「女性宮家」創出“議論”に終止符を
2012/10/10(水) 21:55:00 [闇政治/闇法案]
「女性宮家」創出“議論”に終止符を
【読者】 博士様、ブログの更新、大変お疲れ様です。そして、いつも有難うございます。政府が5日に公表した「女性宮家に関する論点整理の要旨」が産経(web)にて掲載されております。
しかし、これはご皇室を破壊するものであり、絶対に阻止しなくてはなりません。百地章教授(日本大学)が動画で解説して下さっておりますので、博士様のブログでご紹介して頂けますと幸いです。どうぞ宜しくお願い致します。 また、本日10日の産経(web)の「正論」にて、百地教授が寄稿しておられますので、ご紹介させて頂きます。
(以上、読者からいただいた投稿(10日)より)
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至宝に「御」は冠せず
先ず一つだけ前置きさせていただきます。お気持ちは察しますが、「皇室」「皇族」自体が、元来、至宝の謂であるゆえに、日本人は「皇室」「皇族」には、「御」「ご」は冠しません。たとえば、一般の「黄金」「ダイアモンド」に「御」や「ご」を冠さないことと同義であり、小稿にクリップさせていただく記事に登場する百地章教授(日本大)も、「御」「ご」は用いられていない事実にもその意義をご確認いただければと思います。
尊も過ぎれば毀に成りかねません。「御」「ご」を冠して来たのは、日本語本来の底深さを理解し得ない在日外国籍者や帰化系者らが相応を占める団体です。一見、陛下と皇室を尊崇奉るかのようであって、しかし、結果、毀損への誘導、国旗への嫌悪感を日本人に植え付けることを本来の是とする。その方向性については、すでに違いが判るみなさまにとっては気づいておられるはずですが。
何を怖がってか、あえての指摘をなす識者、諸兄が少なく、むしろ、そうした団体、組織の影響を受けて同化してしまい、メンタリティまでもが朝鮮化してしまったかの団体が一部に現出していることが誠に残念です。事例が「保守」であるとは私は認識し得ておりませんし、そう言っている事例が有る「から」私そう「呼ぶ」とするかの認識は誤りであり、お手本にはならないので要注意です。
敷島の次代を担うべく青少年層に日本を教え伝え、引き継いで行く中で、大人の層がむしろ身を正して一つ一つを伝えて行くべき責任が有り、逐次、幾多の先人、由緒ある先例に照らし、混濁、違和感を感じる一つ一つが有れば、正しく整理して行く必要が有ります。
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「女性天皇」現出への誘導
民主党政府による、当初から「女性宮家」創設“実現”への向けての結論有りきの「誘導」が指摘されて止まない一連の「有識者ヒアリング」と。一応の創設“断念の方針”を示しながらも現政府が公表した「論点整理」(10月5日)について、大きな参考となる記事(二記事)について、上記の投稿をいただきました。有難うございます。
同事案については、心有る多くのみなさまがすでにお気づきの通り、且つ産経紙面が論陣を張って矛盾と危惧とを指摘して来た通り、同事案は明らかに拙速であり、且つ、「女系天皇」現出への危険性を孕(はら)んでいます。その重要な参考とし得る記事が先ずこの二点かと拝考します。
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旧宮家の皇族復帰こそ正道
日本には、女性天皇は過去に八人、十代おわしましたが、全てが男系女子(男系女性天皇)であり、女系天皇は皆無です。この本筋に則って百地教授が法律専門家の視座から、先ずは現憲法に照らして「「女性宮家」こそ違憲の疑い濃厚」(10日の「正論」のタイトル)と指摘しておられる。同記事の内容は、まさにその名の通り「正論」以外の何ものでもありません。理路整然と現政府の「論点整理」を再整理し、矛盾を指摘された後にこう結んでおられる。
「皇族数の減少に対処し、将来、悠仁親王が即位される頃にお支えできる宮家を創設して皇室のご活動を維持するとともに、皇位の安定的継承を確保する方法は1つしかない」と。そして、その「1つ」とは、「いうまでもなく、連合国軍総司令部(GHQ)の圧力で無理矢理、臣籍降下させられた旧宮家の男系男子孫のうち相応(ふさわ)しい方々を「皇族」として迎えることである」と。
併せて、「敢えてその選択肢を排除し、強引に「女性宮家」を創設しようとする女系天皇推進派の皇室破壊の企てを何としても阻止しなければならない」と指摘しておられる。すなわち、旧宮家の皇族復帰こそが先決の道であることを筋道正しく示しておられるので、あらためての良識の参考とし得るものと拝察します。
