2011/05/31(火) 07:56:20 [民主党/国籍不明政党]

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「テロリスト」を延命させるのか

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「裏切られるなら、工程表などいらない」避難住民、憤りや落胆
 「帰れるのか帰れないのか分からないのが一番悪い」。東京電力福島第1原発の事故について29日、年内の収束が絶望的となったことに、原発周辺の警戒区域から避難先に身を寄せている住民たちは憤り、落胆した。双葉町から埼玉県加須市の旧県立騎西高校に集団避難中の女性会社員(44)は「メルトダウンが判明したので、そんなに早く収束するのは無理だと思っていた。残念と言うより『やっぱり』という気持ちだ。難しいかもしれないが、一日も早く帰れるようにしてほしい」と口にした。産経新聞Web)5月29日付記事より参照のため抜粋引用/写真は「再臨界だ!」と煽ったのはやっぱりこの男」と報じる週刊ポスト6月10日号誌面(切り抜き)記事P32-35よりP32-33を資料として参照のため引用
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一国の政府の体をなしていない、民主党政権

 結局、事故初期に当該各基の燃料棒が溶融していたことが判った。一国の政府でありながら何ら「事実」の開示をなし得ていなかった。酷いと謂う以前の、話にもならない惨状である。表題は、先に示された事故収拾の工程表も避難住民にとって信じるに値しなくなった、その様子を伝える記事(産経新聞)である。

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産経新聞(Web)5月29日付記事より
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 「公」の最たる機関であるべき時の政府が、その場限り(逃れ)の曖昧な言質を並べ立てている間に惨状は刻々と深化する。様相を看過しつつ、且つ、肝心な国民に対してかくも長期間にわたって事実を開示しなかったのであれば、政府としての機能を果たして来なかったに等しく、存在意義が厳に問われる局面にある。

 さらに、どこぞの政府の虚構とそれに対する東電による釈明。重要な「証拠」開示を蚊帳の外に置くかの、それらの転嫁の「後出しジャンケン」の応酬は無慙(むざん)に他ならず、もはや一国の体裁を成しておらず、その実態こそが、「人災」を実証するものである。
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「再臨界」を煽った張本人は「菅直人」氏

 「後出しジャンケン」の応酬の中で、最近、指摘されている「再臨界」への危険があるため炉への注水(海水)を止めた、否、止めていない、とのなすり合い。その様子が報じられていたことは多くのみなさまがご存知のことかと思う。

 そこで事故甚大化のキーワードとなった海水注入による「再臨界」の心配を本当は誰が述べたのか。その張本人について、表題(誌面)は、その人こそ「菅直人」氏ご本人であったことをつぶさな状況から指摘している。

 この人は、常々、「「僕はものすごく原子力に詳しい」と周囲に自慢していた」(誌面)。同氏の性格からしても、その自称「専門家」が、“専門家”であればこそ、当時の原子炉事故対応の会議の中心に居なかったはずがない。そして、海水注入による「再臨界」のみを執拗に“心配”していた。

 あたかも、「再臨界」(=イコール)爆発であるかのご自身の誤認を改めなかった。科学者が菅氏の“心配”をやんわり否定してみせても、実質、話を聞かなかった。その末、菅氏が注水中断を指示した。後に、東電は否定し“実は注水を続けていた”(要旨)、との根拠がない談話を示したが、現実に55分間の冷却作業中断が存在していた。誌面は、その様子を指摘している。
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「ベント」を延期させたのも「菅直人」氏

 「そもそも菅氏が激怒した水素爆発そのものが、自身の初動ミスで起きたものだ」として、「東電は事故から2か月以上経ってから、1~3号炉が炉心溶融を起こしていたという分析結果を発表した。菅首相は「聞いていなかった。知っていて嘘をついたことがない」というが、それこそ真っ赤な嘘である」(表題誌面)と指摘している。

 初期の事故予測について、「保安院の資料によると、予測は冷却水の水位などプラント情報が比較的失われなかった2号機を中心として行われた」と。続けて、その「2号機は地震発生の11日14時47分に緊急停止し、20時30分に原子炉への注水機能が喪失。そして22時のERSS(緊急時対策支援システム)予測にはこう記されていた」として、「22:50 炉心露出」「23:50 燃料被覆管破損」「24:50 燃料溶融」「27:20 原子炉格納容器設計最高圧到達。原子炉格納容器ベントにより放射性物質の放出」と。これらの経過について、すでにご存知の読者も少なくないことと拝察する。

 「27:20」とは、翌12日午前3時20分を意味している。無論、官邸に伝わっていたはずである。その時点で、「緊急停止した原子炉のうち、真っ先に非常用電源が止まって危機に陥ったのは1号機だった。そこで原子力災害対策本部は、ERSS(の)予測通りに12日午前3時半」に1号機のベントを実施する計画を立てた。「その時の試算図では、風は海に向かい、内陸部に放射性物質は拡散しないという結果を導き出した。すなわち、被害を最小限に抑えるタイミングであることを示していた」(同)と綴っている。 

