2013/01/15(火) 12:15:00 [「保守潰し」に対する警鐘]

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捨てられて、忘れられた「知事の職責」

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嘉田由紀子滋賀県知事 独占・ざんげ告白 小沢一郎さんとの「成田離婚」 すべてを話します
 興味深い誌面を他の紙面(ならびに誌面)と共にクリップさせていただく。週刊朝日 平成25年1月25日号 購入誌面(P30-32)より資料として参照
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結婚詐欺に騙された“カルト教団の婦人幹部”

 先稿で少々触れた事例だが、まさに「朝鮮人の結婚詐欺に遇ったカルト教団の婦人幹部」とも謂うべきこの「騙しの構図」さながらの事件は、所詮は「どっちもどっち」と謂えるが。たとえ嘉田由紀子氏が忘れられる存在になっても、末永く有権者が教訓とすべき一つかと思う。

 先ず、下記の紙面は昨年11月29日(産経新聞)の一面だが、件の嘉田氏に小沢一郎氏が急接近し、「嘉田さんが国のために動いてくれるなら自分は代表を降りる」との甘い言葉で代表に担ぎ出した経緯に触れている。嘉田氏を表看板にしての集票と、そもそもの小沢民主党議員の新党偽装が目的であろうことは、良識有権者にとっては火を見るよりは明らかであったが。しかし、当人の嘉田氏はいささかの不安を抱えながらも「小沢氏の熱意にほだされる形で新党結成を決めた」と。当時の様子を記している。

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産経新聞 平成24年11月29日の紙面(1面)(切り抜き)
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 この動きは、当初、嘉田氏との連携に動いていた「みどりの風」の谷岡郁子共同代表にとっては、「軒下を貸して母屋を取られたような思いだった。27日夜、電話で合流を呼び掛けた嘉田氏に「合流はそもそも考えていなかった」と拒否した」とその周辺の変化にも触れている。
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小沢氏が「100人は通す自信がある」

 表題(誌面)の中でも、「未来の党を結党する3日前の11月24日夜、京都の新ホテルで小沢さん、飯田さんと会いましたが、最初は断るつもりでした。あまりにも準備ができていない。日にちがなさすぎるから無理だと何度も拒否しました」(誌面)と。嘉田氏は述べている。

 しかし、「でも、夜中まで議論し、最後に『私が脱原発の旗を立てれば何人、通りそうですか』と小沢さんに尋ねると、小沢さんは『脱原発を訴える候補者を120人出せば100人は通す自信がある』とおっしゃった。中日新聞のリストを思い起こし、一人でも多く残ったら、という義侠心に駆り立てられ、小沢さんお言葉を信じて挑戦してみようと決意しました」と。事実とすれば、そこで拍手「パチパチ」の、カルト教団の座談会の“決意発表”さながらだ。

 少しく神経が正常であれば、「100人通す自信がある」と誘われたならばそう豪語できる根拠を尋ねたり、「100人」をもしも現実に当選させ得なかった場合に「小沢氏さんは代表に就かない理由は?」とか、選挙結果へ「小沢さんはどう責任をとれるのか」などなど。「大人として」重々確認しておくべき事柄は多々有ったはずだが、それら肝要な事柄をスキップするかのように「義侠心に駆り立てられた」とすれば、いかがなものか。嘉田氏の滋賀県知事としての「公人」の資質についてもあらためて問わねばなるまい。
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そして捨てられる

 そして、その一ヶ月後の12月24日(総選挙後)に、未来の党本部(東京赤坂)で幹事会(午後5時)が開かれ、さらに6時過ぎに「小沢氏を除く国会議員16人が主席した幹事会プラス両院議員総会が開催された」と。「幹事会を始めると、事務局が大幅に書き換えた未来の党の規約を持ってきました。当初の規約では<(人事など)意思決定は(落選議員なども参加できる)総会でする>となっていたのに、<両院議員総会を意思決定の場とする>と変わっていた。何でこう違うのと思い、異を唱えましたが、議員さんがもう集まっていたので幹事会プラス両院議員総会を始めることになりました」と。

