2011/10/06(木) 22:59:00 [「博士の独り言」復刻記事]

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平成19年7月7日付メモより復刻
「米が謝罪」は事実無根

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ドレスデン爆撃「米が謝罪」小沢氏発言は誤り? 与党ら反発
 1日に行われた安倍晋三首相と小沢一郎民主党との党首討論会で、小沢氏が「米国は(第2次世界大戦の)ドレスデン無差別爆撃について謝罪している」と指摘し、原爆投下について米国に謝罪を求めない日本政府の姿勢を追及したが、この問題で政府・与党側が事実関係が間違っているとして強く反発している。 「(小沢発言は)事実に反する。ドイツは米英に謝罪を求めていないし、米英はドイツに謝罪していない。産経新聞 (Web) 平成19年7月7日付記事より参照/写真は「1900年頃のドレスデン市街遠望」(Wikipedia) 
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ドレスデンの無差別空爆

 小沢氏が述べた「ドレスデン(ドイツ東部の都市)」への連合軍の無差別空爆への「米国の謝罪」だが、専門ではない筆者でさえ、「謝罪」の事実はないことを知っている。

 筆者もこの記事に触れ、短時間ながらドイツの友人に国際電話で確認した。「ドイツではなく、ナチスが戦った戦争であった。そうでありながら、ドイツの一般人が大規模な攻撃の標的となった。その一例である」と。彼なりのロジックで説明してくれた。この都市も、後日に侵攻したソ連軍により、大量の婦女子がソ連軍の強姦、陵辱に遭っている、との指摘がある。

 空爆を行った米国については「謝罪はしていないし、今後もしないだろう」との答えが返ってきた。前首相のシュレーダー氏が度を越すほどの謝罪を公式に繰り返し、自虐史観を固定化する法整備を敷いたためか、「実際には無かった」事実に対しても、ドイツは反駁(はんばく)力を著しく失っている。この点については、後稿に述べる。

 なお、ドイツ戦争末期の1945年(昭和)2月13日から14日にかけて、米英空軍によるドレスデンへの無差別爆撃は、同都市の85%を破壊し、20万人を超える一般市民の死傷者を出した、と一説に推定されている。すでに、国境を超えて東プロイセン地方にソ連軍が侵攻していた時期であり、多くのドイツ人難民がドレスデンに非難していた。その数は20万人以上と推定されており、同60万人超の同都市の本来の人口と合わせ、非武装の一般市民で膨れ上がっていたのである。それに対する無差別の爆撃であった。だが、米国は謝罪していない。
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小沢一郎氏の変節

 小沢氏が「原爆投下について米国に謝罪を求めない日本政府の姿勢を追及」するならば、ご自身が自民党幹事長の時代にすでに行っているべき、否、少なくとも同指摘に相当する発言、提案をなしているべきであろう。

 その後の小沢一郎氏率いる「自由党」は、見方によっては、自民党よりも「右寄り」の政党と評されていた。演説では、防衛力の強化と改憲議論の必要性すら述べている。いわば、自民党が政策議論で頓挫した時の補完勢力として、その中で柱となるべく政治家として、保守政治を推す有権者層の一部から期待されていたのである。 

 その自由党が「自自公連立」から離れ、先年、旧社会党系の勢力が占める民主党に合流してからから、小沢氏の言動は刻々と旧社民党、公明党と軌を一にするものへと変化したのであった。来る参議院議員選挙に向けた社民党らとの選挙協力は、その小沢氏の変節を如実に物語っている。
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「選挙政治」の亡者

 「与野党逆転」。このセクトの数を争う「選挙政治」は、むしろ前世紀に、すでにこの小沢氏らの手による「新党ブーム」と政界の流動化によって一旦崩壊しているはずだ。

 問うべきは、あの創価学会と野合した「新進党」は何であったのか。熱心に聖教新聞を多数購入している夫人とともに、池田大作に頭を下げたの誰であったか。その小沢一郎氏が、今度は野党に転じれば“反創価学会”を装う。同趣旨であるかの著書まで出版する。だが、公明党に連携の芽ありとみれば、一転して、民主党の代表就任早々に創価学会本部に挨拶回りをしている。

 この節操の無さは、実は、上述の変節と表裏一体ではないか。その実体を隠すためにいくらでも偽装する、その場限りの虚言を並べる。政策よりも「選挙」。「選挙」のための看板政策。「天下」を取るためには、かつての敵対関係にあったはずの日教組や解放同盟、在日団体の支援を結集してまで「選挙」に勝とうとする。

 そこには、政治家が持つべき一貫したポリシーは感じられない。「悪党面」の亡者が議員バッチを着けている。それだけのことだ。このような指導者が率いる民主党は、すでに国民政党としての資質を失っている。
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「辞任」とともに国庫に返納を

 この小沢一郎氏は、7月5日午前のメディアによるインタビューで、参院選について「(野党で)過半数を取ることによって政治の流れを変えるのが最大の念願だ。今回、それが実現できなければ私が代表をしている意味はない」と述べ、与党の過半数割れを実現しなければ、民主党の代表を辞任する意向を表明(要旨)(時事通信等)と報じられた。

