2015/05/31(日) 15:31:00 [皇室関連/日本は毅然とあれ!]

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両陛下の傘寿をお祝いし

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両陛下、古式馬術を観覧
 天皇、皇后両陛下の傘寿(80歳)を記念した古式馬術の観覧が30日、皇居内の馬場で行われた。両陛下が即位以降の歴代三権の長や閣僚を招待し、安倍首相ら約160人が出席した。以上、冒頭より。読売新聞 平成27年5月31日朝刊 購入紙面(38面)より「個」の日記の資料として参照

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両陛下の傘寿をお祝いし

 両陛下の傘寿をお祝いし、皇居内の馬場でこの30日に古式馬術が執り行われた。儀に際し、両陛下が即位以降の歴代三権の長や閣僚を招待せられ、安倍首相ら約160人が出席した(要旨)と伝える紙面である。両陛下の益々のご健勝を心よりお祈りしつつ、僭越ながら記事をクリップさせていただきたい。
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聡明で俊敏な日本馬と千年を超える伝統馬術

 古式馬術は伝統の日本馬により行われる。木曽馬などに代表される日本馬は、NHKの大河ドラマなどに起用されている西欧の馬に比べれば、はるかに小柄である。

 小柄ながらも敷島人と同様、実に明晰であり俊敏でもある。以っての千年を超える歴史を持つ古式馬術は、力強さに力点を置く傾向が有る西欧のものとはやや趣(おもむき)を異にし、人と一体となった技の繊細さと速さとを競う色合いを有する。皆様が、たとえば流鏑馬(やぶさめ)の神事などでご覧になられる通りである。

 両陛下にあらせられては、麗しく観覧に臨まれ、その後に皇居・宮殿で茶会を催され、今上陛下におかれては、「今後とも私どもは、国民の幸せを願いつつ、国と国民のために力を尽くしていきたいと思います」とのお言葉を下賜せられた、と紙面は伝えている。

 天下万民の幸せと弥栄を常に願われる至宝ましましての、敷島の比類なき伝統の数々の今日への継承は、我が国の後代へさらに引き継がれるべきかけがえのない国体の象徴でもある。
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お手植えの儀に臨まれる

 今月20日、今上陛下が皇田へ尊体を運ばれての恒例直々の稲のお手植えの儀が行われた。そのご様子について、「日よけ用の麦わら帽子をかぶり、長靴をはいて水田の中に入り、腰を落として、1区画につき5株の苗をていねいに植えられていった」(下記)と伝えている。

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産経新聞Web) 平成27年5月20日付記事より 
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 機械植えではなく、古式ゆかしい手植えの経験をお持ちの方には、さぞ実感としてご理解いただけるものと思うが。腰をかがめてのしかも丁重な手植えは、それが涼しい日のことであっても五株で汗が額にじみ始める。続けて十株ともなれば息切れがして来る。さらに休まずに続けると、たとえ運動部出身の若い調査隊員であっても悲鳴を上げ始める。

 「それでも敷島人か!」と叱責するようなことは無いが、十五株を植えたところで交代する。その繰り返して猫の眉間(猫の額ほどの広さもないという意味)ほど観察田(数箇所)の田植えを順次完了する次第だが。それほど根気と体力を要するのである。

 陛下ましましてのお手植えの儀は傍で報じるのは容易かも知れないが、実は国民の幸せを願われてこその、見せざるご辛労と引き換えの大慈の儀と拝することができる。そうして伝統の新嘗祭への、敷島の護国と豊穣、弥栄に通ずるべき新たな良き時候の日々が始まるのである。
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▼ 平成27年5月29-31日の小稿として

路傍の額紫陽花
韓国を民主主義と思う日本人が大幅減「14%」
噴火のお見舞いを申し上げます

読者の皆様を守るため
自民有志「世界遺産で韓国に反撃開始」考
日米比「中国暴走封じ込め」考
ポイントがぜんぜん伸びていないですね
在日「かみつき現行犯逮捕」考
「狙われる日本の高度技術」考
BS朝日「ヘリウム事故」考
あなた、人生終わりたいの?
【付記】
完結を基本是とする日本人
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国体の護持と弥栄を!     

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敷島の路傍の額紫陽花 (壁紙)(平成27年)義広撮影 敷島について

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文末挨拶 付記
武士は花を愛でる 付記

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敷島の和色465色と四季の繊細 付記
俳句、和歌は敷島の文化 付記

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2015/04/17(金) 19:52:00 [皇室関連/日本は毅然とあれ!]

