野田首相「外国人参政権には慎重」拝考
2011/09/26(月) 23:08:17 [民主党/国籍不明政党]
「ちょい保守」偽装の野田首相
先年の閣議で「賛成」署名したのは誰か
首相、外国人参政権に慎重 衆院予算委
野田佳彦首相は26日の衆院予算委員会で、在日外国人への地方参政権付与について「私は慎重な立場だ。(参政権を国民固有の権利とした)憲法15条にのっとると疑問がある」との見解を示した。民主党は政策集に「早期実現」の方針を明記し、付与推進の立場をとってきたが、首相は「党内にいろんな意見が出てきている。決して党是ではない」と強調した。産経新聞(Web)9月26日付記事より参照のため抜粋引用/写真は産経新聞の同記事より資料として参照のため引用
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融曖、赤軍から「ちょい保守」偽装内閣へ
衆議院予算委員会(26日)では、稲田朋美氏(自民党)が英邁な質問を重ねられた。表題は、その質問の一つと、対する野田首相の答弁に触れた記事で、件の「外国人参政権(永住外国人への地方参政権付与)」法案について、稲田氏が首相に見解を質(ただ)した様子を概報している。
答弁で、野田首相は、「「私は慎重な立場だ。(参政権を国民固有の権利とした)憲法15条にのっとると疑問がある」との見解を示した」(記事)と答弁したとある。だが、あくまでも、野田首相ご自身は同法案に対して「慎重な立場」である、との「個人的見解」を示したまでの一種巧妙とも謂える答弁であり、「反対」は明言していない。いわば、“こう答えておけば良い”とする、同首相個人技の「ちょい保守」偽装の一環とみなせば、同法案が「決して当是ではない」とする答弁と、「早期実現」を明記して来た民主党の政策集との食い違いが説明可能になるのではないか。
たとえば、表題に報じられている「集団的自衛権の行使については「歴代政権は憲法上許されないという解釈をしてきた。現時点でその解釈を変えることはない」とする「答弁」も、野田氏が以前に「行使も有り得る」(要旨)としていた「個人的見解」と相反している一事からも、その「ちょい保守」のレトリックが心深く読み取れる。君子は豹変(ひょうへん)すると云えども、上記の「外国人参政権」法案が閣議へ持ち込まれれば、たとえば、“現政権の元首相、前首相は賛成の立場をとって来た。私個人の見解は「見解」として、閣議通過を拒否する事由はない”(要旨)とする可能性は否定できない。すなわち、同答弁も偽装の一環とみなしてよい。
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「暖簾に腕押し」の民主党議員
亀井静香氏(国民新党)が閣僚であられた昨年3月12日。御身に清濁あれども、この亀井氏一人が閣内での署名を拒否されたおかげで同法案の閣議通過はならなかったのである。その時に、財務副大臣であられたこの野田氏はじめ、「外国人参政権」に“反対”するかの「プチ保守」発言をなしておられた原口一博氏(当時・総務相)や“保守系”とみられていた前原誠司氏(当時・国交相)らはこぞって通過への署名をなしておられたと伺っている。
それが民主党の正体であり、同党議員への啓蒙は決して無意味とは云えないが、しかし、実質的に“暖簾(のれん)に腕押し”に等しく、一票を以って「賛成」、「偽装」議員を国政から淘汰する以外に本質的な方途はないものと認識してよい。時間に余すところが少なく緊急性が高いほど、物事はTPO( 時 (T: Time) と場所 (P: Place)、場合 (O: Occasion)、機会 (O: Opportunity)に応じた手法)に要点を絞って対処することが重要である。国民世論に広く問うことは重要だが、同時に、ピンポイントで現況下での実効的な啓蒙は閣僚の一角を占める国民新党に意見書を寄せるなりし、前年と同様に閣議での「阻止」へ機能いただくことが一つの有効な方途に違いない。
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闇法案「閣議通過」を阻止した亀井静香氏
いわば、亀井氏がおられなければ、この「外国人参政権法案」をはじめ、「夫婦別姓(選択的夫婦別姓制度の導入のための民法の一部改正案)」や「人権侵害救済法案(人権侵害救済機関設置法案)」も当日閣議を通過して国会提出となるところであった。いざ、国会提出ともなれば、当時、衆参両院に多数を占めていた民主党によって可決されてしまい、これら「闇の三大法案」(小ブログ命名)がすでに法制化されていた可能性は極めて高かった。早期に、メディアを通じて反対を示され、閣議でも発言をそのまま実行された亀井氏の存在は、まさに天の配剤と謂うべきか、感謝すべき貴重な閣僚であられたことと拝察している。
