2011/10/09(日) 20:02:17 [ブログ近況]

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「義広米」刈り入れ完了

 隔地ですが、少々雨まじりの中、学部生の教え子らの助力を得つつ、残る観察田での刈り入れを無事行うことが出来ました。猫の眉間(面積が「猫の額」ほどもない、という意味でこの表現を使わせていただいています)ほどのスペースですが、他の観察田と同じように、地質改良による豊潤化と、堆肥や植え方など、陛下の儀に習わせていただいた歴史ある日本の誇れる作法(さくほう)を以って育てた稲は、これまでにないほどの実りを示しておりました。側面から折々に手伝ってくれた教え子らにとっても、貴重な実地経験になったことと思います。

 妨害事故により最後の移動手段であった原付を失って以来、徒歩で当地へ往復していただけに、特に思い出に残る成果となりました。面積は微々たるものですが、総じての収穫量としては昨年に比してゆうに二割増を果たしたのではないかと思います。昨週の刈り入れ分の一部からまもなく白米化が可能になるため、週後半あたりから慶送を開始できるのではないかと見込んでおります。
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■ 主な関連資料:

平成22年新嘗祭に際し 
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TPPに反対

 なお、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)参加への議論再開との報が聞こえて来ますが、一粒一粒の米、ひいては農産物についても指摘すべき点があります。

 作傾向として、とかく、その多くに農薬や合成肥料を安直なまでに多用、散布し、中には、日本ではあつかわない薬物の使用も一部に指摘され、拝金重視のメンタリティのもとに「物」として大量生産された「もの」は、、そこに人の心の存在すら疑わしい「外来物質」とも指摘し得ます。大地に、いにしへより歴史と誇りを有するこの日本への大量輸入を促す仕組みを許容し得るものなのか、どうか。賛同を促す一部の政治家、経済人、ひいては識者諸氏の、脳に血も通わぬデスクワークの「机上」に反対の意を呈したく思います。

 推奨する国々に対し、現下の国交関係がいかにあろうとも、譲れざる事柄は譲らずとして、国状にもとづく理由と意志をを明確に示す。国益を削ぐ可能性がある事柄については、代案や対抗策を示しつつ、主導的な意志表示を明晰になす。併せて、サービス分野など、地理近傍に利を得るかのよからぬ国々の、諸分野への横槍的な侵入、侵蝕をも防ぐ。日本の意志と誇りを明確に示すスタンスこそ、次世代に向けて確立されるべき、と先ず問いかけたき次第です。

平成23年10月9日

博士の独り言
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日本は毅然とあれ!

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清貧の路傍にて(筆者)
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