2012/09/12(水) 17:01:00 [メディア報道の闇]

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「女性問題で自殺」報道を怪しむ

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週刊新潮 平成9月20日号記事(P46-49)の中より誌面(P46-47)を日記の参照資料として引用/下記引用の他誌面も日記の参照資料として引用
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特別ではない、叩けば塵舞う政治家の存在

 誌面は、「当の松下大臣は」として、松下氏本人が、件の恋愛がこじれた背景を説明し、「こういうトラブルは私の不徳の致すところです」との言質を紹介している。ということは、これが真に新潮誌の取材によるものとすれば、松下氏は、こうした記事がいずれ誌面で報じられるであろうことは承知しておられたはずだ。

 また誌面は、「野田内閣一同、唖然!」としているが、上記が事実としても、決して「唖然!」とは出来ない閣僚が「野田内閣」には随分沢山おられる。多くの政治家は「叩けば塵が出る」存在であろうし、松下氏を叩いてようやく愛人一人とは。たとえば、将来の“総理候補”“閣僚候補”であるかにメディアが宣伝する諸氏のスケールはその比ではない。

 「知事時代に県職員含む20人以上と肉体関係に!」と文春誌面に報じられ、「県庁関係者」から「知事室の中から喘(あえ)ぎ声のようなものが聞こえてきたこともあったのです・・・」とまでの証言が紹介されている東国原英夫氏の「凄さ」は、新潮誌面に記される松下氏の事例の比ではあるまい。「宮崎県知事当時の秘書の一人もこう証言する」として、「そのすべての人と肉体関係があったわけではありませんが、当選前から合計すると(東国原氏の家にお泊まりした女性は三十人ほどいます」と。

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週刊文春 平成24年9月20日号(誌面P26-29)のうちP26-27(切り抜き)
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 余談ながら、先稿で記したかと思うが、瑣末な身は、「民主党宮崎口蹄疫事件(別名「赤松口蹄疫人災事件)」(筆者命名)の最中に二度、事後に一度の調査に出向いている。

 当初、東国原志(当時・知事)については、被害側の一人とみなしていたが、聴き取り調査の中で、地元の同氏に対する不評をはじめ。「初期段階での報告を握りつぶした点では農水相だけはなく、東国原氏も同罪」との嘆きを受けるにつけ、事実とすれば、これは大変ことだと思った。また、同氏に対する不評の中にも、「知事さんなのに」、と下半身にまつわる話が随分と有ったのも事実である。その中には、県の非常事態宣言をなした時も、県内畜産農家の苦しみをさて置くかのように、「こんな問題、やってられないよ」と発言したかの証言(上記誌面にも掲載)も、当時、筆者も耳にしている。「任期限りの退任」の名目のもとに、しかし、あれほど“愛していた”宮崎県を捨てるかのように、実質「辞め逃げ」にされたかの退任劇が今も記憶に新しい。
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あの橋下氏と新党も

 その東国原氏が実質的に合流し、多くのメディアが広報チャネルと化したかのように、その動向を日々報じて止まない橋下氏ご本人もまた「凄い」。すでに読者のみなさまがご存知のことかと思うが、他、江田憲司氏(みんなの党・衆院議院)らからの女性スキャンダルの追求、「開国博Y150」失敗の責任追求の窮地から逃れるかのように、実質辞め逃げされた中田宏氏(前横浜市市長)もこの橋下氏率いる「日本維新の会」に合流しておられる。言葉は悪いが、同党は「やり逃げ」「やめ逃げ」の集まりなのだろうか。

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週刊文春 平成24年7月26日号(誌面P26-31)のうちP26-27(切り抜き)
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 「橋下さんはコスプレが好きでした」として、「スチュワ―デス姿の私を抱いた!」としているが、同誌面に報らじられた内容を事実と認め、ご家族に申し明けないと謝罪されたのはさすがに潔しとしても。たとえば、コスプレと朝鮮人の変身願望の親和性がどこからともなく指摘されて止まない事由が、ひょっとすると、ほのかに窺えそうなサンプル的な事例にも映るが。いずれにせよ、何が露呈しても政治家(政治家志望)をそこで終わることない。ポジティブに解釈すれば、その厚顔無恥さが政治家たる条件の一つかもしれないが。誇り有る敷島の武士の後孫の一人として、コスプレやナンパごときの経験は一切無い筆者にとっては別世界に映る。
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誌面に出ることは予め承知のはずだが
松下氏に異変が起きた9月10日

 松下氏の話に戻るが、「自殺」の直前(9月8,9日)に鹿児島県の地元へ夫人と共に帰郷。そこへ居合わせた「国民新党鹿児島県支部の吉原範雄幹事長」の証言をもとに、後援者に対して今後への意気込みを示されるなど、元気な姿を見せられていた。自殺するようなそぶりはまったくなかった。(要旨)、との一部報道が事実とすれば、仮に、表題のことが誌面に出た時は、図太い政治家の一人として、やはり「不徳の致すところ」と潔く謝罪され、場合によっては辞任なりに自ら相応に言及されていたであろうことは凡庸の推察にも難くない。

