ」と教えるうちに杵の使い方が見る見るうちにそれらしくなり、結果、六臼つけました。

 作った丸餅、鏡餅を皆がそれぞれに持ち帰り、土曜日(十一日)が鏡開きの後、少々保存しておいた分を用いて汁粉(とっても善哉(ぜんざい)風ですが)をこしらえ、成人式を迎えられた皆様のお祝いとさせていただきました。有志より恵贈いただいた十勝小豆を火鉢の炭火でコトコトとほんのり甘く茹でつつ、網で餅をそぞろ焼いて姶良の漬物と芋と頂戴しました。ひと箸食して箸を一端置き、「結構なお味でございます」と感謝を述べる。敷島のこのマナーは、たとえ独りの時も忘れぬように常に心がけています。

20140113005
善哉セット(吾平流)
---------

しっかりついた餅は

 しっかりついた餅は、雑煮や汁粉、または他の汁物に添えても汁を濁らすことなく、誰かの国思う心と同様、型崩れもしません。汁粉は醤油を微量加えると風味が引き立ちます。

 緩やかな火ですが、火鉢の炭火でじっくり調理すると素材の味が滲み出るように引き立ちます。餅などを火鉢に網を乗せて丹念に焼く。祖父、祖母の懐かしい姿が偲ばれてなりません。敷島復古への思いは、何かと云えば「電子レンジでチン」の時流へのささやかな問いかけでもあります。

平成26年1月13日
---------

国体の護持と弥栄を!

20140113006
路傍にて(花)
---------

スポンサーサイト



| HOME | Next Page »