2013/07/26(金) 20:55:00 [明るいニュース]

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アワー氏「日韓の間の「真実の話」」考

▼ 平成25年7月26日の稿

さよなら、韓国海苔2 
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「理」無き韓国の“主張”

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日韓の間の「真実の話」をしよう
 先月、朴槿惠大統領の強力な支持者である韓国政界の長老の招きで3日間、ソウルを訪れた。韓国の政治家、政府当局者、経済人たちと、頼んで面会し、北西沿岸にある韓国海軍基地の訪問にも招待された。残念なことに、会った韓国人のほとんどが日本について否定的な見方をしていた。以上、冒頭より/産経新聞「正論」 平成25年7月26日朝刊 記事(切り抜き)購入紙面(7面)より「個」の日記の資料として参照
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心ある識者に共通するアワー氏の識見

 事実史に造詣有る外国識者は「日韓」をどう観ているか。その一端を識る参考とできそうな記事(「正論」)をクリップさせていただきたい。個人的にはこの七年来、米国内の数多くの識者と書簡を交わして来た。その多くが、ブログ前版でも時折紹介した通り、あくまでも米国人としての視座ながら、表題のジェームス・E・アワー氏(□ヴァンダービルト大学 日米研究協力センター所長)の識見と共通する認識を「日韓」に関して有していることを先ず指摘しておきたい。

 ゆえに、表題にはアワー氏が表題の「正論:で特に親日的な偏りの類を以って述べておられるとは拝見できないし、むしろ韓国(南朝鮮)に対してもっと厳しく云っていただければと。しかし、安全保障に南朝鮮が乗っているため、「日韓」は可能な限り仲良くしてもらいたいとの願いも内包されているのだろうと。そう思えるほど米国人なりの客観的視座からに述べておられる。
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「慰安婦は韓国だけにあらず」

 先ず、アワー氏は「先月、朴槿惠大統領の強力な支持者である韓国政界の長老の招きで3日間、ソウルを訪れた」と。続けて「韓国の政治家、政府当局者、経済人たちと、頼んで面会し、北西沿岸にある韓国海軍基地の訪問にも招待された」と。折角訪韓しながらも、しかし、「残念なことに、会った韓国人のほとんどが日本について否定的な見方をしていた」と。ご自身の最近の訪韓について触れている。

 先ず、南朝鮮が騒ぐ“慰安婦問題”について、「正確な数字は手に入らないものの、貧農の親の意思によって身売りされたり、他の手段で募集されたりして、日本兵たちに性サービスを提供していた韓国の女性の数が、日本や中国、他の国々からのそうした女性の数よりも多かったということはあり得る」と。そう推測し得るが、しかし、「だが、それは韓国人を対象に絞った計画ではなかったし、戦時中のこの事業で犠牲となったすべての国籍の女性が被った真の苦痛について、日本が心から悔いていることは疑う余地がない」としている。
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“慰安婦”が苦痛であったか、否かの論点の違い

 いわゆる“慰安婦”が経済的事情で身売りして「苦痛」であったのか、「募集」に集まった高給取りだったのか。この点については、当時の募集広告や軍部の諸資料をもとにすれば、主に後者であったと観る方が合理的だが、しかし戦後の日本において米兵がなした数多の性犯罪や朝鮮戦争での対米兵慰安施設の設置、ベトナム戦争での(「韓国軍」ほどの過酷さは無かったがやはり)横暴などを論点にしないためには、前者の説明を先ず成すしかない。その視座(立場)から述べざるを得ないことは、往復書簡を成して来た筆者に対しても数人が吐露しておられたところでもある。

 続けて「この時代の日本では売春は合法であり、占領期の日本でも性サービスは米軍に提供されていた。起きたことは正しかったとする事実ではなく、当時の規範が現在のものとは遥(はる)かに異なっていたということを示す事実である」と。たとえば、米国でも1930年代に大恐慌に見舞われ、貧しさを凌ぐためにか“慰安婦”として生活をつなぐ人々は少なくなかった。

