2012/01/01(日) 20:28:45 [メディア報道の闇]





平田容疑者「出頭」の背景に思う

20120101006 
オウム平田容疑者逮捕=都内で出頭、「一区切り付けたい」-仮谷さん監禁致死容疑
  オウム真理教(現アレフ)による目黒公証役場事務長仮谷清志さん=当時(68)=の監禁致死事件で、警視庁は1日未明、特別手配中の元教団幹部平田信容疑者(46)を逮捕監禁致死容疑で逮捕した。同容疑者は1995年5月の指名手配から16年以上にわたり、逃亡していたが、12月31日夜、同庁丸の内署に出頭。「車を運転しただけだ」と、容疑を一部否認しているという。時事通信Web) 1月1日付記事より参照のため抜粋引用/写真は時事通信同記事より資料として参照のため引用
----------

「出頭の真相」は如何に

   警視庁が、オウム真理教(現アレフ)の元教団幹部・平田信容疑者(逮捕監禁致死容疑)を逮捕した。捜索による発見、逮捕ではなく、同容疑者自らの警視庁への出頭(12月31日夜)によるものであった。「1995年5月の指名手配から16年以上にわたり、逃亡していた」(表題)同容疑者が、なぜ、この時期に出頭したのか。その辺から、さまざまな憶測、推察をもとにした論調、解説も出ているようだが、実際は、その真相は容易には判らないのかもしれない。今後の同容疑者に対する取り調べと、同じく逃走中の他の容疑者らへの捜査の進展による真相解明を期待すべきかと考える。

 同容疑者自らの出頭には何らかの理由が存在しているはずで、それが、多くの報道に有るかの「一区切りつけたかった」、との私的理由によるものなのか、あるいは、何らの動向から衆目を逸らすためのタイミングを狙った“囮(おとり)役”を買う出るかの“自己犠牲的な”理由によるものなのか。たとえば、教祖・麻原彰晃(松本智津夫)死刑囚の刑執行を送らせるためではないか(要旨)教祖の死刑執行との推察は後者に該当するかとは思うが、昨年は執行「ゼロ」の現政権の状況からすればどうなのか。果たして、みなさまの眼にはどのように映るだろうか。
----------

何の動向「隠し」か

 たとえばの推察に過ぎないが、「オウム真理教」と云えば、かねてより北朝鮮や露西亜との浅からぬ関係が指摘されて来たカルト教団である。その関係浅からぬ国々の中でも、現今において、最も“注目”を集め、警戒されているのはいずれの国か。また、国内ではどの集団かと。淡々と考察すれば、真相に迫る端緒の一つが開けるのではないか。

 かつての、北朝鮮との橋渡しを誰が、どの集団が主に担って来たのかと問えば、先ずは朝鮮総連とみなして差し支えない。親朝政治家や文化人らのケースと同様、国内からは、金政権直下のこの対日工作集団とは無関係に、あるいは、その存在をスキップして北朝鮮との関係を深めることは至難のはずである。たとえば、その多くが北朝鮮からの密輸によるものと指摘されて来た麻薬を“一般人拉致”や“信者の修行”に大量に用いて来た事実も、むしろ、その関係を傍証するものと謂えよう。

 ということは、オウム真理教と朝鮮総連の関係性に問うべきものが有るはず。その核心を外すかのようにメディアの多くが指摘して来なかったほどに、厳正に査及すべき点と謂えるのはないか。
----------

目を離せない「朝鮮総連の動向」

 たとえば、「朝鮮総連 正恩氏に祝電を指示」(東京新聞 1月1日朝刊)と伝える紙面がある。云く、「本紙は三十一日、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部が、北朝鮮の新指導者、金正恩(キムジョンウン)氏が二十九歳になる一月八日の誕生日に向けて祝電を送るよう、各地方本部や関連団体の責任者に指示した内部文書を入手した」として、「死去した金正日(キムジョンイル)総書記の哀悼期間中にもかかわらず、正恩氏を称賛するよう求めており、同中央本部が本国の後継体制と密接な関係を維持したい意向がのぞく」(紙面)との指摘をなしている。

