2012/05/07(月) 07:00:00 [民主党/国籍不明政党]

何もしない「首相動静」
ブーメランは「寝て待て」か

20120506009
首相動静(5月6日)
 午前10時現在、公邸。朝の来客なし。午前中は来客なく、公邸で過ごす。午後も来客なく、公邸で過ごす。 (2012/05/06-17:06)時事通信Web)5月6日付記事より資料として参照のため引用
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寝ている場合か

 表題は、五月六日の「首相動静」を伝える速報である。前日(五日)と全く同じ「午前10時現在、公邸。朝の来客なし。午前中は来客なく、公邸で過ごす。午後も来客なく、公邸で過ごす」とある。事実とすれば、私人ならともかく、果たして、「公」の最たる存在である「一国の総理」としていかがなものか。

 確かに、菅直人前総理が、昨年(平成二十三年)の大震災、原発事故発生の直後から国民の前から姿を消した「空白の一週間」(唐突にも居所、行動が不明になり、同三月二十五日に会見へようやく姿を現す)に比べれば、野田首相のケースは先ず国民の前から姿を消した「日数」が短い。「居所」も公邸と判る。「行動」についても、おそらく寝ておられたのではないか、との「推察」をも成し得る。

 万一の、国家の非常時の際にも「一国の総理」の「居場所」が判る分、それだけでも微かな“安心”と謂えるのかもしれない。まあ、リーダーシップがさして観られない首長の「居場所」がたとえ判っていたとしても、菅前首相の「居場所不明」のケースとほぼ同等と認識しておくべきか。

 「公」のトップである「一国の総理」の一時間、一日は、その責任の重大性を拝察すれば、我々庶民、私人の「一時間」「一日」に比して遥かなる重みを有しているはずである。まして、進まぬと謂うよりは、そもそも「やる気」が拝せられない政府無策の塗炭に国民が追いやられようとしている。たとえば、続く驚異的な円高により、貿易を国益の糧と資して来た日本と謂う「国家の家計」が遂に「赤字」へと大きく転落し、そのマイナス幅をさらに広がりつつある。国内の雇用崩壊が著しく進む反面、外国籍者の就職誘致枠や生活支援の類には一生懸命の様子だが、その一方で、国民の若者がますます隅へと追いやられている。

 寝ている場合か。それとも、ブーメランは「寝て待て」と謂うことなのか。

博士の独り言
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小稿は予めの予約稿です
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野田首相「来客なし」拝考 2 2012/05/05
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▼ 同様の、現政権「歴代首相」の一例:
菅首相、1週間ぶりの会見  2011/03/25 
発生から40日余りを経ての「宮崎訪問」 2010/06/01 
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日本は毅然とあれ!

20120506004
路傍にて(筆者)
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