中国特産「地溝油」のしおり
2011/09/15(木) 17:07:07 [「博士の独り言」記事より]
平成22年4月4日付メモより再掲
ニュースレビュー 野戦総司令官を引き取ってもらいたい
下水から“食用油”を造り出す「国」
中国の食用油、10%が廃油を利用 当局が取り締まり強化を発表
【3月19日 AFP】中国の食品安全当局は18日、同国内の飲食業者に対する取り締まりを強化し、「地溝油」と呼ばれる廃油や、厨房の残飯から抽出した油を原料とする食用油を製造・使用した業者を厳罰に処すと発表した。国家食品薬品監督管理局の通達によると、原料が不明、または廃油を再生した食用油を購入・使用した飲食店は、即ちに営業停止処分とし、法の裁きを受けることになるという。国営英字紙チャイナ・デーリー(China Daily)は19日、中国で使われている食用油の約10%が食堂や厨房などから出た廃油を利用した違法な製品で、発ガン性物質アフラトキシンが含まれた人体に有害なものだと報じている。AFPBB (Web) 2010年3月19日付記事より参照のため引用/写真は AFPBB の同記事より参照のため引用
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大雑把な報道数値
どこぞの国で流通している「地溝油」については、つい先日、ネットでも話題になったニュースかと思う。今後の参考のために、小稿にクリップさせていただきたい。
共同通信によれば、「3月19日付の中国英字紙チャイナ・デーリーによると、中国で使われている食用油の約10%が廃油を再利用した有害油との調査結果が判明、食品安全を監督する国家食品薬品監督管理局は18日、飲食店などに対し、有害油の使用禁止を徹底するよう緊急通知を出した」、とあった。先ず、中国紙が記している、とする「10%」という数値だが、この数値自体が、果たして、正確なものなのか、どうか。この点から凝視する方が妥当なのかもしれない。何らかの参考にはなりそうだが、同国の情報は、その時の都合や政治的な判断で決まる傾向にあるからだ。
その視点から拝察すれば、分子を「毎年200万~300万トンの違法食用油」と。また、分母を「中国での年間食用油消費は約2250万トン」と置き、「料理の約10%で有害油が使われている計算になると指摘した」、との数値の割り出しさえ大雑把(おおざっぱ)に映るのである。実際に、それで生計を立てている者が多い、とすれば、同国の体質に照らせば、分子がもっと大きな数値であっても、驚きに価しない。そこに、果てなきチャイナマジックの核心がある。
JP 47NEWS (Web) 3月19日付記事
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特産「地溝油」のしおり
数値については、一応、ここでさておき、日経ビジネス(3月26日)付の記事には、「地溝油」について、こう記している。「“地溝油”は一般に飲食店の厨房から排出されて下水溝に溜まったものだが、中国にはこの“地溝油”で生計を立てている人々が多数存在する」と。続けて、「下水溝から汲み集められた“地溝油”は、一昼夜かけて濾過された後、加熱、沈殿、分離といった複数の工程を経て、無臭の「再生食用油」へと変身を遂げる」とある。事実とすれば、いわば、「地溝油」とは、下水の中で出来る廃油の塊(かたまり)を“原料”として造られる独特の“再生油”と謂えそうだ。
原料が「タダ」なので、“再生”に多少の手間がかかり、安価で売ったとしても相応の「利益」が出る。また、安価であれば、買い取る側もそれを食用油として使用すれば相応に儲かる、と。そうした、売り手と買い手の間に「互恵」の仕組みが出来、横行していた、とすれば、いかにもこの国らしい。モノを再生利用する。その発想自体は決して悪くはないが、事の問題は、その用途にある、と謂えるのかもしれない。同記事には、「医学的研究によれば、「再生食用油」に含まれる最も危険な成分は発がん性物質のアフラトキシンであり、その毒性はヒ素の100倍にも及ぶ」、とある。
たとえば、中国に修学旅行で出かけ、集団で体調を崩した。あるいは、ビジネスで出張して、やはり体調を崩した、との事例を筆者もよく耳にする。水毒や食中毒などの要因以外に、この「地溝油」を使った食事に遭遇したため、と遡及できる事例もあり得るのではないか。大変に結構なお国柄である。ぜひ、人民解放軍「野戦総司令官」を自負するあの人も、大訪中団のみなさんも、それほど中国がお好きなら、おかしな政策で日本国民に迷惑をかけていないで、この国へ移住されることをお勧めしたい。
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■ 主な関連記事:
・チョコレートは大丈夫?2 2010/02/11
・韓国ヘルパーは安全か? 2009/04/16
・韓国医薬品にご用心! 2009/04/10
・「中国製」の塩は大丈夫? 2007/05/07
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要注意の輸入加工食品