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本年の豊饒と弥栄を願われ

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陛下が種もみまき
 
天皇陛下は15日、皇居内の苗代で、恒例の種もみまきをされた=写真、宮内庁提供=。陛下は薄茶色のジャンパー姿で、うるち米のニホンマサリともち米のマンゲツモチの種もみを手に取り、丁重に土の上にまかれた。育った苗は初夏、皇居内の水田に植えられる。皇居での稲作は、農作業の苦労を知るため昭和天皇が始め、陛下が引き継がれている。讀賣新聞 平成27年4月16日朝刊 購入紙面(35面)より「個」の日記の資料として参照
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本年の豊饒と弥栄を願われ

 天皇陛下が皇居内の苗代(なえしろ)へ尊体を運ぎ遊ばされ、国家の豊饒、万民の幸せと弥栄を願われ、種籾(もみ)を直にお手蒔きせられた。後に発芽し育った苗は、陛下が皇田にてお手植えの儀に臨まれ、以って本年の秋の新嘗祭への時が刻まれ行くことになる。

 本年の豊饒なる事と国家の護国、安寧を国民末座から願わずにおれない。良識の皆様におかれても、新嘗祭までの向こう二百二十余日がより有意義で、且つ健やかで良い日々をお迎えいただけるよう、瑣末な身の僭越ながら願って止まない。
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パラオ行幸啓を報告せらる

 翌16日、両陛下におかれては、先帝陛下まします武蔵野陵(むさしののみささぎ)と、香淳皇后おわす武蔵野東陵(むさしののひがしのみささぎ)への御親拝に臨まれ、パラオ共和国へなされた行幸啓(4月8,9日)を報告せられた。

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産経新聞Web) 平成27年4月16日付記事より
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 両陛下におかれては、春冷著しかった先月下旬頃より風邪の症状を召され、完全にご回復なされぬまま、尊体をパラオ共和国へお運びになれての行幸啓、慰霊をなされた。

 以っての大慈の数々を遥かに拝し奉り、先帝陛下、今上陛下の御許にて共に苦難を共にされた幾多の先人方々への感謝を捧げ、敷島人の誇りと護国の強い心を以って本年の佳き時候を迎えたい。
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■ 主な関連稿

両陛下、パラオを行幸啓 2015/04/08
天皇陛下、パラオ大統領を引見せらる 2014/12/18

両陛下「パラオへの行幸啓」ご検討 2014/06/04
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付記1】【付記2】【付記2】【付記4】【付記5
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国体の護持と弥栄を!     

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敷島の桜花 (壁紙)(平成27年)義広撮影 敷島について

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文末挨拶 付記
武士は花を愛でる 付記

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2015/04/09(木) 10:45:00 [皇室関連/日本は毅然とあれ!]

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両陛下、慰霊に臨まれる報に接し

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両陛下、パラオご訪問 慰霊「苦難の道 しのびたい」
 【コロール島(パラオ共和国)=伊藤真呂武】 天皇、皇后両陛下は8日、戦後70年の節目に戦没者を慰霊するため、羽田空港発のチャーター機でパラオ共和国に入られた。海外での「慰霊の旅」は平成17年6月の米自治領サイパン島以来10年ぶり2度目。パラオご訪問は、天皇陛下が強く望みながら一度断念しており、10年来の宿願をかなえられた。以上、冒頭より。産経新聞 平成27年4月9日朝刊 購入紙面(1面)より「個」の日記の資料として参照

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両陛下、パラオにご到着

 天皇、皇后両陛下がパラオ共和国にご無事に到着せられ、二日間の行幸啓と激戦地での慰霊に臨まれる(要旨)との一報については、先稿に時事通信の記事をクリップさせていただいた。小稿では、そのご様子を詳しく伝える紙面(産経紙)をクリップさせていただきたい。

 パラオ共和国では、両陛下を国家を挙げて歓迎いただき、日本国民の末座の一人として感銘を覚える。陛下は、同国主催の晩さん会におかれて、「先の戦争で亡くなったすべての人々を追悼し、その遺族の歩んできた苦難の道をしのびたいと思います」とのお言葉を下賜せられ、この九日には、激戦地となったペリリュー島、ならびにバベルダオブ島への行幸啓と慰霊に臨まれる。
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ペリリュー島では