 事実とすれば、つまりは、代表の嘉田氏のおよび知らないところで小沢系議員諸氏が「党規約」を書き換えて密かに準備し、クレームのつけようが無い状況の中で嘉田氏を追い込んだといえる。いわば、気がついてみれば、朝鮮人の暴力団に囲まれて「こんなはずじゃなかったのに」と嘆くかの、まんまと騙された被害者の体たらくにも映るが。小沢系議員諸氏がそうした状況に持ち込んだ会合で嘉田氏が出した人事案に反対して「小沢さんに共同代表を要請する」との動議を出して圧し切り、かくして嘉田氏が追放される結果へと事が運んだ。その様子が記されている。

 看板に使った後は使い捨てる。そのパターンは、かっての鳩山由紀夫氏を代表に立てた小沢民主党でもすでに実証済みだが、ここでも政党助成金欲しさに所業を働いたに等しいことにもなろう。
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「2億円が泡と消えた」亀井靜香氏

 その「日本未来の党」へ身を寄せていた亀井静香氏も見切りをつけて離党された。その後について別誌面では、「日本未来の党に関わってしまったことで、誰よりも損をしたのが亀井さんでしょう。彼は未来の結党に際して2億円を持参金として出したと言われているのです。その金が未来の選挙費用として全額使われたのは当然ですが、党は惨敗し、その上、選挙後早々に内紛状態に陥って亀井さんは出て行かざるを得なくなった。周囲には“俺は強盗に遇ったようなものだ”と怒っていますよ(政治部デスク)」(新潮誌面)とある。

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週刊新潮 平成25年1月17日号誌面(P38)(切り抜き)
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 平成22年3月の鳩山内閣閣議での「外国人参政権(永住外国人への地方参政権付与)法案」や「人権侵害救済法案」の通過を阻止した亀井静香氏にしては、今般は見立てを誤った痛恨事となってしまった。相当滅入ったとのことで、「国民新党で行動を共にした亀井亜紀子さんもいる“みどりの風”に合流したのは、厳しい選挙と未来の分裂騒動でボロボロに傷ついてしまい、安息と救いを求めるような気持ちからだったと思います。亀井さん本人は“俺は疲れた。しばらく休む”と言っていました」(同)とのこと。
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「野合」より責任ある政党へ「一票」を

 いわば、亀井氏も上述の“結婚詐欺劇”に騙された一人と謂えるのかもしれないが。「野合」というステキな“政治的”イベントを眼前して、さしもの亀井氏でさえつい理性が働かなくなってしまった。知識と経験をいかに豊富に積もうとも、しかし、それを活かすか、殺すか。事象を峻別し、正確に判断するには大人の「理性」によらねばならない。その指針を御身の惨劇で教えてくれているかに拝考する。

 有権者にしても同様で、鉛筆持って「未来の党」へ投票された方々もまた騙された被害者に違いない。「未来の党」の“分裂”は約1ヶ月という最も半減期が短いものであったが、野合の果ては、遅かれ早かれ、所詮は「こうなる」という教訓を遺した典型的な事例の一つと謂える。騙された有権者のみなさまも、次なる参院選では、週刊朝日が揶揄する「10年前の古い型のスーツ」を着ていても、そんなことよりなり振り構わずに主権国家としての国政の恢復、経済復活へ懸命な安倍総裁の自民党へ投じられた方が大切な「一票」が活きる。こう提案申し上げたい次第である。
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党分裂「未来」拝考 2012/12/29 
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「保守潰し」に対する警鐘 
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【筆者記】

 表題の誌面も告白記事にはなっているが、今後の県知事として方向性には未だ不明な点が少なくない。嘉田由紀子氏にどうしても彷彿してしまう一つはゾラの「人形の家」だが。捨てられてお戻りになられた滋賀県では、虐めや暴力事件、同和・在日問題、北朝鮮工作員の徘徊などが指摘され、事件性が高い懸案が山積み状態と拝察しているが。
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路傍にて(筆者)
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 baner20121001

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