身近な心配の1つは、中国製の加工食品に、この「地溝油」が使用されてはいないか、との懸念である。ただでさえ、全土的な汚染が指摘される「水」で材料を練り、煮炊きした「加工食品」が安全なのか、どうか。この次元から懸念が影の如くにつきまとう。同国内の工場で加工に使う「油」も現地調達であればこそ、その懸念はありはしないか、と。余計な心配かもしれないが、日本に輸出されて来るレトルトや缶詰、菓子をはじめ、他、加工食品全般にわたって警戒しておく必要があるのかも知れない。
日本企業を「販売者」として、生産地を記さない加工食品が依然として多い。問い合わせて、突き詰めれば、実は、生産地が中韓であるケースもまた多い。あるいは、日本企業を「製造者」として表示している加工食品の中にも、実は「製造地」が別の国であった、とのケースも少なくない。また、明確に、「製造工場」を記していても、素材が外国産の輸入物であった、とのケースは多い。
さらには、国内産素材を使用、と記していても、その割合は低く、外国産の輸入素材を混ぜて使用している、または、後者の割合が大部分であった、との事例も多いので、輸入食材を気にかけておられる方には、要チェックのポイントかと思う。考えるほどに多岐にわたるので、また後稿の機会にて。
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以上、平成20年4月4日付メモより再掲
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■ 関連記事と資料:
□ 平成23年5月4日 見抜くべき「亜」の国害
□ 平成23年4月23日 (第一部)日本の新たな夜明け
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□ 平成22年11月21日 茨城県 訪問勉強会 特亜および露西亜の真実
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【筆者追記】
反省も改善ない国
事情もあり、過去の埋もれているメモを折々に再掲させていただいています。「また後稿の機会にて」と締めた上記のメモに関連し、本編は再掲ながらもその「後稿」も含みます。今般は、「一部は中国の安全基準をクリア」としながらも、「中国の現地報道機関の報道により」として、「下水から食用油を回収し、新品と偽り販売していたとして32人が逮捕されたことが明らかとなった。報道によると中国公安当局は14省において捜査を行い、100トン以上の下水回収食用油を押収したとしている」とする記事(INTERNATIONAL BUSINESS TIMES 2011.09.14)が目に入りました。 事実とすれば、おそらくは今般の摘発も「氷山の一角」に過ぎないであろうことは推察に難くありません。
さらに、同記事は、「一部のものは安全基準をクリアしていたという」と。しかし「中国の安全基準が低すぎるのか、出来上がった下水回収食用油の品質が良かったのかは定かではない。尚、操作によって発見された工場の食用油タンクにはゴミのポリ袋や生理用ナプキンなどが混じっていたという」と括っています。これも事実とすれば、かくなる下水から“造られた”廃溝油を使用した加工食品や準加工素材が、たとえば、駐中大使ご出身の商社によって輸入され、元外相殿ご実家の素敵な大店舗などに並んでいる、あるいは、外食業界などで使われている可能性も否定できないでしょう。
そもそもが反省も改善もない。そこに儲け話があれば、毒性を有するものでも薬と偽って売る。廃溝油はそうした同国伝統の体質を表す一つと指摘できるのではないか、とこう再確認せざるを得ません。一部(と謂いたいが)隷中の商社も政治家もその体質に同化してしまい、音を立てるかのように劣化を加速している現実が観られ、まさに国害とみなさざるを得ません。
事実の指摘は決して悪口には該当しません。国害に対する指摘は「悪口」の類ではなく、むしろ、より多くの方々が知り、さらに事実を掘り下げるために不可欠な指摘です。事実を淡々と指摘すれば、「なるほど、そうか」と気づく人もまた意外に多い。ごく普通の日本人が、ごく当たり前の「言」を発して行く。事実を即した、その共有が広がるほどに、また日本は毅然と恢復する、その素地を取り戻していくに違いありません。
先祖代々の日本人本来の品性と、正直に生きてごく当たり前の筋道に照らし、「おかしい」「変だ」と洞察していることをみなさまと共有させていただき、その病理を問う。これが博士の独り言のスタンスであり、この視点は今後も不変です。 日本人の多くが、思想、信条の面で団体や集団に属さない存在であり、私と同じ立場におられることを幸いに思います。ごく普通の日本人が、ごく当たり前の「言」を発して行く。事実を即した、その共有が広がり行くことを願って止みません。
その上で、一人でも多くの良識が、国害の正体と問うべき病巣、誘導的な毒性を如実に知るべき筋道にあります。一人でも多くの心ある方にお気づきいただき、さまざまな事柄を通じて諸点を再確認いただけることを念願しております。
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日本は毅然とあれ!
路傍にて(筆者)
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