2011/11/06(日) 21:16:54 [皇室関連/日本は毅然とあれ!]

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紛れ込む「誘導」に要注意
相手国に「YES」と言わせる日本たれ
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民主、提言作成に着手=慎重派は反発-TPP
 民主党は6日、経済連携プロジェクトチーム(PT)の役員会を衆院議員会館で開き、環太平洋連携協定(TPP)交渉参加の是非をめぐる提言の原案取りまとめの作業に入った。野田佳彦首相は12日からのアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で参加表明する意向で、PTは結論を急ぐ。ただ、慎重派は反発を強めており、調整はぎりぎりまで続きそうだ。TPPへの対応について、首相は党内論議の集約を待って最終判断するとしており、10日に記者会見して表明する方向で調整している。時事通信 (Web)11月6日付記事より資料として参照のため引用
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国益に反する拙速な交渉参加

 野田佳彦氏(首相)の交渉への参加方針表明を機に、いわゆる「TPP(環太平洋戦略的経済連携協定(Trans-Pacific Partnership/Trans-Pacific Strategic Economic Partnership Agreement)」への「賛」「否」の動勢が慌ただしくなって来たかに映ります。

 もとより筆者は拙速な交渉参加には反対であり、特に、同協定に盛り込まれている政府調達(公共事業や物品・サービスの購入)、ならびに知的財産権、労働規制、金融、医療サービスの関税撤廃の項目に対しては、国内での慎重審議と日本の国情に即した明解な対外的な回答と、同協定に不参加の場合の代案、および、懸念議論を端緒とする関わる法整備(例えば、スパイ防止法に類する具体的法整備の検討と推進)をなすべきではないか、と考える一人です。

 新たな週に、もしも、その時点でPCのバッテリーが事足りていれば、小稿を詳しく報告したく考えていますが、小誌では先ず、問うべき点をいくつか箇条書きにメモしておければと思います。
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政治の貧困が生んだ「賛」「否」の混乱

 現下の民主党政権では、先年の菅内閣の時点で、すでにTPP交渉参加への意向が同前首相によって発せられていたことを、ご存知のみなさまは少なからずと思います。遅くともその当時から、今日に有るような賛否の議論が“政治主導”で国民議論へと展開されていて然りの状況にすでに在ったと謂えます。

 ところが、党内議員諸氏の違法行為や不行の処理、そして、内紛に明け暮れ、折角の政権与党の立場にありながら、満足な議論すらなされて来なかった。先年の宮崎県での口蹄疫拡大事件で、菅内閣誕生を機に不再選という実質的な辞め逃げに伏された赤松広隆元農相の後を引継ぎ、赤松氏と同じパチンコ権益を腹に抱え、畜産農家への愛情がさして観られず、ひたすら政府圧力を背景としたかの殺処分指示の他に、何ら指示し得なかった山田正彦氏が「TPP反対派」の代表格として、あたかもヒーローであるかに今更持ち上げられていることも、その政権与党の行状の貧困さを証する一つあろうかと拝察しています。

 まして、総務省に韓国室を設置し、言論統制に資する闇法案の賛同者の一人として、そもそもが売国奴の一類とみなされていた原口一博元総務相も、同様に反対派のヒーローであるかに喝采を浴び、これらの議員に問うべき素顔、素性はともかくとして、反対派だからと持ち上げる空気に、筆者は違和感を禁じ得ません。いわば、反対派には、個々それぞれにまっとうな議論がある一方で、しかし、側面からそこへ乗じるかの「亜」の病理が延命を兼ねるかのようにそこへ巧みに入り込み、徘徊している様子が筆者には窺(うかがえ)えてなりません。

 TPP交渉参加へ反対議論の中には、坊主憎けれりゃ袈裟まで憎い、とするかの反米、ひいては安全保障すら否定するかの感情的な論旨がやかましく徘徊するようになって来たかに見受けられます。筆者から指摘させていただけば、感情論による「賛」「否」は、そもそも「亜」が国技として来たところです。たとえば、実証性ゼロの“フリーメイソンの世界支配”や“ユダヤの陰謀”などの妄想流布による、人々への反米感の植え付けや、ひいては安全保障の否定に結びつけるかの“論法”は、同「亜」系の統一教会はじめカルト教団の多くが保守層に吹聴し、切り崩しを謀って来た系譜と見事に符合しているかに現況が映ります。結果、安全保障までが怪しくなって歓ぶのはどこの国か。この点を先読みし、このあらぬ誘導に対しては、おかしな方向へ乗せられないよう冷静なる峻別の眼が不可欠です。
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相手国に「YES」と言わせる日本たれ

 筆者は親米派でも、嫌米派でもありません。わたしは親米派であるとか、嫌米派であるとか、ブログには一度も記した記憶もありません。島津義広という先祖代々の日本人の一人です。欧州の場合と併せて米国にもかつて在住し、諸先生と研究生活の中で外国語でさまざまに議論し、むしろ、結果、「YES」と言わせて研究を成功させて来た経験から申し上げたく思うことは、こちらが「YES」か「NO」かの二通りの答えしか求められないパペットであってはならず、その域を出なければ、国守ることにも通じて行かない。そう実感します。

 言葉悪くて恐縮ですが、通訳など用いずに、外国人と相手の国の言葉で真に議論したことがない識者が大半ではないか、と拝察しています。国内の新聞にどう出ているか、テレビでどう言っていたか、の情報はそのキーワードを参考に出来ますが、しかし、議論の中にはどうしても井の中の蛙(かわず)の域を出ないものが目立つ。日本人本来の「人間力」と底力をもとに、相手を凌駕する代案と提案を以って、たとえ困る要求があっても毅然と対応する。ついには、相手に「YES」と言わせる。そのスタンスこそが、幾多の先人が示されたところの、西欧をあっと言わせた事跡の数々に拝察できます。

 願わくば、相手国に「YES」と言わせる日本たれと。先ずは、良識に在ってよいこのスタンスを心から提案申し上げたく思う次第です。

平成23年11月6日 メルマガ「博士の独り言」(11月7日号より)

博士の独り言
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敷島の桜花(筆者)
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