2012/09/17(月) 23:15:00 [ドットCOM殿式]

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大人が、他人の子を叱らなくなった

 【読者】 博士さん、こんにちは。ついさっきの出来事ですが、自転車で公園の中を通り抜けて帰っていた時、前から小学低学年の子供が自転車でこちらの方に向かってきていました。ぶつかると悪いので、一番左よりに避けて減速していたのですが、あまり運転がうまくないのか自分のフロントにぶつかりました。

 自分も虫の居所が悪かったので、少し強めに怒りました。そして、公園のトイレの前の手洗い場で手を洗っていたら、さっきの子供と父親が私の方に来たので、父親に事故の経緯を説明しながら(カッとしていましたが)注意していました。そこまでは良かったのですが、私が、子供にさっきは、強く言いすぎてごめんね、でも、道路に出たらもっと危ないから気を付けるようにって再度注意をしていたら、父親が、子供は私がちゃんと注意をするから、あまり言うとトラウマになるからって話になって、私は、もうそんなに語気も弱めて子供に言っていたのに父親に私が注意するから後は、私が聞きますって、言って聞く耳を持ってくれませんでした。

 自分は子供の頃やんちゃだったので、よく知らないおじさんから悪いことをしたら叱られていました。それが当たり前だったのですが。

 今は、つくづく時代が変わったんだなっと思いました。ただ、ぶつかったのが私だったから良かっただけで、例えば70~80のお年寄りだったら、例えば、ぶつかった拍子に打ち所が悪く大怪我や命にだって直結する事なのに、トラウマになるからって甘やかすのは間違っているとそう思います。自分が間違っていたのかと思い、家に帰って、自分の親にその話をしたらうちの親もその親子に嘆いていました。

 子供の頃は、たくさん怒られて、そしていい事と悪いことを学んでいく、間違ってないと思います。博士さん、どう思いますか?そうやって甘やかされた子供が今のいじめ問題の問題を大きくしているのじゃ無いでしょうか? 人の痛みが判るというのは自分が傷つき怒られて経験しなければ判らない事だと思います。将来、あの子が道を間違えそうになった時、私から怒られたことがいい意味でのトラウマになって、道を間違ず、大人になってもらいたいです。乱文失礼しました。

(以上、読者からいただいた投稿(17日)より)
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「痛みを知らない」心を問う

 【博士の独り言】 緊張高まる尖閣諸島周辺の動向、および日本国内での騒乱の兆候の有無については、最新の隊員報告を交えつつ、一連の流れの底に窺える「対日解放(侵略)工作要綱」の視点から後稿に触れ、心有るみなさまに問いたく思います。

 本題は、そのテーマとは異なりますが、大人層が「我が身」も含めて問い直すべき「いじめ」問題の、その大きな要因とも指摘されている「痛みを知らない」青少年が目立つ。その心の在り方を問う投稿をいただきましたので、今後の参考のため、小稿にクリップさせていただきます。
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教育に「三つ」有り

 ブログは「個」の日記であり、あくまでも「個」のメモです。専門の小論、論文の類であればもっとさまざまに身を資して書きますが、ブログでは洞察し得た点、思うところをメモに記し、その上で可能ならば読者のみなさまに問いかけをさせてただく。そのレベルのものです。その点をご了承いただいた上で、お目通しいただければ幸いです。

 なお、教育についてですが、国思う大学校の設置を目指す視点から申し上げますと、基本的に、家庭教育、学校教育、社会教育の三つから成るべきものと考えます。本来、この三つが充実してこそ、はじめて子供、ひいては青少年の世代が育つ。しかし、残念ながら、このいずれもが、指摘されている家族の関係の過疎化や毀日教員組合などによる学校教育の場の荒廃、さらには、読者がご指摘のように、実社会の諸々の中で教えるべき大人層が子供たちをあまり叱らなくなった、「見て見ぬふり」が目立つようになった。等々の要因により、弱体化しつつあるかに筆者には窺(うかが)えてなりません。

 いただいたのは上述の最後者でのお話でので、小稿は「社会教育」に集約してメモさせていただきます。
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社会教育を考え直そう

 読者がこのままで良いのか、との「社会教育」上の問いは、ひいては「学校教育」、「家庭教育」にも密接にリンクして来るのではないかと拝考します。瑣末な身はなめ猫世代ですが、その世代に対しても、たとえ道すがらでも、公共の場であっても、それ相応に我々の年代層に注意してくれたり、教えてくれる大人が存在していてくれた記憶が有ります。しかし、それも最近ではほとんど見かけなくなったかのように思えてならないのですが、いかがでしょうか。

