2012/07/08(日) 05:53:28 [民主党/国籍不明政党]

野田首相の提案に「責任」は有るのか

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“尖閣国有化” 調整は手間取るか
   野田政権は、沖縄の尖閣諸島について早ければことし9月までに国有化するために島を買い取りたい考えで、地権者との交渉を進めるとともに購入を検討している東京都との調整を急ぐ方針ですが、石原知事は、都が購入したあと国に引き渡す考えを示しており、調整は手間取ることも予想されます。NHKニュースWeb)7月8日付記事より参照のため抜粋引用/記事はNHKニュース同記事より資料として参照のため引用
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「横槍」か、妨害か

 表題は、石原慎太郎東京都知事のもとで、進められている尖閣諸島の地権者からの購入計画について、野田内閣が、国としての直接購入の意思を示している。「早ければことし9月までに今年度予算の予備費を使って島を買い取りたい考え」とし、「買い取った場合の活用方法の検討も始めており、今後、地権者との交渉を進めるとともに東京都との調整を急ぐことにしています」(NHK)と伝えるニュースである。

 そもそものリーダーシップが見えない。何かの「傀儡」としてなら夢遊病者の如くにその“強権性”を発揮し得る。その陰影色濃い現政権に本当にその意思が有るのか、どうか。手続き上の、都からの委譲を受けた後の、“国”による未だ不可視なその後の計画を含めて、単なる「横槍」か、巧みな妨害か。はたまた、頭が上がらない中国共産党政府へいずれの「転売目的」か、とさえ映るニュースである。
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積年の交渉の下地の上に

 現下に進められている都知事主導の計画は、地権者に対して都知事が進めて来られた積年の交渉の下地が存在し、その計画に賛同する多くの国民の善意の基金をもとに進められているもので、唐突に決まったものではない。その計画の、たとえば、北方四島や竹島への外来の不法占拠の深化を実質放置し、何の対抗策も示し得ないままに、手放しなまでの“外交実績”しか示し得ず、信頼ままならない現政権への“肩代わり”を許して安心がなるものか、どうか。

 都による購入に数か月と謂う所定の期間がかかろうとも、その後の委譲先が、良識の次なる一票で選ばれた今よりベターな政権であるべき事を想定すれば、石原都知事の計画には、たとえ、直下に解散総選挙が無いとしても、在るべき明年と謂う近未来との整合性を見い出すことができよう。もとより、野田氏自らが“解散総選挙”をちらつかせて野党の“協力”をせしめた消費税増税関連法案の動向一つにおいても、それが保身、延命の誘導芝居であったことは現下の態度に明確ではないか。この人物は、ある意味、判りやすかった鳩山、菅両氏にも比べれば、増しての嘘つきであり、特殊な虚偽多重の病理性が高い。

 表題の事例についてもまた、観る者にはその“行く末”がすでに見えているかの新たな芝居に映ってならない。まして、傀儡政権の横槍交渉を許せば、地権者と謂う「個」の保全すら危うくなる、そう心配し得てならない。むしろ、良識結束して都知事と地権者を守るべき、その時局かと拝察する。

平成24年7月8日

博士の独り言
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路傍にて(筆者)
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