博士の独り言 II
ブログ「博士の独り言」の新編を兼ね、国思う諸活動を報告します。
2011/06
«
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
»
民自「大連立」考
2011/06/05(日) 23:20:07 [
国思う注意報/提案
]
難しい宿題やテストは自民党にやらせる
ロープに逃げる、民主「
落第政権
」
大連立で足並み=首相退陣後に期限付き-民・自幹事長
民主党の岡田克也、自民党の石原伸晃両幹事長は5日、期限付きの大連立に前向きな考えをそろって表明した。ねじれ国会で重要法案の処理が進まない中、両党にはかねて期限付き大連立論があるが、自民党が菅直人首相の下では不可能と主張していた。しかし、首相の早期退陣に道筋が付いたことで、今後、実現に向けた動きが活発化する可能性がある。
時事通信
(
Web
)6月5日付記事より参照のため抜粋引用/写真は
時事通信
の
同記事
より資料として参照のため引用
----------
毒キノコとシイタケを同じ鍋に入れる
毒キノコとシイタケを、同じ鍋に入れるかのような「大連立」の可能性については、賢明なみなさまがすでにお気づきのことであり、小ブログからも予測し得るケースとして先稿にメモさせていただきました。
復興を盾にするかのようにロープへ逃げる。しかし、この「大連立」は、昨年から民主党内にありました。すなわち、「大連立」は震災前から存在しており、向こう側の北朝鮮を目指すかのように、川を渡った与謝野薫氏の変節がその証左でもあります。いわば、民主党の議席維持、総選挙逃れの党利党略の一手に過ぎず、早期の解散総選挙を示唆して来た野党、とりわけ自民党の立場としては、慎重を期すべき事柄ではないかと拝察していました。
「期間限定」とは謂え、「大連立」となれば、毒性が高い議員、無能な議員諸氏が国民の信を問われることなく与党内に残ることになり、言葉悪くて恐縮ながら、糞みそ混ぜ合わせるだけです。野党への失政転嫁もさまざまになされる可能性もまた否定できません。まして、本来、国務に必要な国思う諸氏の国会復帰をみないままに事を進めて良いものか。「朝鮮人民主党」の騙(だま)しに良いものか。素朴ながら、問いかけたき事柄は山積しております。
----------
未だに「辞任時期」を明言していない菅氏
ここ数日、菅氏の「辞任時期」に関する大報道がなされて来ましたが、一連の騒動は、菅氏一人の延命劇と謂うよりは、民主党総ぐるみの「延命劇」である可能性が否定できません。党内劇によって、菅氏は「辞任時期」を示唆している様子ですが、しかし、明言はしていません。
たとえば、菅氏「辞任」を前提として自民党が「大連立」に加わったとしても、また、何かに事寄せるかのように、そこで「辞任」が立ち消えになる可能性も否定できないでしょう。いわば、乗せられて、はしごを外される。相手が騙しに長けた「相手」だけに、解散総選挙も立ち消えとなり、残り2年余を延命に資しようとする意図がありありです。
----------
宿題やテストは自民党にやらせる「
落第政権
」
その間に何が起こるのか。先稿で問わせていただいた通り、困難な国務は自民党に渡すかのように、しかし、その陰で廃国法案の数々をこと巧みに通す可能性が窺えます。いわば、一国の政府として政策の策定・実施能力が極めて乏しい民主党は、言葉は悪いけれども「落第生」同様です。
宿題やテストを自民党にやらせて自らの“進級”を謀り、その間に、闇内職にひた奔(はし)る。そうした、騙しの構造ができ上がる。復興基本法案を、ほとんど自民党案に書き直さざるを得なかったのも、その一つの予兆と認識して差し支えありません。
真の復興の筋道をつけるためには、その障碍となっている「落第政権」の撤去と、一人でも多くの、本来必要な諸氏の議員復帰が不可欠のはず。
----------
■ 主な関連記事:
・
世論調査「首相進退」考
2011/06/03
・ドサクサ紛れの「亡国法案」考
2011/05/26
----------
【筆者記】
とにかく「政権交代」が目的。その後は知らない。ネットの有志、良識諸氏、ならびに国思うブログ諸氏が選前(総選挙前)に指摘して来たことが「現実」となった21カ月余でした。残る27カ月を、偽装、擬態(大連立もその1つ)によって姿をさまざまに変えながらの「延命」を許して良いのでしょうか。
「このような時こそ」。「衆参のねじれ」等のメディアの誘導句は、本来、あくまで「まとも」な首相、政府に対して用いるべきフレーズであるはず。
----------
日本は毅然とあれ!
路傍にて
(筆者)