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3月12日1時12分作成 3時30分からベントした場合の試算図(誌面)
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 上記の作業を「視察に行く」と止めさせたのが、ご存知のとおり、菅直人氏である。ベントが緊急に必要である。しかし、首相が視察に来れば、その場で被爆させてしまう懸念がある。ゆえに、現場査察の1時間を含め、首相が官邸に帰り着く想定時間(12日正午)まで、実に8時間半も間、ベントの遅延を余儀なくされた。それまで刻々と深刻化していた状況に照らせば、この8時間半によって原子炉事故それ自体の甚大化を招いたであろうことは、推察に容易過ぎる。

 しかも、同日正午にベントを開始した場合の、試算図では、夜風とは逆風向きのため、「放射性物質は海風に乗って双葉町や浪江町などに拡散すると予測されていた。ベントを遅らせたために、放射性物質が陸地方向へ飛び散り、多くの住民、子供を被爆させたことを示しているのである」と。さらに、「しかもその日、首相を乗せた自衛隊ヘリは、試算図が放射性物質が拡散すると予測した海側を避けて飛行した」と。官邸が予測をあらかじめ知っていた「動かぬ証拠だ」と指摘している。

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3月12日3時53分作成 12時からベントした場合の試算図(誌面)
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国民に対する「テロ行為」か

 併せて、ベントを早期に実施していれば、被害の甚大化抑制に資し得ることも、当然、官邸は知っていたはずである。それを8時間半もの間止めたとあれば、「人災」の大きな要因に他ならない。

 自称「専門家」として、まして、首相として事の中心に在りながら、知らなかった、聞いていなかった(要旨)と繰り返すかの国会答弁は、誌面が指摘する通り、「真っ赤な嘘」と断定した方が事の次第が判りやすくなる。このベント遅延にせよ、上記の注水中断にせよ、この人物は知っていながら、意図的に被害甚大化の方向へとあらゆる“対策”を誘導したに等しい。

 誌面では「「第4列の男」の本性」として、特有の言い逃れと転嫁の言動の本質を指摘している。先稿でもその側面を指摘させていただいたが。しかし、筆者の視点からさらに指摘させていただければ、莫迦を装いながらも、こと巧みに国家に打撃を与え、弱体化を謀り、とりわけ「亜」の諸国の侵略に対する抵抗力を喪失させる。いわば、国家をその中枢から破壊するトロイの木馬型「対日政治工作員」に映ってならない。
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■ 主な関連記事:

赤軍「菅テロ政権」考 2011/05/21 
菅首相「初めてだから」拝考 2011/05/01  
首相「石巻市訪問」拝考 2011/04/10 
菅「テロ政権」考 2011/03/16 
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【筆者記】

 テロリストに対する「支持率」云々をメディアが垂れ流す。そんな場合か。毒キノコにもこんな栄養成分が含まれています、と報じているに等しい、毒キノコは「毒キノコ」である。テロリストに対してもまた然りである。すなわち、この人物、ひいては政権の延命が、(=イコール)国家の破壊進展でしかない。「こういう時だからこそ」(要旨)との国民の善意を逆手にとり、復興を延命の盾にとりつつ、日本人拉致犯の「助命嘆願」に署名した同僚・江田五月氏(法相)らとともに、数多の闇法案をはじめ、何しろ、国籍を問わない人権委員による「国民監視」という、次の「テロ行為」を謀ろうとしている。

 メディア規制「除外」も法案通過のための政治工作上のアリバイ、「真っ赤な嘘」であり、今度はメディアも対象となることは火を見るより明らかだが。
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「人権救済法案」反対の意見広告(平成23年7月号 P273)
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 ブログの日頃の論旨につき、ごく当たり前の筋道に照らして「おかしい」、「変だ」と洞察し、意見書のメモとしてみなさまに報告させていただき、その病理を問う。これが「博士の独り言」のスタンスであり、今後も不変です。

 事実の指摘は決して悪口には該当しません。「公」の虚偽に対する指摘は、それが事実であればことさらに「悪口」の類ではなく、むしろ、さらに事実を掘り下げるために不可欠な指摘です。事実を淡々と指摘すれば、「なるほど、そうか」と気づく人もまた意外に多い。ごく普通の日本人が、ごく当たり前の「言」を発して行く。事実を即した、その共有が広がるほどに、また日本は毅然と恢復する、その素地を取り戻していくに違いありません。

 事実の共有はすべての第一歩です。正論は事実から生まれ、良識の声は必ず力になる。良識による日本防衛を切に願い、国害と指摘すべき諸事項に対し、覚悟の上で取り組む国思う活動を応援くださり、辛抱強く支えてくださるみなさまに心より感謝します。
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日本は毅然とあれ!  

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路傍にて(筆者)
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↓妄政から護ろう、先祖代々の日本!
20110224001 
      

 

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