政府「日本政府は確認していない」拝考
2012/04/13(金) 20:15:12 [民主党/国籍不明政党]
防衛には興味が無い現政権
「誤報を打ったに等しい」 政府の「発射確認していない」一報に自民・石原幹事長
自民党の石原伸晃幹事長は13日、北朝鮮が「人工衛星」と称する長距離弾道ミサイルを発射後の午前8時すぎに、政府の緊急情報ネットワーク「Em―Net(エムネット)」が「日本政府は確認していない」と全国に送信したことについて、「誤報を打ったに等しい。本当に(ミサイルが)飛んでいたら、わが国に飛来していた可能性もある」と批判、国会で政府の対応を追及する考えを示した。党本部で記者団の取材にに応じた。産経新聞(Web) 4月13日付記事より資料として参照のため引用
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とうに国滅んでいる「タイムラグ」
実際の有事は、いわば、今般の模擬試験的な予告ケース(北朝鮮)と著しく異なる。たとえば、中露やイランが、何時何時、何日頃、日本に向けて核ミサイルを発射すると予告して来るのだろうか。実戦では、忽然と、標的の防衛網の狭間や弱点を衝くかのように攻撃して来るであろうことは火を見るより明らかである。対空誘導弾パトリオットミサイル「PAC3」を予め何処と何処に配備して、飛来して来るミサイル迎撃に備えるという余裕も、政府が情報判断や指示を逡巡している「余裕」も無いはずだ。その想定を防衛の基本としなければ、「防衛」の意味は失われる。
今般の政府発表については、衛星監視による北朝鮮のミサイル発射推定時刻から約一時間後の午前八時三十七分であったとの“報道”が有った。実際に、日本国内に向けての北朝鮮からミサイル発射を想定すれば、発射から約十分ほどで着弾するとの予測が有る。現実の有事であれば、どのような惨状を招いていたことか。政府すら後形なく蒸発していたとしても決して不思議ではない、「タイムラグ」と指摘できるのではないか。
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防衛に無関心な現政権
たとえば、数学の問題で、この問題はこうやって解きますと。その解き方を予め教えてもらって、出された問題すら満足に解答できなかった。そもそもが解く気持ちが無い。もっと謂えばそもそもが数学に興味が無い。この場合の「数学」を、一国の「防衛」置き換えたに等しい今般の政府「反応」とみなしてよい。
ということは、一国の政府でありながら、そもそも防衛に関心が無い。もっと謂えば、日本国民の安全と命と財産を護ろうという意志が無い。安全保障会議(政府)の開催が発表からさらに一時間後となり、情報収集中を言い訳にするかのように、己の事実上の公的瑕疵(かし)をそれに転嫁するかの醜態は、国の恥であり、内なる国辱に他ならない。
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一貫しているのは「闇法案」のみ
空中爆発したとは謂え、J-ALERT(大規模災害や外国による武力攻撃に遭った時に、国民の保護のために必要な情報を通信衛星(SUPERBIRD B2)を介して、瞬時に地方公共団体に伝達し、同時に地域衛星通信ネットワークに接続された同報系市町村防災行政無線すするシステム)すら起動し得なかった政府の“スタンス”は、先年の大震災で国家の緊急事態宣言すら発しなかった菅内閣と相似形である。
その醜態の裏側で、震災直後の混乱止まぬ時期に、当時、肝心な復興への具体的な議論も始まっておらず、それでいながら、どさくさに紛れ込ませるかのように「人権侵害救済法案」推進のプロジェクトチームなどは政府内に立ち上げ、国民を黙らせる闇法案の策定の方は「立法府」与党として熱心に進めて来た。いわば、「そういうこと」だけは熱心で、本来成すべき仕事の方はしない“政府”が現政権の実態であると認識して差し支えない。一貫しているのは「闇法案」のみである。
平成24年4月13日
博士の独り言
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日本は毅然とあれ!
路傍にて(筆者)
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