2013/01/09(水) 00:50:00 [日本人の底力]

20121210008   

敷島人の美徳
我欲を排し、知足りる生き方

20130109001 
一茶 マル印の採点
 江戸時代の俳人・小林一茶(1763~1827年)が、俳句を採点したとみられる帳面「点帖(てんちょう)」が、長野市内の個人宅で見つかった。一茶に詳しい矢羽(やば)勝幸・二松学舎大客員教授(俳文学)は「一茶は人の句を採点して収入を得ることを嫌っており、これまで冊子になった点帖は2点しか見つかっていない。貴重な発見だ」と話している。以上、冒頭より/讀賣新聞 平成24年1月8日夕刊 記事(切り抜き)購入紙面(1面)より資料として参照のため引用
----------

貴重な事績

 俳人の小林一茶といえば、たとえば、「われと来て遊べや親のない雀
」や「やせ蛙(がへる)まけるな一茶これにあり」との、いわば体感的な自励の句が筆者には先ず思い浮かぶ。人柄を偲ばせる純粋な心情を見事なまでに完結に表した句の数々は、子供の頃に拝読して直に憶えた記憶が有る。

 表題は、その一茶が生活の糧として「俳句を採点したとみられる帳面「点帖(てんちょう)」が信州の長野市内の個人宅で見つかった。一茶に詳しい矢羽(やば)勝幸・二松学舎大客員教授(俳文学)の指摘によれば、「「一茶は人の句を採点して収入を得ることを嫌っており、これまで冊子になった点帖は2点しか見つかっていない。貴重な発見だ」と話している」と伝える紙面(讀賣新聞)である。貴重な事績と拝察する。
----------

敷島人の美徳、我欲を排し、知足りる生き方

 同教授によれば、「一茶は尊敬していた松尾芭蕉にならって、不特定多数の人の句を採点してお金を稼ぐことを嫌い、採点をきっぱり断る手紙も残っているが、「親しい人に頼まれ、断り切れなかったのではないか」と矢羽教授は推測する」とある。素人ながら的を射た指摘と拝察する次第である。いわば、芭蕉にしても、一茶にしても、自らの才を看板とするかのみだりやたらの営業行為をは嫌遠していた。だが、どうしてもと頼まれて、致し方なく点帖を処したこともあった。それが現時点でわずか「2点しか見つかっていない」事跡にも拝することが出来よう。

 瑣末な身も学部時代の恩師(教授)から、日の丸を背負う自覚と誇りを以って進め。世のため人のため、国家のために純粋に進もうとする志を持つならば、我欲を排し、知こそ足りる生き方に徹せよと。こう教えられたことが後々の心の糧の一つとなり、現在の愚鈍の身の研鑽の励みともさせていただいている。今思えば、その時の恩師の教えは、敷島人に有るべきの美徳そのもであることに気づく。その美徳を芭蕉、一茶という、業績が翻訳されて世界に知られている先達も身に抱いておられた。それこそが本質的な行き詰まりがなく、自他の才、長所を共に伸ばす生き方であることを、表題の事例にあらためて確認させていただく思いをここに致す次第である。

----------

特亜の賊徒には理解し得ない「敷島人」

 花火に飛び込み身を焦がす暗夜のうつせみの如くに、欲得と我欲、自省と責任なき権利、また権利の主張に奔走する特亜の賊徒には、この敷島人の美徳は到底理解し得まい。また、残念ながらその賊徒のメンタリティがこの敷島に流れ込み、人心の朝鮮化が一部で進むかの風潮を嘆く一人である。

 だが、それをこのまま看過するわけには行かない。敷島の偉大なる幾多の先達の業績にあらためて触れ、心の機微を学び、これからは敷島人が敷島本来の心を取り戻して行くべき時代と謂える。「日本を取り戻す」。安倍総理が示された敷島の針路の根幹は、特別なことではなくごく当然の指針であり、つまり先ずは人の心の恢復に本義があることに気づく。
----------

■ 関連記事:

敷島の四季と和色 2012/03/06 
----------

 読者のみなさまには、ご多忙の中、日々新たなご訪問をいただき感謝します。これからが良識の出番です。今夏の決戦へ、先祖代々の敷島を護るために必勝で臨みましょう。大したブログではありませんが、志は不変です。国害と指摘すべき事柄に取り組み、良識のみなさまに、至宝おわす国家に在るべき針路の共有を問いかける当ブログへの絶大なる応援をお願いし、辛抱強く支えてくださる国思うみなさまに心より感謝します。
----------

日本は毅然とあれ!   

