2012/02/05(日) 22:11:00 [国思う注意報/提案]


生活保護受給の暴力団さながらの
「亜」の二大“大国”の横暴

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シリア非難決議は廃案、露中が拒否権…安保理
 【ニューヨーク=柳沢亨之】シリアのアサド政権による反体制派弾圧を巡り、国連安全保障理事会は4日(日本時間5日)、アサド大統領の退陣などを求めたアラブ連盟の主張を支持する内容のシリア非難決議案を採決したが、常任理事国のロシア、中国が拒否権を行使し、廃案となった。読売新聞Web) 2月5日付記事より参照のため抜粋引用/写真は読売新聞同記事より資料として参照のため引用
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“ご都合”主義のわがもの顔

 表題は、アサド政権(シリア)に対してアサド大統領の退陣などを求めた国連安保理の非難決議案の採択(日本時間5日)は、「常任理事国のロシア、中国が拒否権を行使し、廃案となった」(読売新聞)と伝える記事である。

 アサド大統領による積年の反体制派弾圧にはアラブ諸国からも非難が上がっているとして、同非難決議案もアラブ連盟の主張を支持するものとされていたが、当該のシリアをはじめ、中東の一部との浅からぬ関係性が指摘されて来た「四亜」の二大国家による“ご都合“主義による反対で、非難決議案もあえなく「廃案」となった、との顛末である。
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問うべき「発言権」と「分担金比率」とのアンバランス

 先年、指摘させていただいたことだが、たとえば、「国連分担金」(2012年)の分担金の総額は24億1,200万ドル(米ドル)とされ、内「1位」が国連本部が置かれる米国で5億6,880ドル(分担率22%)。それ次ぐ「2位」の日本は2億9,610万ドル(同12.53%)。次いで、ドイツ、英国、フランス、イタリアと続いている。だが、「常任理事国」の支那が751万ドル(同3.189%)、露西亜が379万ドル(同1.602%)で、二国合わせても1,130万ドル(同4.791%)と「5%」にも満たない。

 もとより、分担金の多少で発言権の大小を束ねる筋道には無い。だが、余りに極端な「発言権」と「分担金比率」とのアンバランスについては問わざるを得まい。大国を標榜し、国連でもわがもの顔で発言し、議案を拒否する当該の二大国は、わが国の常任理事国入りにも反対している。いわば、日本に対しては発言するな、だが、「資金は出せ」と言われているに等しい実態が有る。いわば、二大国の国連での“存在感”は、生活保護受給の暴力団さながらにも映る。それで良いのか。
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「残虐行為を食い止める最後の機会が葬られた」

 当該の廃案の中身について、表題紙面では、「決議案は欧米やアラブ諸国などが共同提出し、露中以外の13理事国が賛成した」と。決議案それ自体については、「シリア当局と反体制派の双方に暴力の即時停止を求め、アラブ連盟が1月に採択した行程表を「全面支持する」と明記。3週間以内にシリアの決議違反が確認された場合、「さらなる措置を検討する」と制裁の可能性に触れる内容だった」としている。

 また、同決議案の「行程表は、アサド大統領から副大統領への権力移譲や挙国一致内閣の樹立、自由選挙実施などを要求した」としてながらも「これに対し、ロシアは「シリア内政への干渉」を理由に反対し、「バランスが悪い」などと決議案を批判、中国もこれに同調した」とある。記される「アサド(大統領)の残虐行為を食い止める最後の機会が葬られた」(紙面)、とのライス国連大使の指摘が象徴的だが。

 シリアの惨状を、同様の惨状、恐怖政治をそれぞれ自国内に擁する支那、露西亜が言葉悪く指摘すれば擁護しているに等しい。シリアに対し、トラップを国技とする「尻亜」二大国が加担している、とみなせば、ならずもの国家の本質を属性認識の上でクリアに出来るのかもしれない。シリアの首都は何処でしたっけ?
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【筆者記】

 メルマガ(短編連絡号)で報告させていただいたが、北朝鮮が「無人爆撃機」を“開発中”との一報もまた、事実とすれば、中東の一部を経由してのパクり技術を元にしている可能性が窺える。こちらも日本に対する新たな脅威になる可能性が窺える。無人機と言わず、いなごの大群のようにこの地上を潰す前に、「亜」のみなさんは露西亜の宇宙船での他の星への移住など検討されてはいかがか。
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日本は毅然とあれ! 

20120205005 
路傍にて(筆者)
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