20120101007
東京新聞 1月1日朝刊(切り抜き)(1面、ならびに2面)より
-------

 いわば、“新体制確立”に躍起の北朝鮮の現状にいち早く呼応するかのように、朝鮮総連は“一番星”的な忠誠を「祖国」に誓っているに等しい。先稿でクリップさせていただいた総連幹部らによる高額現金の北朝鮮への持ち出しもまた然りと謂えよう。他にも、世に露呈すれば「まずい」総連内での動きはまだまだ有るはずで、相次いで事柄がボロボロと露呈しかねない状況の最中(さなか)に、平田容疑者が“献身的”に出頭して衆目を身に集めた、とみなせば事が一つ一つつながるのではないか。
-----------

南北朝鮮とカルトの親和性

 先年の小稿で度々指摘させていただいたことだが、メンタリティの上でも、また実態の上でも、南北朝鮮とカルトとの親和性は極めて高い。と謂うよりは、南北朝鮮の別部隊として同系のカルトが日本国内での不行、悪行を集団的に重ねていると認識して差し支えない。いわば、オウム真理教もその一つであり、一部で、元幹部、信者らの、他のカルト教団との兼ね合いが指摘されて来たのも、その体質、毒性に“朝鮮の兄弟”組織とも指摘し得る共通性に内在しているためだ。

 言動の上でも、たとえば、川に溺れる犬は棒で叩けとの“諺”さながらに、脱会者や敵対者は自殺するまで追い込め、とする指導を平然と組織内でなしている。その極めて極端な事例が、オウム真理教の犯罪事例の数々と認識してよい。そもそもが、カルトは南北朝鮮とその毒性「根」を同じくするものであり、駅前賭博と同様に、日本には百害あるのみで、良識によって衰退、放逐へと導くべきだ。
----------

「宗教法人格」剥奪と破防法適用を

 カルトは宗教ではなく、集団洗脳による破壊組織である。この点についても、これまでの小稿の中で度々指摘させていただいた。カルトが「宗教」を装いながらも、その実体が宗教法人の恩展を利用するのみの破壊組織であり、そもそも「信教の自由」を盾とする資格はない。言い換えれば、テロ集団に宗教法人格を付与すべき必然性は無く、明確な区引きにより、カルト教団の「宗教法人格」を抹消し、不特定多数の国民の安全と命と財産を守るために、集団毒性に見合った破壊活動防止法、または破防法に類する法整備と適用が不可欠である。

 彼らの“信教の自由”を盾にとるかのブラフは、南北朝鮮人の“差別”などによる権利主張とその本質は同じで、日本を侵蝕する別部隊それぞれに言句の「ラベル」を貼り替えているかに過ぎない。いずれも彼らの「タブー」に正面からメスを入れれば、悉(ことごと)くが、日本人に対する謂れなき虚構、擬態であることが判る。すなわち、その本来あるべき区引きの筋道と事実共有の広がりによって、気づく国民が増えるほどに、結果、これらの集団の繁茂を許さない国家の免疫性が向上し、真の日本の恢復と弥栄への端緒もそこに開けるに違いない。
-----------

▼ 1月1日他の小稿:

新春の祝詞を申し上げます
天皇陛下「新年のご感想」
みなさまへのお詫び
----------

【筆者記】

 言葉をさらに置き換えれば、国民に対する“信教の自由”“差別”などの虚構のブラフは、泥棒が“法律を守れ”と云うに等しいのである。他人の「信教の自由」を脅かす存在に“信教の自由”を語る資格は無く、また、そもそも日本人を差別視(蔑視)する存在は、「差別するな」と他に主張し得る筋道は存在しない。「頭隠して尻尾隠さず」さながらに「実態隠して矛盾を隠さず」として平然とする。淡々と計算してみれば、戦後に当る時期に「強制連行で日本へ連れて来られた」とする目立つブラフの傾向とも軌を一にしており、そもそもの「人」としての論旨がまるで成り立たない。それも朝鮮伝統の文化の特徴の一つかもしれぬが。

 推察の通り、平田容疑者の出頭が、仮に朝鮮総連の動きを隠すかのものであったとしても、逆に「見えて来る」真実があろうことは、彼らを「同根」種とみなせば容易に洞察できるのである。
----------

日本は毅然とあれ! 

20120101002  
路傍の夏蜜柑 (筆者)
  夏蜜柑 寒きに実る 衣(え)の上に 陽の暖写し 春を待つ哉   
義広
----------


スポンサーサイト



| HOME | Next Page »