産経新聞紙面(切り抜き)平成24年10月10日朝刊(7面)より
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満足に機能できない現政権が
そもそもの国籍が不明で、国務すら満足に果たし得ない現政権が、畏れ多くも皇室典範“改正”と銘打って尊厳に手を着ける資格は有りません。長遠なる皇歴にこれまで存在しなかった「女系天皇」現出を誘導するかの「女性宮家」創設に、何故、そうまでして固執するのか。
あえて独自の指摘として申し述べれば、その本質は、他国、すなわち「亜」の侵略手法に符合している。侵略標的の日本の至宝をいずれは政略的な手中に収め、行く行くは抹消せしめんとする国家破壊の意図を汲(く)むものと筆者にはそう映ってなりません。安倍晋三氏(自民党現総裁)や平沼赳夫氏(たちあがれ日本代表)が指摘し反対して来られた通り、そもそもが「女性宮家」ありきの出来レースに他なりません。そして“議論を尽した”かに見せかけるための現政権のアリバイ行為が「論点整理」と謂えるでしょう。
5日公表の「女性宮家に関する論点整理」の要旨・産経紙面6日付より(web)
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至宝を政治利用、ひいては抹殺に伏す侵略国家
たとえば、多くのみなさまがすでにご存知の通り、中国共産党によるチベット侵攻では、その果てに「二人のパンチェン・ラマ十一世」出現の問題が露呈しました。国外に亡命したダライラマ十四世の抹消を絶えず謀ると共に、自治区化したチベットの方では、当のダライラマ十四世のパンチェン・ラマ認定を拒んだ中国共産党政府が、しかし、独自に“認定した”別人の「パンチェン・ラマ十一世」の事例が実在しています。
標的の至宝を先ず政治利用、ひいては抹殺に伏さんとする侵略国家の常套的な手法がここにも窺えてなりません。
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侵略の尖兵・「出自」怪しき者たち
現下の、小沢一郎氏はじめ、一部の各新政治勢力による「首相公選制」をもとに選ばれた者を国家の“元首”とするかの、間接的な陛下への毀損も、ひいては、忌わしき侵略国へ「侵攻の門」を国の内側から開けせしめる売国「傀儡(かいらい)」の是と指弾して差し支えありません。
カルトの教祖らの事例を観るまでもなく、そもそもの「出自」怪しき者たちほど、敷島元来の国家元首であらせられる陛下をさて置くかのように、その“上”に君臨したがるものです。そうした我欲の極みは、実質的に、騒乱絶えなかった大陸の春秋時代のメンタリティを受け継ぐものであり、その宗主国に隷属して来た朝鮮半島の病理を引き継ぐ者たちの仕業であり、長遠なる敷島伝統に在らざる暴虐、破壊を前提とした売国「傀儡」の是と認識して差し支えありません。
さまざまな対日毀損や領土侵略の現実は看過に伏し、その一方で「人権侵害救済法案」に共通するかの賛同の意を示している。そうした彼らの視線の先には、この悪法の法制化の後には、同法によって「女性宮家」創出」の議論を危惧する声も、拙速と反対する声も、ひいては闇の諸法案に反対する声もすべて“抑え込めば済む”とする潜在的な認識が徘徊している。そうみなせば、一連の「流れ」が実に判りやすくなりますし、「論点整理」が残す曖昧性の真意が見えてまいります。
(以上、博士の独り言より)
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■ 主な関連記事:
・油断ならぬ「皇室典範改正を断念」 2012/10/04
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読者のみなさまには、ご多忙の中、日々新たなご訪問をいただき感謝します。切に安倍総理の早期誕生を願い、強い日本、豊かな日本、日本人が誇りを持てる毅然とした日本を、との針路を国思うみなさまと共有させていただきつつ、身近に可能なことを進めて行きたく思います。一人でも多くの方にこの問いかけを。大したブログではありませんが、大事な時に、一つでも目立つ位置に上げてやっていただければ有り難く存じます。応援くださるみなさまに心より感謝します。
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日本は毅然とあれ!
路傍にて(筆者)
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