2012/03/14(水) 22:41:44 [食の安全]

輸入食品「偽装」を見抜こう
製造者(≠ノットイコール)製造場所に関し

 【読者】 以前、食品の表示について、博士が「製造者(≠ノットイコール)製造場所ですよ」と指摘してくださいました。大変に参考になっています。特に、最近は日本国内の「製造者」表示が増えている一方で、製造場所については、「製造年月日と共に固有記号で表示」という表示が無くなりません。

 ごく身近に、見抜く方法が有ればアドバイスをお願いします。

(以上、読者よりいただいたメッセージより)
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日本国内の製造であるかのように

 【博士の独り言】 数年前の、毒餃子事件をご記憶のみなさまは少なくないことかと思います。以来、店頭に並ぶ中国産(製)の食品は、一時、減少したかのようでした。しかし、民主党政権になって以来、韓国産とともに輸入が増大傾向にある。そうした状況についても、多くのみなさまがお気づきではないかと拝察します。

 また、以前は、所謂「販売会社」は日本国内の企業やメーカーなりを表示しつつ、製造場所(工場など)の情報については「製造年月日と共に固有記号で表示」といった表示が多くを占めていましたが、最近は、「販売者」ではなく「製造者」と記し、しかし、肝心な製造場所については相変わらず「固有記号」で表示するという“手法”へと変遷して来たかのように見受けます。

 しかし、「製造者」は、所謂「製造体制を束ねる製造責任者」でしかなく、日本国内に本社なり支社を置いて、肝心な製品の方は、そこから外国へ委託して製造した物品が少なくありません。いわば、あからさまに「亜」の製造と記すよりは、「日本製」であるかに信頼して購入する利用者がいるためで、一種の“合法的な”表示偽装とみなせるケースも少なくありません。

 一部には、確かに「製造者(=イコール)製造場所」のケースもあり、それらの業者諸氏からすれば、ある意味で迷惑な話なのかもしれません。いわば、本当の保守系議員が、偽装保守議員の存在を迷惑に思うであろう傾向と同様かと思います。
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淡々と「調べる」方法

 ご質問に、ふと身近に出来るのではないか、と思い立つ方法が二つあります。その一つとして、店頭でそうした商品を買おうかな、と手に取られた時に、表示されている「フリーダイヤル」や「お客様相談室」に携帯から問い合わせてみられる方法があります。先年、筆者もその方法を幾度となく試したところ、中には、「上海の工場で作っています」「大丈夫ですよ」と。何が大丈夫なのか。どこが大丈夫なのか。理解しかねましたが、そうしたケースもありました。

 また、製造者の所在地が日本国内でありながらも、しかし、その実態は在日コリアンの企業で、「製造は釜山です」という事例もありました。民主党のなりすまし議員と同様ですね。

 もう一つ、「製造者」の所在地をグーグルなりで検索してみる方法があります。たとえば、マンションの一室が「製造者」の所在地のケースもあります。マンションの一室の中に、ベーコンピザや和風ハンバーグの製造ラインを設けることが出来のか、どうか。そこで、淡々と「お客様窓口」に問い合わせてみられるのも一つかもしれません。所謂「固有記号」をネットで検索する方法も有りますが、パックや缶に詰める最終工程は日本国内でありながらも、それ以前の工程が「亜」であったりするケースもありますので、素材の生産地や初期工程(製造地)をお気にかけておられる方にとっては、調べ甲斐があるのかもしれません。

 以上、産地や製造場所は別に気にしていない。そういう方にとっては無関係でしょうけれども。メモにて。

(以上、博士の独り言より)
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日本は毅然とあれ! 

2020314003 
路傍にて(筆者)
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