20130109002   
路傍にて(筆者)
----------

携帯からも応援を!↓
http://blog.with2.net/link.php?1405200
----------

【敷島人の心を取り戻そう!】 と思われる方はクリックを! ↓   
 baner20121001

2013/01/08(火) 12:15:00 [日本人の底力]

20121210008   

頑張れ、浅田真央選手!
「四大陸フィギュア選手権」が間近に
 
20130108003 
3回半 解禁の時
   ソチ五輪が約1年1か月後に近づいてきた。各競技でメダルが期待される選手は、どのような実績を積み重ね、表彰台に向かってどんな課題を克服しようとしているのか。栄光を目指すエースたちの現在地を探った。以上、冒頭より/讀賣新聞 平成25年1月8日朝刊 記事(切り抜き)紙面(22面)より資料として参照のため引用
----------

「四大陸フィギュアスケート選手権」も間近に

 先年まで、活躍が多くの人々の心の励みとなり、鑑となり、日本の誇りと賞賛すべき方々を「日本の宝」と認定させていただき、ブログを通じてエールを贈らせていただいた。引き続き本年もエールを贈らせていただく次第である。

 その一人の浅田真央選手は、今季のGP(フィギュアスケートの国際大会であるグランプリシリーズ)で見事な復活を遂げた。さらに、全日本選手権でも優勝を果たし、1ヶ月後の「四大陸フィギュアスケート選手権(2月8日 - 2月11日)」へ向けて調整を重ねる段階にいる。

 今季の同大会は大阪での開催で、権威の有無が問われるレベルの“大会”でミスを重ねながらも、八百長ジャッジすら指摘されたほどの異様な高得点を上げたとされる南朝鮮の選手も参加とのこと。とあればこれはもう、真摯な浅田選手をはじめ日本選手の表彰台独占を願いつつ、腹の底から一層の力を入れて応援するしかない。
----------

絶えず前向きに

 特に浅田選手は、絶えず前向きに、ひたむきに練習を重ね、その見えざる苦労の積み上げの上で未だ「22歳」という若さで、栄冠の数々を国際大会で重ねて来た日本の宝である。その浅田選手の姿に牽引されるかのように後続の優秀なアスリートが次々と育ち、今や浅田選手の女子のみならず、同種目の男子でも表彰台の1、2、3位を独占しても不思議ではないほどの底上げが見事になされている。

 その浅田選手が、復活のプロセスで持ち前の切り札「トリプルアクセル」を封印しながらも、他の技の精度を底上げして優勝を重ねるまでになった。そこへ、「トリプルアクセル」を解禁すればどのような高得点になるのか。素人の筆者には想像もできないことだが、いよいよ解禁間近の様子とのこと。

20130108004
今季GPシリーズの浅田選手の戦績(表題の讀賣紙面より)
----------

ソチ五輪へ向けて

 明年開催のソチ五輪へ向けて、来る「四大陸フィギュアスケート選手権」もそれにつながる結果となることを願う。日本の宝・浅田真央選手の活躍と、日本選手全員の活躍を心から祈りたい。

  日本の宝・浅田真央選手を応援しよう!

平成25年1月8日
----------

■ 主な関連記事:

メディアは浅田選手を潰すな! 2012/12/09 
-------
祝優勝・浅田真央選手 2012/12/23
-----
浅田真央選手「GPファイナル」圧勝! 2012/12/08  
浅田真央選手がGP10勝目 2012/11/25
真央選手「今季世界最高で首位発進」 2012/11/24 
祝・ダブル優勝 2012/11/04 
祝優勝・浅田真央選手 2012/11/03 
----------

 読者のみなさまには、ご多忙の中、日々新たなご訪問をいただき感謝します。ランキング復活140日目(無休)となり、おかげさまで、この間、元気に更新を重ねることが出来ました。大したブログではありませんが、さらなる応援をお願いし、辛抱強く支えてくださるみなさまに心より感謝します。
----------


日本は毅然とあれ!   

