都調査団「尖閣へ向けて出航」拝考
2012/09/01(土) 20:10:00 [国内時事]
第一回目の調査の無事と成功を
調査団、尖閣に向け出港へ=購入目的で洋上視察-東京都
尖閣諸島(沖縄県石垣市)の購入を目指す東京都の調査団が1日夜、同諸島の魚釣島などに向けて石垣港を出発する。気象条件が良ければ、2日早朝に島付近に到着し、洋上から視察などを行う。同日夜に帰港する見通し。調査は、購入を計画する魚釣島、北小島、南小島の3島が対象で、各島の資産価値の算定や活用策を検討するための材料収集が目的。平たんな土地の割合など地形の把握や動植物の観測、避難港整備の適地確認などの作業を実施する。調査団は、都職員、不動産鑑定士、海洋政策の専門家ら計25人で、2500トン級の船をチャーターした。時事通信(Web) 平成24年9月1日付記事より参照のため抜粋引用/写真は「都、2日早朝から尖閣調査 購入に向け、洋上から」と報じる共同通信/JP 47NEWS(Web) 9月1日付記事より、時事通信の記事と共に資料として参照のため引用
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二日早朝から調査
尖閣諸島は紛れもなく日本の領土である。この日本の領土を守るために、石原慎太郎都知事の発案により、国への移譲を前提として地権者から先ず都が購入、との方針を発表し、国民良識の協力のもとに事の次第が運ばれて来た。その正規の購入をなすためには精密な調査が必要だ。各島の地形や平坦地の割合などを確認する綿密な測量をはじめ、知事が提案している避難港整備の適地確認、資産価値の算定、動植物の観測など、上陸を要する作業が多い。そこで、都が今回と十月の二回の調査のための上陸許可申請をあらかじめ提出していたが、国(現政権)はそれを却下するという、不可思議な事件がつい先日有ったことは、多くの読者がご存知のことかと思う。
そこで、都は周域の海上から、各島への接近調査に切り替えての出航(石垣島から一日夜)となった。調査は、二日早朝から夕方まで、日の光のもとで行われる。その様子を伝える速報の一部が表題のに記事(時事通信, 共同通信)である。最も重要な要件の「上陸」を成し得ないままの調査になり、項目によっては測定困難な状況を拝察し得てならないが、国民の一人として、都の第一回目の調査の無事と成功をお祈りする。
時事通信(Web) 平成24年9月1日付記事より
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避難港の設置にも「返事」をしない首相
第二回目の調査には、石原知事も同行されるとのことだが、現政権に幾分かでも「日本国の政府」とのとの自覚が有るならば、上陸申請却下の取り消しをなし、むしろ首相、閣僚が調査船に同乗して共に出向く意識を持つべきが本来ではないのか。少なくとも、現政権には管理と仄(ほの)めかしながらも、言うだけでその気が無い。玄葉外相が今春一部に類する言質を漏らしておられたように、事を並立てずに「支那(China)様」へ差し出せば良い、それで事が済むとお考えでないのか。そう拝察すれば、現政府が実際になして来た事の次第のすべてがつながる。
石原知事は、日本の領土の島としての機能を持たせるために、避難港の設置を現首相に直々に問いかけておられるが、その場の返事はなく、その後の生体反応も無い。悪法の推進(現在、閣議直前)や闇法案、新たな闇事案の造出などには「生き生き」として、積極的だが、国家の主権への言うだけ、無責任、無関心、無気力のスタンスは変わらない。現首相のこのスタンスが、振り返ってのこの三年間の民主党のスタンスに帰一するものと認識すれば、現政権の地金がむざむざと見えてくる。政権担当能力を欠く集団が、そもそも首相に相応しくない人物を次から次へとすげ替えていただけ、と認識すればこの三年間の惨状のすべてが判りやすくなる。
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都から移譲の時は、毅然たる日本に相応しい政権を
いずれ尖閣諸島の所有権が都から国へ移譲される時、その時の政権は、「毅然たる日本に相応しい領土を確として護る政権」であらねばならない。尖閣諸島の地権者からの買取りを石原慎太郎都知事が今春表明され、これに実に多くの良識国民が呼応し、買取り資金への多大な募金も集まっている。侵略の度を深めつつある国々に対しても、骨の有る政治家と良識国民が、この日本に確かに実在していることを知らしめる機会となったのである。七十年代から忽然と“領土”主張を始めた中国共産党からすれば、今般の事例はさぞ“邪魔”に映るであろう。それでこそ領土を護れるのである。
これほど多くの良識がこの日本に実在しながら、且つ、細川政権の忌まわしい教訓が有りながら、何故、現在の民主党政権を誕生させてしまったのか。その大きな要因はメディア(「メディ「亜」」、第五の「亜」と筆者は時々呼んでいる)報道に有ったことは、度々指摘させていただいている通りである。
登記上は日本のメディアでありながら、しかし、その多くがカルトらの宣伝費による篭絡などによって「亜」の政治工作、誘導の片棒を担ぐ駐日宣伝機関になり下がっていたことに、良識の中の少なからずの層が気づかずに、まして、たとえば「今回は民主党」との、物事の本質、地金を見抜けない一部の“識者”(*1)の甘言に乗せられるかのように、斯様な政党へ票を投じてしまった。すなわち、騙されて一票を投じてしまったのである。
しかし、この三年間と謂う「過去」はもうどうにも変えることが出来ない。返せ、と問うても返って来ない。顛末の結果、現(民主党)政権がここに極めた惨状こそを、良識すべてが忘れ得ぬ次代への教訓として、今後の「一票」に活かす。もう騙されない「一票」を次代のためにも棄権せずに投じて行く。今こそ、真の意味で先祖代々の敷島人が目覚めるべき、との問いかけをここでもさせていただきたい。
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付記: *1. その後もおかしな言を並べ、良識層を惑わすかの動向が観られるため、選挙が近づけば、当該の“識者”“作家”(筆者選)リストを公表させていただきたい。隠れカルトの信者がその一部に含まれていることも調査、また調査で判った。おかしなことを時々云う事由がそれで判る。
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【筆者記】
道すがらの路傍には秋桜が咲き始め、朝夕に幾分かの涼を感じる時候となった。今年の九月は名月を夜空に二度眺めることが出来る。この希な夜長月が、心あるみなさまにとって実り多き一ヶ月となることを。
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敷島は毅然とあれ!
路傍にて(筆者)
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