2012/06/24(日) 12:25:46 [メディア報道の闇]

さながら「騙し」の大芝居

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反対54人以上で政権窮地=内閣不信任案可決も-政局シミュレーション
 野田佳彦首相が「政治生命を懸ける」消費増税関連法案。26日に行われる見通しの衆院採決は、民主党の小沢一郎元代表を含め、54人以上の反対者が出るかどうかが焦点だ。その数は、内閣不信任決議案の成否や解散時期にも影響する。今後の政局の行方を探った。民主、自民、公明3党の修正合意により、消費増税法案の衆院可決は間違いない。しかし、民主党内から54人以上が反対した場合、執行部が全員を除籍(除名)すれば、与党は半数を割り、野田政権は少数与党に転落する。内閣不信任案が出された場合、いつ可決されてもおかしくない窮地に陥る。時事通信Web)6月23日付記事より参照のため抜粋引用/写真は時事通信同記事より資料として参照のため引用
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小沢被告が造った「民主党」

 いわゆる「合」の末は分解、分離で終わる。自然の事象や現象によく観られるプロセスだが、見い出せるこの法則性を人の組織、たとえば「政党」に照らしても、野合に始まる政党は、その分解、分離で終わる。今般の小沢被告が展開していると報じられる行動もまた、当人が本気とあるとすれば、その法則性を如実に表す一つではないかと拝考する次第である。

 いわば、善につけ悪につけ、かくも巨大な野合政党を形成なさしめ、“国民政党”へと造り上げ、政権まで盗らせた。そのために“力量”を発揮したのは小沢被告であり、それ以外に、これほどまでの虚構政党の組成と維持をなし得た人物は、他に「在り得なかった」と。こう拝察する。果たして、鳩山由紀夫氏や菅直人氏、野田佳彦氏に、小沢被告ほどの“リーダーシップ”や“求心力”が有るのか、否か、と問えば「その答え」は明らかだ。

 その小沢被告が、事案への賛否を機にしているとはいえ、自ら造った「民主党」に本当に“反旗を翻し”、さらに“離脱”するとすればどうなるか。たとえば、池田大作(名誉会長)教祖が創価学会から離脱するようなもので、もしも「そうなれば」、おそらく創価学会が今の姿では成り立たなくであろうと同様に、現下の「民主党」はいよいよ「終焉期」に入るのではないかと。そうみなしても差し支えない、ここ数日かと思う。
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コリアンコミッティーさながらの「騙し」の大芝居か

 ここ数日、メディアの多くは、表題の“ネタ”で盛んに「引っ張って」いるかに映ってならない。しかし、何がどうなるのか、どうにもならないのか。ヤード型の野合政党での事ゆえ、予測しかねる面がある。

 昨年の、菅内閣に対する「不信任案」採決の時と同じように、今般も、事の詰まりは「大山鳴動して鼠一匹」で終息し、結果、そのどさくさの裏で悪法、闇法案の推進を許すことになっていた、ということになるのか。あるいは、本当に小沢被告が離党までしてご自身なりの“筋”を通され、現政権瓦解と解散総選挙への遅き扉が開かれんとするのか。民主党その“モノ”が、メンタリティの上でコリアンコミッティーさながらの騙しと火付けの病理の、その巣窟ともみなせるがゆえに、日本人の常識尺度では測れない「うごめき」に映ってならない。

 結果、法案成立への協力を条件とするかのように、「解散」をほのめかして野党に協議参加させたのも“佳彦ママ”の美人局に過ぎず、小沢被告の現下の“行動”も単なる国民に対するガス抜き、己の存在感の提示に過ぎなかった、ということにもなりかなまい。
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悪事では一貫している民主党

 そもそも、日本破壊、国民無視の闇法案や言論統制の悪法推進などの分野ではほぼ一貫している党の“基本体質”を拝察すれば、メディアに人心が踊らされたかのみの、結果、どこぞのボッタくりバーさながらの“政治パフォーマンス”劇で終わる可能性は否定できまい。メディアの多くがなす“大報道”をひっくるめて、またしても国民の多くがまんまと騙されている、その可能性も否定できまい。

 一人でも多くの有権者が、淡々と、「騙され(続け)る有権者」をそろそろ卒業され、騙しの毒性を「見抜く有権者」へと脱皮されるべき時節かと。願いを込めてそう考える一人である。

平成24年6月24日

博士の独り言
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日本は毅然とあれ!

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路傍にて(筆者)
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