 だが、10日になって事態が変わったようだ。その日の午後は、公務で会議が予定されていたが金融庁へ「来られない」という連絡があり、10日は登庁していなかった(報道要旨)とあった。連絡を受けたとする同庁が、松下大臣への敬語を使っての「来られない」なら話はまだ分かるが、松下氏が連絡して来られて「来られない」と云われたとすれば、これ自体も怪しい外国籍者の言葉によく観られる主客混同したかの、おかしな表現に映るのだが、いかがか。

 また、その10日は、APEC(アジア太平洋経済協力会議)首脳会議(8,9日)の直後であり、対日侵略・毀損余念がない李明博氏(南朝鮮(South Korea)大統領と、こともあろうに野田首相が満面の笑みで“握手してもらう”との“事件”(8日)が有り、首相の“方針”に何らかの“変化”が生じた直後とみなして差し支えないタイミングに在った。たとえば、松下氏は、野田氏が首相就任後に530億ドルも増額した南朝鮮とのスワップ(通貨交換)のそもそもの冷静な見直し派の一人であり、スワップ「見直し」方針のアドバルーンだけ上げておきながら、その後に「対抗措置」としての具体策が閣内で何ら進んでいない。地道な仕事派としてこの数カ月をこなして来られた金融担当大臣という職責の上で、見えざる苦悩を重ねて来られた、と拝察しても過言ではあるまい。

 その状況下で、これは個人的な推察に過ぎないが、たとえば、さらに松下氏の重責に追い打ちをかけるかのように、野田氏から“李さんから握手してもらったから”とでも言いたげに、スワップ見直しはもう止めようとするの指示が入ったとしても不自然はあるまい。推察が当たっているとすれば、いわば、松下大臣の存在は「日韓関係」の上で用無しであり、邪魔な存在になったと見なされても不自然はない状況へと変化したとしても“不自然”ではないだろう。
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悪阻止の切り札だった

 身にさまざまな功罪を抱えておられる亀井靜香氏が、しかし、平成22年3月12日の閣議(当時・鳩山由紀夫内閣)において、「人権侵害救済法案」をはじめ「外国人参政権」「夫婦別姓」に関わる民法改正案の三案への「署名拒否」に出られた快挙については以前の小稿で触れさせていただいた通りである。そして、亀井氏が国民新党から離れられた状況下において、たとえ身に塵有る身であっても、亀井氏と同じように署名拒否を以ってその閣議通過「阻止」に当られるものと、その切り札として密かに良識から期待され、敷島民間防衛隊も期待していた存在がこの松下氏であった。

 特に、松下氏は義に厚い男気を持った薩摩隼人で、言葉は悪いが、時々よう分からんようになる松原仁氏よりは頼りになる存在であった。亀井氏と同じように、その一つで国救う事績を今般示していただければ、また、上記のような他の政治家諸氏の「凄さ」や変質度に比しても、愛人の一人くらいどうということは無い、と今でもそう拝考する。二十一年もの「お付き合い」ならば、さしも夫人もとうに気づかれているはずであり、新潮誌が報じると判ったところで、それを苦にして自殺に及ばれたとは考え難い。

 「自殺」が仮に事実であったとしても、事由は他に有ったはずだ。だが、その「自殺」も、かの中川一郎氏の事例と同様、表題の誌面を参照させていただいた今はむしろ疑わしい。何故、当初からあたかも準備されていたかのように「自殺」との断定報道が一斉になされたのか。また、一般に、政治家に何かが起こるタイミングのほとんどが「発売前日」のリークによるものながら、報じられる「自殺」原因であるかに「女性関係」が取り沙汰されたのが「発売の前々日」であったのか。無理に引き合いに出したのではあるまいな。悪阻止の切り札としての松下忠洋氏をも失った今を思うと、大変に残念である。

 ご冥福を重ねてお祈りし、ご遺族に謹んでお悔やみを申し上げる。

平成24年9月12日
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■ 主な関連記事:

おかしな「自殺報道」 2012/09/11 
訃報「松下金融担当相」拝考 2012/09/10 
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【筆者記】

 自らのことには涙をなすことはない。だが、「死人に口無し」とばかりに、国民の前での説明の機会をも与えられずに、一方的な報道「処理」を被っているかの松下氏のご無念を拝察すれば涙を禁じ得ない。何時かそのご無念が晴れる時が来るように。また、そうした国へと恢復するようにと。我々の世代、ひいては後続の若い世代へと伝えるべき国思う使命感を新たにさせていただいた次第である。
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日本は毅然とあれ! 

20120912006 
路傍にて(筆者)
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