 下記の紙面は、両陛下を本日迎えられるペリリュー島の様子を紹介する記事だ。「両陛下ようこそ」との手作りの横断幕を掲げる練習をする児童たちが写真で紹介されている。統治時代の約三十年間はもとより、戦後七十年間におよぶ長きに渡っても、さらにペリリュー島においても日本が心から敬愛されいる。その様子を垣間見ることができるワンシーンと謂えよう。

 激戦迫る最中においても、現地の民間人の命を守るために最後の一人まで疎開させた。弾薬は無論、食料、水が尽き果てた状況下に在っても、十倍、十五倍する米軍と実に七十三日間もの間激闘を続けられた。その英霊方々の尊い礎が有ってこその今日と拝考するにつけ、感謝と敬礼を捧げずにおれない一人である。

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産経新聞 平成27年4月9日朝刊 購入紙面(23面)より

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先人英霊の遺徳を偲び

 戦後の、米国による信託統治を経ての1981年にパラオ共和国となり、その時に制定した国旗も日の丸を模して満月を配したものとした。その時の讃文も誤字は若干見られるものの日本語で記され、国旗の由来をこう記している。

  私達は国旗の選択に相当苦労した。大(応)募者は悉く各島の人々であり、それぞれの旗にパラオの歴史と伝統がこめられていた。だから、選考委員は真剣であった。選考に日数をかけた。でも、最終的にこの旗に決まったのは、日本の旗に一番似てい(る)ので、最大の人気が集まった。

 日の丸の部分を黄色にしたのは、月を現(表)す。周囲の青地は海を意味する。月は太陽が出ないと輝くことができない。つまり月は太陽によって支えられ、月としての生命を持つ。太陽とは日本のことである。海に囲まれたパラオという国は、日本の太陽の反射によって輝かねば生きられないのである。

 我々はまた戦争中に、日の丸を掲げて強大な米軍と交戦した日本軍将兵の勇敢さと純粋さに、大きな魅力と尊敬を捧げている。一万に及ぶ英霊たちは私達に、勇気と国を想う心があれば、アメリカよりも強くなれることを教えて死んだのである。

(以上、引用)(段落付は筆者)
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パラオの国旗成立の事由を記した讃文(先稿より)
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 英霊方々の遺徳を心より偲ぶ。今日は両陛下をお迎えし、ひときわ心安らかになられることを願って止まない。陛下の大慈を末座より遥かに拝し、英霊方々に感謝と敬礼を捧げる。
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■ 主な関連稿

両陛下、パラオを行幸啓 2015/04/08
天皇陛下、パラオ大統領を引見せらる 2014/12/18

両陛下「パラオへの行幸啓」ご検討 2014/06/04
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パラオの桜と英霊 2007年11月25日付メモより 
英霊に一杯の水を捧ぐ 2007/11/28   

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付記1】【付記2】【付記2】【付記4】【付記5
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国体の護持と弥栄を!     

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敷島の桜花
(壁紙)(平成27年)義広撮影 敷島について
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文末挨拶 付記
武士は花を愛でる 付記

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敷島の和色465色と四季の繊細 付記
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2015/04/08(水) 22:33:00 [皇室関連/日本は毅然とあれ!]

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両陛下、パラオを行幸啓

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待望の訪問、友好の乾杯=地元は歓迎ムード一色-パラオ
 
【コロール時事】「パラオを訪問できて大変うれしい」。戦後70年の節目の年に、10年以上前から待ち望んだ訪問が実現した。終戦まで日本が約30年間統治し、太平洋戦争の激戦地となったパラオを8日、天皇、皇后両陛下が訪問された。「世界一の親日国」ともいわれる同国に初めて降り立ち、レメンゲサウ大統領夫妻と笑顔で杯を交わした。中心地コロールの市街地は歓迎ムード一色となった。以上、冒頭より。時事通信Web) 平成27年4月8日付記事より「個」の日記の資料として参照 
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パラオ行幸啓に臨まれる

 両陛下におかれてはパラオ国への行幸啓に臨まれた。同国挙げての歓迎を受けられ、さらに「晩さん会ではパラオの伝統的な料理が振る舞われ、両陛下は隣国のミクロネシア連邦、マーシャル諸島を含めた3カ国の大統領夫妻と笑顔で記念撮影」と。不敬な文面ながらもその一端を拝することができる。

 両陛下ましてましての行幸啓を、さぞかし待ち望んでおられた同島に眠る英霊がいかに喜んでおられるか。また、戦後も日本へ変わらぬ敬愛の信条を抱いて来られた同国首脳、関係者諸氏にとっても日本との親交をさらに深める機縁になるものと拝考する。
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明九日にペリリュー島へ

