2011/08/05(金) 14:07:04 [闇政治/闇法案]

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民主党に詐欺罪を問うべし
集票目的の「看板公約」倒壊へ

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子ども手当廃止 正式合意
 民主、自民、公明3党の幹事長、政調会長は4日、国会内で会談し、子ども手当を平成24年度から廃止し、児童手当を復活・拡充することで正式合意した。産経新聞紙面(切り抜き)8月5日朝刊(3面)より資料として参照のため抜粋引用/写真は「子ども手当廃止 いま一度国民に信を問え 民主党政権は正当性失った」と指摘する産経新聞「主張」(切り抜き)8月5日朝刊記事(3面)より資料として参照のため引用
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看板倒れの民主党

 表題は、昨日(4日)、民主、自民、公明三党の幹事長・政調会長会談において、これまでの協議の結果、「民主党政権の最大の目玉政策である「子ども手当」が今年度限りで廃止されることになった」(「主張」)と伝える紙面である。今後の参考のためクリップさせていただきたい。

 「子ども手当」については、多くのみなさまがご存知の通り、紙面が、「民主党が平成21年の総選挙で掲げた政権公約(マニフェスト)の金看板として有権者の関心を集め、政権交代の強力な推進力となった」(同)と記す通り、同党の看板“政策”のはずであった。まあ、金看板というよりは、その実態は金(キム)看板と指摘できるのかもしれないが。
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欠落していた事前の「効果測定」

 だが、同紙面の、「子ども手当は当初から政策効果が曖昧で、財源も確保できずに迷走してきた」(同)のである。指摘の通り、同政策は、その実施開始(平成10年4月1日付)後に、いよいよ迷走、蛇行を重ねて来たのである。たとえば、これこれの家族構成で年収これこれの世帯では、年にこれこれの負担軽減(または負担増)になる(要旨)、との机上での世帯タイプ別の収支算定は行われ、メディアも盛んにそのレベルで報道を展開していた。そうした金額勘定は必要なのかもしれないが、いわゆる「バラマキ政策」ゆえか、より重要な点が欠落していたのである。

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「子ども手当」廃止後の家計試算を記す読売新聞紙面(切り抜き)
8月5日朝刊(2面)
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 本来、国庫からの予算拠出を伴うあらゆる政策、あらゆる事案には、実施以前に、「施行後」を想定した多角的な「効果測定」(言い換えれば、シミュレーション)がなされるべきで、それを政治の基本に置くべきである。

 この「子ども手当」を実施することによって、たとえば、一律支給が妥当なのか、否かの議論をもとに、長期的な低落が指摘されて来た国民の出生比率の引き上げに資することが可能なのか、否か。保育ならびに関連施設の待機児童の問題解消へ資することが可能なのか、否か。併せて廃止とするそれまでの税制上の「控除」が、国民生活に与えかねない影響など。事前段階から考慮すべき点は少なくない。
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迷走、蛇行によって地方自治体が被る損失

 さらに、政策の迷走、蛇行によって、地方自治体が要するシステム改修や、組織、人員変更に関わコストや労力も尋常ではない。「千葉市長「徒労感でいっぱい」とする記事(下記)が、事実とすれば、その様子をよく物語っていると謂えよう。

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産経新聞紙面(切り抜き)8月5日朝刊(5面)より
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 熊谷市長による、「「日本全体で相当なコストがかかる。穴を掘って、埋めるだけの工事をするようなもの」と。「「政権交代のたびに制度が変わってはついてはいけない。10年、20年と続く子育て制度を議論してほしい」と注文をつけた」とある。的を射た指摘であり、、同意見の地方自治体も少なくないのではないか。そもそもの、民主党「公約」自体が、「穴を掘って、埋めるだけの工事」であり、国家をいじくり回して、国力と時間の浪費に失する。そのための政権としか筆者には思えない。
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「仮想財源」をもととした詐欺政策

 そして、肝心な「財源」についても、総選挙以前の段階から、試算して年に5兆5千億円以上もの予算確保が必要となるが、その財源はどうするのか、との問いが自民党はじめ他党からなされていたが。大丈夫(要旨)との一点張りで指摘に耳を貸さず、「とにかく実施」としていたのが民主党であった。いわば、「財源」を併せて、あるべき事前のシュミレーションを悉(ことごと)く欠いていたのである。己が掲げた政策を、真摯に末永く実施する誠意も能力もなく、単に、政権獲得への集票のために国民を欺(あざむ)いていたに等しいのである。

 以上の他に、「博士の独り言」では、「子ども手当」の受給資格者には「国籍条項」がなく、日本での1年以上の居住者を対象としている点を、政権発足直後から指摘させていただいた。政策としての実態、有効性をともなわずに、また、十分な議論もなく施行するとすれば、テンポラリーな“居住者”が激増している「亜」の民をはじめ、日本へ行けば「お金が貰える」との認識レベルの外国民が「窓口」へ押し寄せることにならないか。さすれば、国庫拠出が青天井となり「年に5兆5千億円」の仮想財源では済まなくなるのではないか(要旨)、との指摘をさせていだいき、意見書を各方面へお送りした次第である。