 一方、多くの場合、通学で毎日通る駅前には「十八禁」の賭博場が有る。高利貸しの看板や風俗の立て看板、韓流ポスターなども道すがらに子供たちの目に入る。そればかりか、カルトの勧誘員や置き引き泥棒らが街に徘徊している。大人の層が真剣に「社会教育」を考えようとすれば、そもそもが「街に在って良いはずの無い」ものばかりではないでしょうか。それでいて、街で注意してくれる見知らぬ「おじさん」「おばさん」が居なくなれば、重要な一つの「社会教育」が成り立つのか、どうか。ここに問いかけの力点を置きたい。

 多くの読者があるいはご存知のように、その国の未来を観たくば、その国の青少年層を観よ(要旨)、との謂れが有ります。また青少年は大人の鏡である(要旨)、との謂れも有ります。その意味で、大人の層が先ず襟(えり)を正し、敷島人の背筋を伸ばし、日々新たに、場合によって青少年の層に「これはこうですよ」「それはこうすると良い」と教えて上げることが出来る社会の恢復をと願う一人です。
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かくいう身も

 国思う勉強会へご参加になり、お会いした方々はお気づきかも知れませんが。ご存知の性格の通り、電車の中でも、公共の場でも、違和感を感じる青少年の行為を見かければ直に注意しています。腹立ち紛れの感情ではなく、その子らがやがて三十代、四十代の国支える大人の年齢層の一角になった時に自らが困るだろうし、恥をかくと可哀想だ、との相応の思慮によるものです。

 ほんの一例ですが、電車の座席の上で、コンビニのひやし麺をあぐらをかいて食べる金髪の女子高校生をみかけた時に、「ここは大勢の人たちが利用する電車の中です。揺れて麺をひっくり返すようなことがあれば、それだけで隣の人にも周りの人にも迷惑がかかります。止めた方が良い」と注意したことが有りました。「てめえに云われたくねえんだよ、くそおやじ」と返して来ましたが、そこはくっと抑えて、淡々と注意を重ねて止めさせたことが有りました。電車を降りた時、「あなたの仰った通りです。聞いていて感銘しました」と。ふと後ろから肩をたたく年配の方がおられましたが、この方にも、「見て見ぬフリをして過すのは止めませんか」、との問いかけをさせていただきました。

 集団下校の途中でしょうか。列の後方の一人の女の子に数人の男の子が水筒の水をかけて、罵詈して虐めている光景が、通りすがりに目に入ったことがありました。明らかないじめと判断して、男の子たちを呼び止めて注意したことも有りました。一つ間違えば、こちらが言いかがかりをつけたかに冤罪を着せられ、親御さんたちから訴えら得るケースでもあったかと思いますが。注意する光景をたまたま観ていた一人の「お母さん」から、そこでいじめを受けていた女の子が母子家庭の子で、男の子らが常習的ないじめ役であったことも後で判りました。そこで注意しておいて良かったと思います。
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一通の手紙

 昨年、実家に一人の青年から手紙が届きました。その十三、四年前かと思い出しましたが、千葉県の外房線の中で注意した当時の「男子高校生」の一人からのものです。恩師を訪問した帰途でのことでした。煙草を吸い、缶ビールをあおって騒いでいたいた数人の高校生に「貴様ら、降りろ」と云い、降りた直近のホームの上で小一時間ほど注意した。降りた当初は危ない雰囲気でしたが相手を制止しつつ、重々と汝らの世代がしっかりしないで、汝自身と、ご両親と先祖代々とこの国とを誰が護るんだ、等々と。名刺を示して、しっかり注意させていただいた。

 その時が、しかし、彼らにとって初めて「本気の大人」に叱られた時であった。その時が大きな転機になって、あの時叱ってくれた「学者の先生」のように、真剣な心を持てる人間になって生きて行こうと思った。今、社会人になって一生懸命に生きている。休まずに仕事をして、子供が生まれて父親になりました。あの時のみんなも元気に頑張っています。先生もどうかお元気で。またお会いしたいです(要旨)、との内容でした。ちなみに、人の縁とは不思議なもので、その時に騒いでいたうちのもう一人は、現在、敷島民間防衛隊(非組織)の隊員になって不法民と立派に対峙しています。

 毅然たる次代を願って止みません。収入とは関係ないことで命を削る思いを重ねながらも、ささやかな「仁義なき啓蒙」をこれからも果てなく続けます。

(以上、博士の独り言より)
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 読者のみなさまにはお忙しい中、ご訪問をいただき感謝します。新たな小稿をアップさせていただけたことを有難く思います。 一日一日を大切に、みなさまと共に考え、真実を共有できればと願っています。事実を指摘する批判は「悪口」ではなく、真実を掘り出し、その共有のために不可欠です。また、真実の共有はすべての第一歩です。正論は真実から生まれ、良識の声は必ず力になる。応援くださるみなさまに心より感謝します。
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日本は毅然とあれ! 

20120917008 
路傍にて(筆者)
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