2012/06/10(日) 21:00:00 [カルト対策]

国害を許すべからず!
逃走信者を追い詰める情報網

20120610003
高橋容疑者の新たな写真公開=タクシー乗車、防犯カメラ警戒か-警視庁
 地下鉄サリン事件で特別手配されている元オウム真理教信者高橋克也容疑者(54)について、警視庁は10日、逃走直前にバッグを購入後、タクシーに乗車する際に防犯カメラに写った写真を公開した。捜査関係者によると、高橋容疑者は逃走直前の今月4日午後1時半ごろ、川崎市内のスーパーで大型バッグを購入し、店の前で約2分待って流しのタクシーを止め乗車。約1キロ離れた潜伏先の建設会社の寮に戻り、姿を消した。時事通信Web)平成24年6月10日付記事より参照のため抜粋引用/写真は時事通信同記事より資料として参照のため引用
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カルトの「長期逃走犯」と「隠れ信者」の共通病理

 メディアの多くが、オウム真理教「元」信者の高橋克也容疑者と報じているが、本当に「元」なのか、どうか。逃走犯の逮捕拘束、およびその後の真相解明を待たねばなるまい。先ずを以っての問いかけがここにあります。その点、曖昧性が窺(うかが)えるが、表題のように「元オウム真理教(アーレフ)信者高橋克也容疑者」(( )内は筆者)とした方が、幾分かは“ベター”と謂えるのかもしれない。組織的な支援の「有」「無」をあらためて問うべきであり、余りに長期間の逃亡を検証する上で必要不可欠な要素に他ならないからです。

 先日の小稿で、元カルト信者氏の指摘を紹介した。いわば、逃走犯の心理は、単なる犯罪逃走犯のものと謂うよりは、カルト「隠れ信者」の心理に近いとの指摘であったが、長期逃走の真相解明は、それがすなわち、世に横行するカルト「隠れ信者」の病理解明と見抜きに役立つ参考情報ともし得る。その可能性が窺えるためです。

 たとえば、隠れ信者の口は固い。同じように長期逃走犯の口も固い。最近では、平田信、菊地直子の二人の容疑者が逮捕となったが、相互の逃走犯のその後の「情報」聞き取りが困難とされた事由もそこにありましょう。

 そもそもが、己がなした犯罪の重さを反省し、世に謝罪すべき心理が窺えない。隠れ信者もまた、己が信じる集団洗脳の病理と、各分野や国家の中枢に潜入する「騙(だま)し」の病理性を自覚することもない。いずれの信者の頭上にも、「教祖」と謂う“絶対的”な存在がすべての身の“矛盾解決してくれる”から。言い換えれば、国家と国民を愚弄する。そに起点を置く病理であり、カルトを断じて許せず、その病理に、英邁にメスを入れるべしと問いかけ、自らが対峙、撃退に資して来た事由がここ有ります。
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理性に生きよう

 先稿「逃走「高橋克也容疑者」」に対して、次の貴重なメッセージをいただきました。有難うございます。

 【いただいたコメント】 博士、興味深いエントリーを上げてくださり、ありがとうございます。この時期になぜ?と思いましたが、やはり裏で何かが動いている事は間違いないかもしれません。芸人の生活保護不正受給問題を逸らす事や、政権の体をなしていない政治ごっこが、密かに闇法案通過を狙っている事や、もしくはオウム死刑囚の執行延長など。

 かつて私も崇教真光と言うカルト教団に所属していました。もう20年近く前に止めました。その後も色々な宗教に勧誘されましたが、言っている事はただひとつ「自分達の教えが一番正しい」と言う言葉に疑問を感じ、それ以来、カルト宗教からの誘いをきっぱりと断れるように、理論武装出来たように思います。高額な金銭を取られましたが、今は高い授業料だった、と納得しております。取り返せるものなら取り返したいですが、不可能だと思いますから。

(以上、いただいたコメントより)
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「自分たちの教えが一番正しい」(=イコール)全体主義の病理

 【博士の独り言】 ご指摘の通り、ほぼ例外なくカルト教団に共通している自負は、「自分たちの教えが一番正しい」という独善性に有ろうかと洞察しています。その独善が集団エゴイズムを底支えし、その集団エゴイズムの肥大化とともに、“教えのためには何でも有り”“国の法律にも優先する”とするかの廃国病理が肥大化する。その“理屈”には、上記で指摘させていただいた通り、その病理の中心に鎮座する「教祖」と謂う、彼らにとって“絶対的”な存在がすべての身の“矛盾解決してくれる”という妄想が根付いていると。こう指摘できます。

 常人の日常とは別世界のものであり、且つ、一見、キリスト教や仏教、その他の古来からの宗教を説くかのカルトは、しかし、それらを“宗教法人”の体をなすために、その看板に利用しているに過ぎず、その実態は宗教と謂うのはほど遠く、集団的な反社会的病理の巣窟に過ぎないことを、これまでブログを通じて問うてまいりました。

 ご指摘の通り、その病理の共通性を英邁に見抜かれることが、「カルト宗教からの誘いをきっぱりと断れる」という峻別の眼を培う基本になろうかと思います。勧誘を受け付けない。跳ね返す。読者のような眼が無数に広がっていけば、必然的に、カルトが生息できない日本へと立ち還って行けるに違い有りません。

 悪法も闇法案も、在日はじめ毀日勢力がなす構造的な病理の要(かなめ)、接着剤の役を担っている。もっと謂えばその実態の黒幕でもある。その裏にはもっと大きな構造性の影が見え隠れして来ますが、次世代を思えば特に目をそむけてはならない。メスを入れるべき病理に違い有りません。この点を直視せずば、国を守り保つ(ゆえに「保守」と謂う)議論は無為に帰してしまう。このことを問い続けてまいりたく思います。

(以上、博士の独り言より)
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【筆者記】

 カルトの国害病理の解明と周知のため、国民の協力のもと、あらゆる探知技術、捜査を駆使してでも、逃走犯が一刻も早く逮捕拘束されることを願って止みません。
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日本は毅然とあれ!

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路傍にて(筆者)
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