 「政治の流れを変える」。筆者は、この言葉を「聞き飽きた」1人である。流れを変えるどころか、小沢氏は国政の流れを乱して来た張本人である。特定国に頭が上がらない同党の首脳とともに辞任すればよい。それが、民主党が幾分かは国民政党を目指して出直す機会にもなるだろう。また、代表辞任と同時に議員も潔く辞職すべきだ。

 さらに、問われている小沢氏の事務所費(公金)流用による「10億円超」もの不動産(自己資産)形成の疑惑についても、自ら国会証人喚問で進んで明らかにし、流用が事実であれば、すみやかに国庫に返納すべきである。
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【筆者記】

 研究所通いのために現在住んでいるJR沿線などの駅頭で、民主党の一団が辻演説とビラ配りを行っている光景にしばしば出会う。こうした集団の「よろしくお願いします」行脚につい反応して質問をする悪癖が筆者にはある。

 つい昨日(6日)も、「民主党は、在日朝鮮人や在日韓国人に参政権を与えるかわりに、在日外国人の団体から応援を得ているそうだが、実際にどうなのか」と尋ねた。筆者から質問を受けた青年は何とも応えられずにうつむいた。

 気の毒だが、もう1つ問うた。「安倍憎しのために「民主党」を応援するとあれば、朝鮮総連や日教組、解放同盟の病巣をそのまま放置し、日本社会への侵蝕を許す。それを助けることになるが、それで良いのか」と。その青年は「え!」と驚いた。日教組が民主党の支持団体であり、解放同盟が正規の関連団体であることを知らなかったのである。さらに「解放同盟って何ですか?」と。路行く国思う啓蒙はさらに続く。
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 読者のみなさまにはお忙しい中、ご訪問をいただき感謝します。ここに、新たに記事をアップさせていただけたことを有難く思います。一日一日を大切に、みなさまと共に考え、真実を共有できればと願っています。事実を指摘する批判は「悪口」ではなく、真実を掘り出し、その共有のために不可欠です。また、真実の共有はすべての第一歩です。正論は真実から生まれ、良識の声は必ず力になる。応援くださるみなさまに心より感謝します。
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 以上、平成19年7月7日付メモより復刻
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▼ 10月6日他の小稿:

往生際「小沢氏の場合」考5
南朝鮮国防省「済州島基地・説明会見」考
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▼ 10月5日の小稿:

小講「武士は食わねど高楊枝」
愚「韓国に世界最大の炭素繊維生産基地を建設」考 
(再掲)
「在日」絡みの犯罪 (復刻)
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▼ 10月4日の小稿:

無言電話の嵐に
朝鮮総連「ダミー版教科書」考 
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▼ 10月3日の小稿:

中川昭一氏の三回忌を追悼
拉致被害者「送還の動き」一考
野田首相「朝霞宿舎の建設凍結へ」拝考
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■ 主な関連資料:

平成22年12月18日 中国共産党「対日解放工作」への対峙
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【筆者追記】

今後の参考資料として復刻

 主だったものが無くなり、木製の空き箱を重ねてその上にPCを置き、別の空き箱に座ってブログを綴る状況となりました。正直なところあまり楽ではありませんが、学匠の将来から今を振り返る時に、きっと愉しいエピソードにしてみせる。この気概でおります。なお、折々に、今後の参考のため、消失していたメモ(「博士の独り言」記事)の復刻を進めています。小稿で64稿目となりましたが、本記事は4年前のものです。今レビューしてみれば「小沢一郎氏の変節」というよりは、民主党合流を機に元々の「地金」の方がいよいよ露(あらわ)になった、と観るほうが適切なのかもしれません。

 4年前のこの時期(平成19年7月)は、小沢民主党による「安倍潰し」攻撃が盛んであったことは、多くのみなさまがご記憶のことかと思います。この小沢氏によって、安倍氏をはじめ、どれほどの保守系議員が潰されたことでしょうか。その小沢氏が、都合勝手に、今度は“潰し”の被害者を自己アピールしておられること自体が笑止千万に価します。「亡者」とはこのようにおぞましき存在であり、たとえば、竹島不法占拠の事例のように、国政法廷審理への勧奨から逃げ果せる南朝鮮と同様の、都合悪くなれば「事実」の検証から逃げ果(おお)せる「亜」のメンタリティの権化に等しいことが拝察できます。

 先祖代々の日本人本来の品性と、正直に生きてごく当たり前の筋道に照らし、「おかしい」「変だ」と洞察していることをみなさまと共有させていただき、その病理を問う。これが博士の独り言のスタンスであり、この視点は今後も不変です。 日本人の多くが、思想、信条の面で団体や集団に属さない存在であり、私と同じ立場におられることを幸いに思います。ごく普通の日本人が、ごく当たり前の「言」を発して行く。事実を即した、その共有が広がり行くことを願って止みません。

 その上で、一人でも多くの良識が、国害の正体と問うべき根本的な病巣、誘導的な毒性を如実に知るべき筋道にあります。一人でも多くの心ある方にお気づきいただき、さまざまな事柄を通じて諸点を再確認いただけることを念願し、時折、小稿のように、消失していたメモも復活・報告させていただければと考えております。
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日本は毅然とあれ! 
       

20111006007       
路傍にて (筆者) 
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