朗報「ヒッグス粒子」解明に前進
2012/07/04(水) 23:15:00 [明るいニュース]
南部陽一郎博士の、半世紀前の予証が実証へ
宇宙や物質の成り立ち、解明に前進 ヒッグス粒子
世界の物理学者が追い求めてきた最後の素粒子「ヒッグス粒子」の存在が確実となった。実験結果をまとめた欧州合同原子核研究機関(CERN)は「ヒッグス粒子の発見というには、もう少し検証する必要がある」と慎重だが、歴史的な発見はもう間近だ。宇宙や物質の成り立ちを説明する素粒子物理学の仮説「標準理論」が検証され、完成する。日本経済新聞(Web) 7月4日付記事より参照のため抜粋引用/同記事より資料として参照のため引用
----------
いよいよ、これから
南部陽一郎博士が、はるか半世紀前に予証された「ヒッグス粒子」の存在が、日本の研究チーム(2チーム)の参加によって先年行われた実験結果(欧州合同原子核研究機関に得られたデータ)の解析をもとに、いいよいよその存在が実証されようとしている。今春の段階で、すでに「ヒッグス粒子」の存在を否定し得る可能性は「ゼロ」に限りなく近ずいていた。まだまだ慎重にと。さらに精度を極めての解析によって、今や存在が確実とみなせるまでになった。
実は、昨日(日本時間3日)のエンリコ・フェルミ研究所(加速路)での過去10年間のデータ解析の結果が「ヒッグス粒子」存在の傍証となり得るとの速報が有ったことも、今日のニュースの予兆を感じさせるものであった。個人的には、地元のシカゴブルズ(NBA)全盛の頃に同研究所へお邪魔していたのが思い出である。夏は暑く、冬が途方も無く寒かったが、何時パンの耳をかじり、何時寝たのかも憶えていないほど研究に没頭した。敷島の研究者はボールプレイヤーほど大柄ではないけれども、素粒子の基礎研究分野でも世界に堂々と通用する。本当の意味での朗報はそう遠くはあるまい。
「ヒッグス粒子」の存在を確認となっても、決して「終点」ではなく、素粒子物理学の「標準理論」確立によって、そこが新たな基礎研究の第一歩となることは謂うまでなく、その先に、広大な可能性が広がる。同じく先年、反物質を実に1000秒間も存在せしめたのも、敷島の研究チームの底力による未曾有の成果であったことをここで想起してならない。これまでの、西欧の概念を根底から覆す基礎研究と次代へ向けての実証的な新発見、新技術の開発は、敷島の精鋭の貢献によってこそもたらされるに違いない。ムズムズして来た。
平成24年7月4日
博士の独り言
----------
日本は毅然とあれ!
路傍にて(筆者)
----------
スポンサーサイト