20130108005   
路傍にて(筆者)
----------

携帯からも応援を!↓
http://blog.with2.net/link.php?1405200
---------- 


【頑張れ、日本の宝・浅田真央選手!】 と応援くださる方はクリックを! ↓    
20121103006

2012/12/25(火) 00:45:00 [日本人の底力]

20121210008   

正道をいく調整法
 
20121225001 

浅田真央、トリプルアクセル「来年は入れる」
 フィギュアスケートの全日本選手権上位選手が24日、札幌市内で記者会見し、女子1位の浅田真央(中京大)はトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)への再挑戦について「2013年からは練習で跳べるようになれば、しっかり(プログラムに)入れる。本当の喜びを味わいたい」と語り、今季は封印している大技に意欲を見せた。以上、冒頭より抜粋。/日本経済新聞Web) 平成24年12月24日付記事より参照のため引用
----------

ソチ冬季五輪まであと「1年2ヶ月余」

 本年も浅田真央選手の復活にエールを送り、GPなど、優勝記録をさらに更新する活躍を幾度かクリップさせていただいた。ふと気づけば、2014年の開催とはいえ、ソチ冬季五輪(2月7日開会,同23日閉会)まであと1年2ヶ月。日本選手の大いなる活躍と、とりわけ浅田選手にはリベンジ(2010年バンクーバー大会では2位)へ向けて、応援に力が入って来られる方も少なくないことかと思う。

 表題は、浅田選手が封印していた大技の「トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)」を、明年から試合に向けての練習の段階から取り入れていく。新たな抱負をそう語ったと伝える記事(日本経済新聞)である。

20121225003
動画】浅田真央 トリプルアクセル解禁 全日本選手権前日
-------

正道をいく調整法

 この大技を封印していても、正規の国際大会「GPファイナル(ソチ, 12月8日)」では、今季自己ベストの129.84点、合計196.80で4年ぶり3回目の同大会での優勝を果たしている。それに大技が入ったらどのような高得点になるだろうか、楽しみだ。

 しかし大技の成功に最初から賭けずに、先ず総合的な技をさらに磨き美しさを向上させ、そして、その次に大技を取り入れる。まさに「日本の宝」に共通した、1年、2年というタイムスケールの中で重ねる「正道を行く調整法」と拝察する。

 日本の宝・浅田真央選手に来年も大いなるエールを贈り、ソチ五輪での必勝を祈りたい。

平成24年12月25日
----------

■ 主な関連記事:

メディアは浅田選手を潰すな! 2012/12/09 
-------
祝優勝・浅田真央選手 2012/12/23
-----
浅田真央選手「GPファイナル」圧勝! 2012/12/08  
浅田真央選手がGP10勝目 2012/11/25
真央選手「今季世界最高で首位発進」 2012/11/24 
祝・ダブル優勝 2012/11/04 
祝優勝・浅田真央選手 2012/11/03 
----------

 読者のみなさまには、ご多忙の中、日々新たなご訪問をいただき感謝します。おかげさまでこの126日間は総計400回におよぶ更新を元気に重ねることが出来ました。さらなる応援をお願いし、辛抱強く支えてくださるみなさまに心より感謝します。
----------

日本は毅然とあれ!   

20121225002   
路傍にて(筆者)
----------

携帯からも応援を!↓
http://blog.with2.net/link.php?1405200
----------

【頑張れ、日本の宝・浅田真央選手!】 と応援くださる方はクリックを! ↓    
20121103006 

2012/12/11(火) 06:35:00 [日本人の底力]

banner20121020001  
20110316005
祝・山中伸弥教授「ノーベル賞」受賞

20121211001 
山中伸弥教授がノーベル賞を受賞 iPS細胞、開発から6年
 【ストックホルム共同】2012年のノーベル賞授賞式が10日、スウェーデン・ストックホルムのコンサートホールであり、医学生理学賞の山中伸弥京都大教授(50)が、カール16世グスタフ国王からメダルと賞状を授与され、最高の栄誉を受けた。
-----
 日本人の医学生理学賞受賞は、1987年の利根川進・米マサチューセッツ工科大教授(73)以来25年ぶり2人目で、日本人受賞者は計19人となった。山中教授はことしの受賞者の中で最年少。山中教授は、体のさまざまな組織の細胞になる能力を持つ「人工多能性幹細胞(iPS細胞)」を開発し、開発から6年のスピード受賞となった。共同通信/JP 47 News (Web) 平成24年12月11日付記事より参照のため引用
----------

人命を守る医学に、無尽の可能性を開く快挙

 ノーベル医学生理学賞の受賞、おめでとうございます。山中伸弥教授(京大)が絶えざる基礎研究を経て実現された「人工多能性幹細胞(iPS細胞)」は、人命を守る医学において限りない可能性の扉を開く成果となりました。