 特に、第二次世界大戦(1939年9月1日のドイツ軍のポーランドへの侵攻がその始まりとされている)以降、対独宣戦布告(同年9月3日)をなした英国への支援を主として欧州戦線へ軍備と軍事力の支援的供与を始め、後に兵員を送り込むようになった段にいたっては、米国から出国する数多くの兵士の“慰安”に享与している。いわば、戦時下の時代は「日本では」と謂うに限らず、米国でも他欧州でも同様に、「売春」は事実上の「合法」であったことは紛れもない事実であった。

 その視点から、アワー氏は米国の史実の方はあえて指摘しないけれども、「起きたことは正しかったとする事実ではなく、当時の規範が現在のものとは遥(はる)かに異なっていたということを示す事実である」と述べておられるものと拝考する。ゆえに「慰安婦は韓国だけにあらず」との指摘と、当時は「合法」であったとの指摘の二点だけでも南朝鮮の捏造史観をもとにした“主張”は成り立たなくなることは謂うまでもない。
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「靖国とアーリントンは同じ」

 次の「靖国とアーリントンは同じ」とのアワー氏の指摘は大筋の的を射ている。国々にとって、国を守るために命を捧げた兵士に誰彼の差別なく哀悼と感謝を捧げる。それはごく自然なことであり、たとえば、日本の靖国神社における内祀は、米国ではアーリントン墓地での儀式に例えられる(要旨)との指摘は、筆者も米国の識者諸氏に問いかけて来たことであり、誰一人納得しない人はいなった。

 訪韓時に、アワー氏が南朝鮮の関係者に問いかけられたであろうし、さらに、「中国政府がするような外国からの些細(ささい)な国内批判さえ忌み嫌う国が、国家に尽くして死んだ日本の兵士たちに敬意を表す神社に日本の政治家が参拝するのを批判することは大いなる矛盾のように思う、と私は話した」としている。他国の内祀へ干渉することは“国家”としての矛盾であり、いかに恥ずべきことか。この点、ごく一部の籠絡された部類を除けば、欧米の心ある識者の多くがよく理解していることであり、アワー氏の指摘はその共通認識を傍証するものと拝考する。
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「日韓併合」が無ければ、清、露いずれかの植民地

 アワー氏は、「これは日本人が決して口にしないことだが、日本が清国と戦って1895年に同国を打ち負かし、ロシアと戦争して1905年に同国を破ったのは同じ理由からだったということは、韓国人にとって一考に値するだろう、と私は思うのだ」と。「日本は反韓国ではなかったが、韓国が清国に支配されることを、あるいはロシアに支配されることを恐れたのである」と指摘している。恐れていたのはむしろ朝鮮の方で、えに、当時の「大韓帝国」の申し出と日本政府との合意によって「日韓併合」がもたらされたことは謂うまでもない。

 朝鮮半島は「日本国朝鮮地方」として保護され、朝鮮半島は多大なインフラと5000校を超える学校や多数の病院施設の設置を日本から受けたのであり、植民地では在り得なかった。「もし清国が最初の戦争に勝っていたら、韓国は現在、中国の植民地になっているかもしれないし、もしロシアが次の戦争に勝っていたら、韓国はロシアの植民地になっているかもしれない」と。当時の「日韓併合」以外の行く末をアワー氏は指摘しているが、「日本の勝利はとどのつまり、韓国を自由市場経済の民主主義国という今日の地位へ導いたのである」と結んでおられる。

 日本の恩恵は当時も、また、戦後の「日韓基本条約」(1965年)締結後もさまざまにもたらされて来たが、対日毀損、領土侵害という筋違いな仇を幾重にも日本に浴びせて来たのである。先ずはその国なりの視点でよい。アワー氏のように、真実史観をもとに日本への認識を深める人々が世界中にさらに増えることを願う。

 アワー氏の益々のご健勝とご活躍をお祈りする。
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▼ 主な関連稿

米大教授「靖国参拝」「憲法改正」を直言 2013/06/13 
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日本は毅然とあれ!                                 

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路傍にて(筆者) 
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