 宮内庁(HP)によれば、両陛下は明九日にペリリュー島、ならびにバベルダオブ島への行幸啓に臨まれ、ましましての慰霊を捧げられるご予定と拝する。
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折しもの桜花に見送られ、弥栄の時を迎える

 両陛下ご出立に際しての時候を拝すれば、皇居の満開桜花が散りゆき、八重桜(当ブログでは「弥栄桜」と称す)の咲き始める段となった。先人が築かれた国体護持への礎が有ってこそ国家の弥栄が有ると。皇居の桜花を拝しつつ、誠に勝手、僭越ながら年々この時候をそう深考して来た一人である。

 両陛下ましましてのパラオ行幸啓の本年の深い意義を拝し、パラオ国と日本との子孫末代までの友好と繁栄を願って止まない。
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■ 主な関連稿

天皇陛下、パラオ大統領を引見せらる 2014/12/18
両陛下「パラオへの行幸啓」ご検討 2014/06/04
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パラオの桜と英霊 2007年11月25日付メモより 
英霊に一杯の水を捧ぐ 2007/11/28   

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付記1】【付記2】【付記2】【付記4】【付記5
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▼ 平成27年4月8日、他の小稿

領土侵害「日本政府反撃」考
「パワハラ折伏」対策

創価「協栄ジム」か 
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国体の護持と弥栄を!     

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敷島の桜花
(壁紙)(平成27年)義広撮影 敷島について
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文末挨拶 付記
武士は花を愛でる 付記

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敷島の和色465色と四季の繊細 付記
俳句、和歌は敷島の文化 付記

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20140420003   

2015/03/12(木) 09:55:00 [皇室関連/日本は毅然とあれ!]

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天皇陛下のお言葉を拝し

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天皇陛下のお言葉
 両陛下ましましての、政府主催の追悼式典(11日,東京都千代田区)にて今上陛下より下賜せられた大慈のお言葉を国民末座より小稿に拝し、これからの指針とさせていただきたい。讀賣新聞 平成27年3月12日朝刊 購入紙面(2面)より記事を「個」の問いかけための資料として参照

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天皇陛下のお言葉(全文)

 東日本大震災から4年が経(た)ちました。ここに一同と共に震災によって亡くなった人々とその遺族に対し、深く哀悼の意を表します。

 4年前の今日、東日本を襲った巨大地震とそれに伴う津波により、2万人を超す死者、行方不明者が生じました。テレビに映った津波の映像は決して忘れることのできない、本当に恐ろしいものでした。死者、行方不明者の中には危険を顧みず、人々の救助や防災活動に従事した人々があったことが今も痛ましく思い出されます。被災地で、また避難先で、被災者の多くが今日もなお、困難な暮らしを続けています。特に年々高齢化していく被災者の健康は深く心に掛かります。

 さらに、この震災により、原子力発電所の事故が発生し、放射能汚染地域の立ち入りが制限されているため、多くの人々が住み慣れた地域から離れることを余儀なくされました。今なお、自らの家に帰還する見通しが立っていない人々が多いことを思うと心が痛みます。

 この4年間、被災地においては、人々が厳しい状況の中、お互いの絆を大切にしつつ、幾多の困難を乗り越え、復興に向けて努力を続けてきました。また、こうした努力を支援するため、国内外の人々が引き続きいろいろな形で尽力しています。この結果、地場産業の発展、防災施設の整備、安全な居住地域の造成など様々な進展が見られましたが、依然として被災した人々を取り巻く状況は厳しく、これからも国民皆が心を一つにして寄り添っていくことが大切と思います。

 この度の大震災においては、私どもは災害に関し、日頃の避難訓練と津波防災教育がいかに大切かを学びました。こうした教訓を決して忘れることなく子孫に伝え、より安全な国土を築くべく努力を続けることが重要であると思います。

 この14日から宮城県仙台市において第3回国連防災世界会議が開催されますが、この会議において、我が国のみならず世界各国においてもこの度の大震災の教訓が分かち合われ、被害の軽減や人々の安全性の確保に意義ある成果が上げられることを願っています。

 被災地に一日も早く安らかな日々の戻ることを一同と共に願い、御霊みたまへの追悼の言葉といたします。

(以上、紙面より引用)
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安倍総理の式辞

 加えて安倍総理の式辞(全文)を留め置きさせていただきたい。

(以下、引用)