 これから10年、30年、50年、さらには100年後以降へと時を移すにつれ、山中教授の成果は、大きさと重みをより一層増して行くに違いありません。

 たとえば、19世紀に電信電話を発明したアレクサンダー・グラハム・ベル教授(ボストン大学)や20世紀にトランジスタを発明したウィリアム・ブラッドフォード・ショックレー博士(ベル研究所)。ならびに、光ファイバの原発明とその送受信のためのデバイス、処理システムを一貫して世に実現した西澤潤一博士(東北大)らの基本発明を見出した先達と同様に、後世から偉人と並び称せられる可能性と資格を有しているものと拝します。
----------

世界中から推薦状殺到

 山中教授への授賞式に先立ち、ノーベル医学生理学賞の受賞者を決定する「カロリンスカ研究所」選考委員会のヨーラン・ハンソン事務局長の談話が、この7日に一部で報じられました。

 談話によれば、「山中伸弥京大教授が2006年にマウスで開発成功を発表した人工多能性(iPS細胞)について、「発表のすぐ後、世界中からノーベル賞にと推薦があった」と語った」とあります。山中教授の成果に、世界中の研究者が「なるほど」と頷き、納得したがゆえの快挙であったことが分かります。

20121211002
東京新聞 平成24年12月7日 夕刊(1面)より
-------
 
 先入観にとらわれずに学理と法則性を追求し、より純粋に基礎研究を進め得る敷島の研究者が、その底力を以って国家の将来の糧となる基本発明の成果を具現し、地上に広く貢献して行く。その新たなさきがけとなられたものと敬愛し、山中教授の今後の益々のご活躍と、また同教授を目標として若き敷島の人材が今後陸続と育ち、誇れる日の丸を世界へ掲げる精鋭が続くことを念願せずにおれません。

 また、日本が恢復へといよいよ向かうに際し、山中教授の快挙は、新たな吉兆とも拝察すべき朗報と思います。

平成24年12月11日
----------

■ 主な関連記事:

闘え、安倍総裁の自民党 9 2012/12/03  人育てる教育再生を
-------
山中教授「ノーベル賞受賞記念講演」拝考 2012/12/08
山中教授、晴れの授賞式へ 2012/12/05
祝・山中伸弥教授「文化勲章受章」 2012/11/03 
日本人の心の励み 2012/10/10 
山中教授「日の丸のおかげ」 2012/10/09 
祝・山中氏・ノーベル医学・生理学賞受賞 2012/10/08  
-----
日本人は最高評価 2011/04/29 
----------

日本は毅然とあれ!   

20121211003   
敷島にて(筆者) 
----------

人気ブログランキング↓
http://blog.with2.net/link.php?1405200
----------

【胸を張れ、先祖代々の敷島人!】 と思われる方はクリックを! ↓   
 baner20121001

2012/12/08(土) 20:28:00 [日本人の底力]

banner20121020001  
20110316005
敷島研究者の特性を発揮

20121208002
「予期せぬ結果と素晴らしい師との出会いが幸運だった」山中教授がノーベル賞受賞記念講演 ストックホルム=内藤泰朗】   ノーベル医学生理学賞を受賞する山中伸弥京都大教授(50)は7日午後(日本時間同日夜)、ストックホルム市内のカロリンスカ研究所で恒例の記念講演に臨み、世界を驚かせた人工多能性幹細胞(iPS細胞)の発見について、「予期せぬ結果と、素晴らしい師との出会いが幸運だった」と振り返った。以上、冒頭より抜粋。/産経新聞Web)平成24年12月8日付記事より資料として参照のため引用
----------

「幸運」を引き寄せた、不倒不屈の研鑽と努力

 ノーベル医学・生理学賞の授賞式(現地時間(ストックホルム)10日夕)へ臨まれる山中伸弥教授(京大)が、受賞者恒例の記念講演(ストックホルム市内のカロリンスカ研究所で開催)に臨まれた。表題は、同講演で、山中教授は、「工多能性幹細胞(iPS細胞)の発見について、「予期せぬ結果と、素晴らしい師との出会いが幸運だった」と振り返った」とその様子を伝える記事(産経新聞)である。今後の有意義な参考のため、小稿にクリップさせていただきたい。

 同教授が折々に口にされる「幸運であった」(要旨)とは、拝察すれば、敷島の研究者らしさが出た謙遜であり、「幸運」を引き寄せたのは、山中教授ご自身の不倒不屈の研鑽と努力であることは謂うまでもない。

 一般に、熱心な学理研究者ほど“浮きy離れしている”かに揶揄(やゆ)されがちだが、さればこそ「研究者」なのである。“浮世”と同じようなことをしていたら、人並みに遊んでいたら満足な研究などおぼつかなくなる。言い換えれば、その身を一心にテーマとする基礎研究へと捧げてこそ、万民住する国家の、将来の国益の糧となし得る業績を見い出せるのである。