 何らかの「反応」があればまだ良い方であった。しかし、多くが無反応であった。ようやく一部のメディアが同様の懸念を指摘しはじめたのが、その翌春であったことが印象に残っている。要するに、メディアも、また、「子ども手当」を推進しておられた政治家諸氏も、本来、一国のあらゆる法律、施策に先ずあるべき「国籍条項」による「区別」を認識し得ず、あるいは極めて鈍く、そもそもが、将来を見据えた国策と謂うよりは、次の「選挙」のことしか脳内にない。議員に能わざる存在に過ぎない。その「政治家失格」の証左であろうかと分析している。
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民主党の詐欺政策の数々

 以前に紹介したころがあろうかと記憶しているが。たとえば、かの総選挙戦の最中に、どこぞの構成員らも動員して盛んに配布していた「民主プレス」(2009年8月20日号外)には、こう記されている。

 「政権交代でしか、実現できない日本がある」とキャプションし、当該の「子ども手当」については、「中学卒業まで、1人当たり年31万2000円の「子ども手当」を支給します」と言い切っているではないか。言うまでもなく、毎月「2万6000円」の手当(×かける)12か月(1年)で「31万2000円」になる計算だが。鳩山由紀夫氏(当時・同党代表)の写真入りで「実現」を堂々と謳(うた)っている。

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民主プレス」(2009年8月20日号外)より
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 上記の「民主プレス」には、さらに、「変わるのはあなたの生活です」として、「民主党の最重要政策」を列挙している。実施の是否は別として、あくまでも「公約履行」の視点から拝見すれば、それらの中で、どれほどの事項を実現したのであろか、との厳正な問いがここでなされなければならない。

 たとえば、年金・公約逃げの長妻昭氏(前厚労相)や、高速道路無料化・曖昧逃げの前原誠司氏(前外相)はじめ、新旧の関係閣僚、ならびにマニフェストに関わった同党首脳をすべて有権者の前に呼び戻し、今こそ「解散総選挙」という民意の裁可を受けるべきではないのか。 粛々とした「政権公約」であるはずのマニフェストの大部分を履行しないながらも、内患外憂が刻々と深まり、ブログを通じて指摘を重ねている「四亜」いよる領土・領海への侵害はエスカレートしつつある。「変わるのはあなたの生活です」と記している文言は、本当は、詐欺政権に騙されて国体を危うくなり、国力が衰微し、ひいては、いよいよ被侵略国化する上で、「あなたの生活」が「変わる」としているかに筆者には映ってならない。
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■ 主な関連記事:

韓国人「養子554人申請」考 2010/04/24
過去最多「外国人登録」考 2010/04/14 
愚策「子ども手当」考 2010/04/08 
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「置き去り「国籍」議論」考 2010/03/17 
意見書「子ども手当」の曖昧 2009/09/07  

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【筆者記】

 拡充するとしている児童手当にもまた国籍条項がない。公明党創案の同施策についても、「お金」の勘定に終わらず、上記の事前の「効果測定」がなされなければ、「バラマキ政策」の域を出ない。総選挙で民主党が下野するとしても、再び「自公」政権となれば、対日政治工作勢力の別部隊を政権の中枢に置くに等しく、保守政治の劣化をいよいよ招き、「自公」が自民党再下野へのほころびとなりかねない。

 「自公」と謂うよりは、立ち上げれ日本や、郵政のわだかまりを解消した上での国民新党などとの連携がまだ「ベター」ではないのか。そのような「自保」政権を新たな第一歩として歩み出すべきで、それを視野にいれた総選挙を。投票率を引き上げて組織票に依存する特殊政党を放逐すべき総選挙を、と個人的には描いている次第である。先ずはベターな政情への引戻しを望む。
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 ブログの日頃の論旨につき、ごく当たり前の筋道に照らして「おかしい」、「変だ」と洞察し、意見書のメモとしてみなさまに報告させていただき、その病理を問う。これが「博士の独り言」のスタンスであり、今後も不変です。

 事実の指摘は決して悪口には該当しません。「公」の擬態、偽装に対する指摘は、それが事実であればことさらに「悪口」の類ではなく、むしろ、さらに事実を掘り下げるために不可欠な指摘です。事実を淡々と指摘すれば、「なるほど、そうか」と気づく人もまた意外に多い。ごく普通の日本人が、ごく当たり前の「言」を発して行く。事実を即した、その共有が広がるほどに、また日本は毅然と恢復する、その素地を取り戻していくに違いありません。

 事実の共有はすべての第一歩です。正論は事実から生まれ、良識の声は必ず力になる。良識による日本防衛を切に願い、国害と指摘すべき諸事項に取り組む国思う活動を応援くださり、辛抱強く支えてくださるみなさまに心より感謝します。
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日本は毅然とあれ!       

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路傍にて(筆者)
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