  本日ここに、天皇、皇后両陛下のご臨席を仰ぎ、東日本大震災4周年追悼式を挙行するに当たり、政府を代表して、謹んで追悼の言葉を申し上げます。

  かけがえのない多くの命が失われ、東北地方を中心に未曽有の被害をもたらした東日本大震災の発生から、4年の歳月が流れました。

  いとしい家族、親類、友人を亡くされた方々のお気持ちを思うと、今なお深い悲しみが胸に去来します。ここに改めて、衷心より哀悼の意をささげます。また、被災された全ての方々に、心からお見舞いを申し上げます。


 被災地に足を運ぶたび、復興のつち音が大きくなっていることを実感します。高台移転、被災者向けの住宅の事業は着実に前進し、復興は新たな段階に移りつつあります。しかしながら、今なお、原発事故のために住み慣れた土地に戻れない方々をはじめ、23万人の方が厳しい、不自由な生活を送られています。新しい生活をスタートさせた方々も、生活環境への適応など、ご苦労は絶えません。健康・生活支援、心のケアも含め、被災された方々に寄り添いながら、さらに復興を加速してまいります。

 同時に、今般の震災から得られた貴重な教訓を決して無にしない、との決意でわが国全土にわたって災害に強い強靱(きょうじん)な国づくりを進めてまいります。被害を少しでも小さくするため、常に最新の英知を取り入れつつ、総合的な防災対策に、政府一丸となって取り組んでまいることを、改めて、ここに固くお誓いいたします。


 震災の発生以来、地元の方々、関係機関の大変なご努力に支えられながら、復旧、復興が進んでまいりました。また、日本各地のみならず、本日ここにご列席の世界各国・各地域の皆さまからも、多くの温かい支援の手が差し伸べられました。そのご尽力に対し、心より感謝と敬意を表するものであります。

 今週末から、仙台市において開催される国連防災世界会議においては、東日本大震災の教訓と被災地の復興の現状を、世界の皆さまに向けて発信いたします。世界各地における防災対策に役立てていただければ幸いです。そして、今後、わが国の知見と技術を生かし、防災分野における国際貢献を、一層強力に進めてまいります。


 この大地震による惨禍は、まさに未曽有の国難です。しかしながら、先人たちが、幾多の困難を乗り越えてきたように、あすを生きる世代のために、私たちが共に立ち向かっていくことを改めてお誓いいたします。

 み霊の永遠に安らかならんことを改めてお祈り申し上げるとともに、ご遺族の皆さまのご平安を心から祈念し、私の式辞といたします。


(以上、時事通信 平成7年3月11日の速報より引用)

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時事通信(Web) 平成7年3月11日付記事より
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身近に可能なことを常に考え

 陛下は常に国民と共に在らせられ、国民もまた陛下の御許に常に在りとの心を身に帯同いたす。この心こそが、少なくとも神武天皇以来皇紀に刻まれたる2675年にわたり連綿と受け継がれて来た先祖代々の敷島人の至誠である。さらにその上古に在られる地神五代天神七代を経て皇祖神の御世に至る至宝の系譜へを拝すれば、3000年前をゆうに超える縄文時代にまで遡及することができる。

 この無類なる長遠の歴史において、大規模な自然災害をはじめ幾多の国難が有ったことは云うまでもない。しかし、我々の先祖はこの不変の至誠と強い心を以って支え合い、助け合いつつ艱難の全て乗り越え、今上陛下の御世に至っている。

 現下の我々もまた、今上陛下の御許にて、国を護り支えられた幾多の先人と心を同じくし、本来の強靭なる心を以って復興を遂げるために身近に可能なことを常に考え可能なことを一つずつ実行し、さらに迫り来る国難諸々を厳として撃退し、皇紀連綿の至誠を後代へと確かにつなげていく使命を有していることは謂うまでもない。

 良識の皆様の存在と赤誠が、敷島の子々孫々から「そのおかげで」と。感謝される時は必ず到来する。支え合い、助け合って国体の護持をなし、後代の弥栄に通じて行く復興を倍して遂げて行こうではないか。
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■ 主な関連稿

東日本大震災より四年 2015/03/11
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国体の護持と弥栄を!     

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幼き日 御前の桜 うるわしく 今も心に めぐりくる哉     
敷島の桜花
(壁紙)(平成26年)義広撮影 敷島について
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文末挨拶 付記
武士は花を愛でる 付記

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敷島の和色465色と四季の繊細 付記
俳句、和歌は敷島の文化 付記

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