 その意義の上で、山中教授が重ねて来られたご苦労には言い知れぬ底深さを拝察する一人である。
----------

努力なければ、「出会い」にも気づかず

 また、山中教授が語られた「素晴らしい師」との出会いも、上述の努力無くしては有り得なかったものと拝察する。スポーツでも仕事でも、資格を取るための道筋においても、自らがより上手になろう、仕事を一人前に出来るようになろう、その資格を取ろう、と前向きに努力する中にこそ「素晴らしい師」を自ら見い出せる。

 言葉は悪いが、人並みに遊んで寝て、食ってまた寝ていては、たとえ「素晴らしい師」となるべく人に出会っていたとしても、ついついそれに気づかずに終わってしまう場合も有るだろう。すべては「自分」次第なのである。
----------

「私には2タイプの師がいる」

 講演で、山中教授は、「私には2タイプの師がいる」として、「一つ目の師として、仮説を否定する実験結果を逆に喜んだ大阪市立大の三浦克之教授ら恩師たちを挙げた。その上で「もう一つの師は自然そのもの。自然は予想しなかったことを教えてくれた」と話した」とある。「人」と「自然」とを「師」に挙げられた点に、さすがの重みを拝察できる。

 実際のアドバイスをくれる恩師や先輩は、事を示し教えてくれる「師」と尊敬して自らがごく率直になれば、そこで視界がまた一つ広がり、新たに見い出せる事柄が有るに違いない。一方、「自然」を「師」とすることは、また「師」となし得て来た点に山中教授の偉大さが有る。

 自然は「法則性」に満ち、且つ「意外性」の宝庫である。それまでの研究とは異なる事象が「自然」の中にもしも見られた場合は、そこで認識を新たにする。偉大な研究者ほど、そのフレキシビリティに富んでいるもので、謙虚に裏打ちされるものだ。そこから「それまでの常識」を塗り替える大発見や法則性を実証し得る。つまり、「ノーベル賞」級の研究の端緒も開けるのである。
----------

敷島研究者の特性

 山中教授を、その苗字から外来系の血筋であるかのように云う妄想の一類がネットに散見されるそうだが、それも貶めのための意図的な情報に他なるまい。山中鹿之助殿の事例を挙げるまでもなく、敷島古来よりの確たる苗字であり、そもそもの同教授の上記にも伺えるメンタリティは、敷島本来の素朴な研究者のものに他ならない。

 業績そのものにも、外来系の特亜人らには到底成し得ない底深さが有る。本年の、一部の勉強会などでお話したことだが、先祖代々の敷島人研究者の特性は、たとえ先端を行く西欧の数分の一にも満たない環境に在っても、その西欧には出来ない、ひいては前人未到の業績を示し得る底力にその一つがある。

 いみじくも、山中教授が「自然」を師とされて来たメンタリティは、且つ敷島の研究者に共通するものであり、とかく宗教書の数学的・物理学的な「翻訳」に近い西欧のスタンスとは一線を画すものだ。言い換えれば、あらかじめの色眼鏡なく「自然」を直視し、「正誤」「真偽」の判別をもとに、正面からごく率直に事象に取り組めるのが敷島の研究者の特性である。

 これからの課題の一つは、豊かな国家観を有する研究者の育成にあるが、その「人」の育成へ大学校を設けるなど、少しでも、と瑣末な身も相応に寄与してまいりたい。世界に向けて、「日の丸のおかけ」と明言された山中教授の益々のご活躍をお祈りすると共に、未だ若い私もその一人だと自覚してはいるが、しかし、数十年後には我もと。若い国思うみなさまが陸続と続かれることを願って止まない。
----------

■ 主な関連記事:

闘え、安倍総裁の自民党 9 2012/12/03 
-------
山中教授、晴れの授賞式へ 2012/12/05
祝・山中伸弥教授「文化勲章受章」 2012/11/03 
日本人の心の励み 2012/10/10 
山中教授「日の丸のおかげ」 2012/10/09 
祝・山中氏・ノーベル医学・生理学賞受賞 2012/10/08  
-----
日本人は最高評価 2011/04/29  
----------

日本は毅然とあれ!  

20121208003  
路傍にて(筆者)
----------

人気ブログランキング↓
http://blog.with2.net/link.php?1405200
----------

【胸を張れ、先祖代々の敷島人!】 と思われる方はクリックを! ↓   
 baner20121001