「闇の三大法案」の中でも極悪と指摘すべき「人権侵害救済法案」(現下の民主党案)では、人権委員の資格として、批判を避ける偽装のためか「日本国籍」を有する者としながらも、併せて「外国人参政権」を有する者を加えていることは、多くのみなさまがすでにご存知の通りである。この法案が国会で成立するようなことになれば、たとえば、「外国人参政権」反対の声も「侵害」の対象とされかねず、その実質的な言論抑圧下で同法案をはじめ「夫婦別姓」、他数多の闇法案が易々と通過する政治環境となる可能性が極めて高い。いわば、その後に「外国人参政権」を有する者が人権委員に加わり、「個」のドアを叩くことにもなりかねない。
また、法案偽装のためか「メディア規制」を外すとは謂え、「個」のジャーナリストや国民の言論へ「規制」が外されたことにはならない。たとえば、新聞紙面に「外国人参政権反対」の意見を投稿し掲載されたとする。その場合に、掲載した新聞は一応の「規制」外としながらも、投稿した鎌倉の鈴木さんが、その正体が民団所属の北朝鮮籍の工作員かもしれない在日コリアンや、同様に人民解放軍の兵士かもしれない在日支那人による「人権委員」の捜査を受けることにもなりかねない。こうしたおぞましき暗黒社会の兆候は、良識の総意によって“芽”の段階から摘み取り、あわせて、重厚な一票を以って不要な議員諸氏を選外に処することが、先ずを以っての肝要と問いかけたき次第である。
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■ 主な関連記事:
・鉢呂氏「放射能うつす」拝考 2011/09/10
・あの時の警鐘 (復刻) 2011/09/10
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【筆者記】
古くからの民団との「つきあい」で外国人献金も受けておられた。民団の行事に出席し、たとえば、「8月30日の衆議院選挙におきましては、千葉民団のみんさまの力強いご推挙をいただき、力強いご支援をいただきましたことを、先ずは心から御礼申し上げたいと思います。有難うございました」(平成21年10月11日 千葉中央公園)と“交流”を深めて来られた野田氏が、いまさら「答弁」で「外国人参政権」に“慎重な立場”とアリバイ的に仰(おっしゃ)るには無理があり過ぎる。いささか“安心”させておいて、そこを衝いて正体を露(あらわ)にする。それが毒性高き売国政治家の動態の一つと見抜き、要注意に付しておく必要がある。
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▼ 9月26日他の小稿:
・青年は荒野を目指す
・フォール卿の墓参 (再掲)
・日本文化は世界の宝 (復刻)
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▼ 9月23日の記事:
・支那「三越乗っ取り事件」考 (復刻)
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▼ 9月22日の記事:
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ブログの日頃の論旨につき、ごく当たり前の筋道に照らして「おかしい」、「変だ」と洞察し、意見書のメモとしてみなさまに報告させていただき、その病理を問う。本質から目を離さない。これが「博士の独り言」の不変のスタンスです。
事実の指摘は決して悪口には該当しません。他国の対日侵略やそれに手を貸すかの「公」に対する批判はそれが事実であればことさらに「悪口」の類ではなく、むしろ、さらに事実を掘り下げるために不可欠な指摘です。事実を淡々と指摘すれば、「なるほど、そうか」と気づく人もまた意外に多い。ごく普通の日本人が、ごく当たり前の「言」を発して行く。事実を即した、その共有が広がるほどに、また日本は毅然と恢復する、その素地を取り戻していくに違いありません。事実の共有はすべての第一歩です。正論は事実から生まれ、良識の声は必ず力になる。国害と指摘すべき諸事項に対峙する国思う活動をを応援くださり、辛抱強く支えてくださるみなさまに心より感謝します。
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日本は毅然とあれ!
路傍にて(有志より拝借中のカメラにて撮影)
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